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スーパーGT第8戦富士|決勝レポート(GT300):61号車スバルBRZ悲願の王者に輝く。60号車GRスープラが今季2勝目

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スーパーGT第8戦富士|決勝レポート(GT300):61号車スバルBRZ悲願の王者に輝く。60号車GRスープラが今季2勝目

 2021年スーパーGTシリーズ第8戦(最終戦)の決勝レースが、11月28日に富士スピードウェイにおいて行なわれ、60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)が第2戦富士以来となる今季2勝目を挙げた。また3位でゴールした61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が悲願の初チャンピオンを獲得した。

 予選日同様晴天となった決勝日の富士スピードウェイ。前日のような冷たい風はなく、気温も13℃と暖かくなった。2周のフォーメーションラップを終え13時6分にスタートしたレースは、ポールシッターの61号車BRZの井口が逃げ、これを2周目の最終コーナーで2番手に順位を上げた60号車スープラの河野、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合宏汰)の川合、88号車JLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)の元嶋、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)の菅沼が追う展開となった。

【リザルト】スーパーGT第8戦富士|決勝順位

 7周目のダンロップコーナーで接触があり動けなくなった車両を排除するためにセーフティカーが出動し、61号車BRZが築いていた2秒のマージンは帳消しに。隊列が組み直され12周目からリスタートすると、61号車BRZ、60号車スープラ、52号車スープラの3台がひとかたまりとなった。そんな中、19周で52号車スープラが早めのピットインを行ない、吉田に交代。ピット作業も31秒と短く終えた。また23周目の1コーナーで、60号車スープラが61号車BRZを抜きトップに立った。

 27周で61号車BRZがピットインして山内に交代するが、給油に時間がかかり40秒を要した。翌28周で60号車スープラもピットインして吉本に交代。こちらは36秒で作業を済ませた。

 上位陣がピットインを済ませると、実質的なトップは52号車スープラの吉田となり、これに60号車スープラの吉本、65号車メルセデスの蒲生が続き、さらに4号車グッドスマイル初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)の谷口、88号車ランボルギーニの小暮、61号車BRZの山内の3台が4番手を争う形となった。

 その後、ポイントランキング3番手につけ、61号車を抜きたい55号車ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)の佐藤が4番手争いの集団に接近。さらにその3秒後方には、61号車BRZと7点差でランキング2位の56号車リアライズ日産自動車大学校GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)のオリベイラが迫っていた。

 そして47周目の1コーナー、61号車BRZを抜きに行った55号車NSXが、GT500車両と接触して後退。51周目には何とトップの52号車スープラの左リヤタイヤがバーストしてピットイン。53周目には88号車ランボルギーニの左リヤタイヤがパンクしてスロー走行と上位陣が次々と脱落。60号車スープラが再びトップに立ち、これに65号車メルセデスが続いた。また4号車メルセデス、61号車BRZ、56号車GT-Rの3台が3番手争いを展開した。そして60周目のヘアピンで61号車BRZが4号車メルセデスを捕らえ、ついに3番手に浮上することになった。

 結局GT300クラスは61周でチェッカーとなり、60号車スープラが今季2勝目。65号車メルセデスが2位、61号車BRZが3位で表彰台を獲得した。

 そしてこの3位に入ったことで、61号車BRZが2021年シーズンのスーパーGT、GT300クラスのチャンピオンを獲得。井口と山内のコンビになって7年目で、念願のタイトル獲得を果たすことになった。

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