現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型BMW 5シリーズ 世界初公開 サイズアップに電動化 航続距離582km「i5」も同時デビュー

ここから本文です

新型BMW 5シリーズ 世界初公開 サイズアップに電動化 航続距離582km「i5」も同時デビュー

掲載 11
新型BMW 5シリーズ 世界初公開 サイズアップに電動化 航続距離582km「i5」も同時デビュー

8代目5シリーズ EVも登場

BMWは、8代目となる新型5シリーズ・セダンを発表した。欧州では10月に発売される予定だ。

【画像】BMW最新の高級ミドルサイズセダン【BMW 5シリーズ・セダンおよびBMW i5を写真でじっくり見る】 全69枚

48Vマイルドハイブリッド、PHEV(プラグインハイブリッド)、EVの各種パワートレインを揃え、新たな内外装デザインと車載システムを採用。現行モデルと比較して、サイズも一回り大型化している。

新型5シリーズ・セダンのボディサイズは、全長5060mm(現行より97mm拡大)、全幅1900mm(同32mm拡大)、全高1515mm(同36mm拡大)。ホイールベースは20mm延長され、2995mmとなった。

5シリーズ初となる完全電気駆動のEVモデルには「i5」という名称が与えられた。新型i5には2種類の仕様が用意されており、後輪駆動のi5 eドライブ40は最高出力340ps/250kW、最大トルク43.8kg-m(430Nm)を発揮する。0-100km/h加速6.0秒、最高速度193km/hとされている。

四輪駆動のi5 M60 xドライブは、ツインモーターで最高出力601ps/442kWと最大トルク83.6kg-m(820Nm)を発生する高性能モデルで、Mパフォーマンス独自のデザインが施されている。Mスポーツ・ブーストまたはMローンチ・コントロール機能を作動させると、フルパワーが開放され、0-100km/h加速3.8秒、最高速度230km/hに達する。

いずれも容量81.2kWhのバッテリーをアンダーボディに搭載し、欧州WLTPによる航続距離はi5 eドライブ40で497~582km、i5 M60 xドライブが455~516kmとされる。また、WLTP複合電力消費量は、前者で18.9~15.9kWh/100km、後者で20.6~18.2kWh/100kmとなっている。

i5は標準で最大11kW、オプションで最大22kWのAC充電に対応する。最大205kWのDC急速充電では、約30分で10~80%の充電が可能だという。

48Vシステム導入 PHEVは来春

ガソリンおよびディーゼルエンジンには、48Vのマイルドハイブリッド技術が導入され、新しい8速ステップトロニック・スポーツ・トランスミッションが標準で組み合わされる。

欧州では、最高出力208ps/153kWを発揮する4気筒ガソリンの520i、最高出力197ps/145kWの4気筒ディーゼルの520dおよび520d xドライブが投入される。

また、2024年春には19.4kWhのバッテリーを搭載したPHEVや、直列6気筒ディーゼル搭載車も登場予定だ。i5の新たなモデルも、2024年内に登場するという。

BMWは、ミドルサイズセダンとしては最長クラスのホイールベース、前後トレッド幅の拡大、前後重量配分50:50により、「最大限のスポーティさ」を追求したという。軽量化やボディ・シャシー剛性向上にも力を入れているとのこと。

新型5シリーズには、可変ステアリング比のスポーツステアリングを標準装備し、オプションとしてMスポーツ・サスペンション、Mスポーツ・ブレーキ、電子制御ショックアブソーバーなどを設定している(i5 M60 xドライブには標準装備)。

ホイールは18インチまたは19インチが標準で、最大21インチの軽量アロイとパフォーマンスタイヤは、オプションとして設定される。

車載ディスプレイでゲームも可能に

エクステリアとしては、新しいBMWのデザイン言語を踏襲しつつ、フロントエンドに伝統的なキドニーグリル(i5ではブラックパネル)を採用している。サイドビューからリアにかけて力強さを強調する筋肉質なラインを描き、リアエンドのL字型テールライトは上下分割式とされた。

フラッシュ式ドアハンドルやフラットなアンダーボディ形状により空力特性を改善し、i5 eドライブ40では、空気抵抗係数を示すCd値は0.23とされている。

インテリアでは、8.5世代のiドライブ・システムを搭載し、「クイックセレクト」機能によって使いやすさが改善されているという。ホームスクリーンのデザインが一新され、運転席側に縦に機能アイコンが配置されたことで、サブメニューに切り替えることなく、直接機能にアクセスできるのが特徴だ。

また、ディスプレイではビデオストリーミングが可能で、エアコンソール社のプラットフォームにより車載ゲームも利用できる。i5の充電中の待ち時間など、車両が停止している間に家庭用ゲームをプレイすることができる。

BMWのデジタルキー・プラスに対応し、スマートフォンやスマートウォッチをキーとして利用できるほか、オプションのパーキング・アシスタント・プロフェッショナルを装着すると、最大200mの自動駐車を車内または車外からスマートフォンでコントロールできるようになる。

新型BMW 5シリーズの価格はまだ公表されていない。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
レスポンス
新しいF1レースディレクター、ドライバーたちは好印象「これまでで最高のドライバーズブリーフィングだった」
新しいF1レースディレクター、ドライバーたちは好印象「これまでで最高のドライバーズブリーフィングだった」
motorsport.com 日本版
ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
AUTOSPORT web
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
くるまのニュース
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
バイクのニュース
初日最速のハミルトン「なぜトップに立てたのか分からない」メルセデス/F1第22戦
初日最速のハミルトン「なぜトップに立てたのか分からない」メルセデス/F1第22戦
AUTOSPORT web
これでヤリクロ&ヴェゼルを撃墜! 日産キックスは豪華になって2025年登場か!?
これでヤリクロ&ヴェゼルを撃墜! 日産キックスは豪華になって2025年登場か!?
ベストカーWeb
三菱「デリカD:5」をファミリーカーとしてギリギリカスタム! 1.5インチのさりげないリフトアップに「オープンカントリーR/T」がベストマッチ
三菱「デリカD:5」をファミリーカーとしてギリギリカスタム! 1.5インチのさりげないリフトアップに「オープンカントリーR/T」がベストマッチ
Auto Messe Web
2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に
2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に
AUTOCAR JAPAN
「個タク」って「個人のクルマ」なのになんで「白いボディに青い帯」ばっかり? ボディカラーに決まりはあるのか
「個タク」って「個人のクルマ」なのになんで「白いボディに青い帯」ばっかり? ボディカラーに決まりはあるのか
WEB CARTOP
[15秒でニュース]アウディ『TT』生産終了…名車がラインアップから退く
[15秒でニュース]アウディ『TT』生産終了…名車がラインアップから退く
レスポンス
まさかの急展開! タナクのクラッシュでヌービル戴冠確定。トヨタにビッグチャンス到来|WRCラリージャパンDAY4午前
まさかの急展開! タナクのクラッシュでヌービル戴冠確定。トヨタにビッグチャンス到来|WRCラリージャパンDAY4午前
motorsport.com 日本版
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
くるまのニュース
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
バイクのニュース
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
AUTOCAR JAPAN
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
レスポンス
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
motorsport.com 日本版
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス

みんなのコメント

11件
  • もうサイズが一回り大きいじゃん。
    スタイリッシュさが皆無だな。
    7は中華ロールスロイスみたいになったし。
  • 高性能なんだろうけどレクサスよりちゃちくみえちゃうね
    どうしちゃったのか?
    昔は何選んでもカッコよかったのに
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村