現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ハーレーの印象が劇的に変わる「Sportster S」とは? 『小野木里奈の○○○○○日和』

ここから本文です

ハーレーの印象が劇的に変わる「Sportster S」とは? 『小野木里奈の○○○○○日和』

掲載 更新 6
ハーレーの印象が劇的に変わる「Sportster S」とは? 『小野木里奈の○○○○○日和』

■カラーリングからもセンスの良さを感じる

 皆さん、こんにちは!小野木里奈です。先日、大磯ロングビーチで開催された、JAIA(日本自動車輸入組合)主催の試乗会に参加してきました。去年に引き続き、今年も参加することができてとても嬉しいのですが、一方で1年が経つのってあっという間だなぁと改めて感じます。海外二輪車がこんなにたくさん勢揃いして試乗できる機会に中々出会えないので、無事に今年も開催できて本当によかったです。

ヤマハ「VMAX」復活!? 米国ヤマハが予約開始 日本での販売は?



 さて、今日ご紹介するバイクは、ハーレーダビットソンの「2022 Sportster S(スポーツスターS)」でございます。私が試乗したカラーは、ビビッドブラック。Sportster Sのカラー展開は、全部で3色となっており、個人的にはホワイトサンドパールも個性的で惹かれてしまいます。

ノーマルのデザインで、どれだけセンス良いのですか!!

採用されているブラックと渋みのあるブラウンゴールドの組み合わせが、私はとても好き。ただの明るいゴールドでなく、栗色のような深みのあるカラーが特にツボで、タンクに描かれているロゴのデザインにも新しさを感じます。

まだまだバイクの知識が浅いので、ハーレーのカラーリングというと私の中で黒とシルバーで、クルーザースタイルのイメージがとても強かったんです。だからこそ、このバイクを試乗するとなった時、「え?これハーレーなの?」と何度もロゴを確認してしまいました。



 確かにハーレーダビットソンとタンクに書いてあります(笑)

 ハンドル周りを見ると、液晶カラーパネルのメーターが備わっていてとっても見やすく、よく見たらミラーがハンドルについているのも面白いデザインですね。

 タイヤも太めでマフラーは右側から2本出ています。全体的にどっしりとした印象で、この点はやはりハーレーらしさを感じます。クルーザーのようでスポーツタイプな要素もあるし、デザインはこれまで私が乗ってきたハーレーとも違う…不思議ですが格好良い外見ですよね。



 それでは、恒例の足つきチェックでございます。私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高は765mmと、足つき性は大型バイクの中でもまぁまぁ車体を支えやすい印象。Sportster Sの総排気量は1252ccで車両重量が228kg。どっしりとした外見の通り、やはり重さもあります。でも足がつくので、駐停車する時は自分でなんとか支えられそうです。

 以前は、このクラスのバイクを扱うことがとても怖く、今回久しぶりに200kg超えの車両を扱ってみたら慣れてきた自分がいました。ちゃんとバランスを取ればSportster Sのような重さがあるバイクでも少しずつ扱えるようになるんだな、ということも実感できました。



 それでは、いよいよエンジンスタートです。ヒュルルルと風がなびいたような音の中に、乾いた低く吹き抜けるような音が広がります。振動もブルブルと感じてきて、ワクワク感を高揚させます。この音も、これまで乗ってきたハーレーのようなドッドッドッという音は全然聞こえてきません。



 ハンドル周りにはスイッチがたくさんあり、ライディングモードを切り替えられます。ライディングモードは「ロード・スポーツ・レイン」に切り替え可能で、さらに自分オリジナルのカスタムモードも作成できます。ただ、今回はロードモードのみで走らせることにしました。

■新しいバイクの乗り味を教えてくれる「Sportster S」

 走っていると、この運転姿勢が独特でちょっと最初は困惑。クルーザータイプでもないし、スポーツタイプでもありません。というよりも、あえて両方の運転姿勢を合わせた感じと答えた方がいいかもしれません。



 下半身はクルーザータイプ、上半身はネイキッドタイプに乗っているような感覚です。どちらかというとスポーツタイプに乗ることが多い私なので、下半身だけ前方に添えているのが乗った瞬間は違和感があります(笑)

 それでも乗り続けていくと、段々この新しい乗り方が馴染んできます。ニーグリップというよりも、クルーザータイプのようにお尻でバランスを取っていく感覚。そして、1252ccのエンジンから発生される大きなパワーは、アクセルを回すたびに軽々と加速し、この乾いた低い排気サウンドも実に心地いい。Sportster Sの運転姿勢といい、他では中々味わうことができない乗り味かもしれません。あとはこのどっしり感が、地面をしっかりつかんでいる感覚があり、安定感を感じました。



 コーナリングは運転姿勢に慣れない時には難しく感じていたのですが、馴染んできた頃にはそんなに大きく動かそうと思わなくても意外と楽に曲がるなぁと感じます。もっと一生懸命動かさなきゃいけないのかなと思っていたのでこの快適さには驚かされました。

 色んな点で新しさを発見できるSportster Sからは、これまでに乗ってきたハーレーと見た目や乗り味などの違いがあり、「ハーレーってこんなバイクも作っていたんだ」というのが最初の印象。特に私が気に入ってしまったのが車体デザイン。黒とブラウンゴールドは最も好きなカラーリングの一つなので、どうしても目がいってしまいます。



 そして、Revolution?Max 1250Tエンジンを搭載した車体ですが、なんとか1人でも取り回しができるのは魅力的。ハーレーの新しい一面を見せてくれた「2022 Sportster S」、気になる方はぜひお試しください。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ヤマハ新型『YZF-R9』は3色展開で「扱いやすいモデル」に。2025年からWSSPでも導入/全日本ロード
ヤマハ新型『YZF-R9』は3色展開で「扱いやすいモデル」に。2025年からWSSPでも導入/全日本ロード
AUTOSPORT web
[売り上げ絶不調車]の汚名返上!! 先代の失敗を見事リカバリーしたクルマたち
[売り上げ絶不調車]の汚名返上!! 先代の失敗を見事リカバリーしたクルマたち
ベストカーWeb
フェルスタッペン、今季6基目のホンダエンジンを投入し、日曜日の決勝レースで5グリッド降格……ペレスはシャシーを交換
フェルスタッペン、今季6基目のホンダエンジンを投入し、日曜日の決勝レースで5グリッド降格……ペレスはシャシーを交換
motorsport.com 日本版
キャデラック、『XT6』など中軸SUVの2車種が価格改定。『XT5』は仕様変更も
キャデラック、『XT6』など中軸SUVの2車種が価格改定。『XT5』は仕様変更も
AUTOSPORT web
ノリス最速。下位に沈んだレッドブルは爪を隠す? 代役ベアマン3番手。角田裕毅12番手|サンパウロGP FP1
ノリス最速。下位に沈んだレッドブルは爪を隠す? 代役ベアマン3番手。角田裕毅12番手|サンパウロGP FP1
motorsport.com 日本版
2025年3月に運転免許が変わる! ぜったい覚えたい[マイナ免許証]の長所と短所
2025年3月に運転免許が変わる! ぜったい覚えたい[マイナ免許証]の長所と短所
ベストカーWeb
F1サンパウロFP1速報|ノリスが最速。ラッセル、代役参戦ベアマンが続く……角田裕毅12番手
F1サンパウロFP1速報|ノリスが最速。ラッセル、代役参戦ベアマンが続く……角田裕毅12番手
motorsport.com 日本版
WEC最終戦バーレーンが開幕。プジョー94号車がFP1最速、タイトル争いはポルシェ好調
WEC最終戦バーレーンが開幕。プジョー94号車がFP1最速、タイトル争いはポルシェ好調
AUTOSPORT web
ブラジルでF1の放映権争いが勃発。大手テレビ局2社が来季2025年の契約を主張
ブラジルでF1の放映権争いが勃発。大手テレビ局2社が来季2025年の契約を主張
AUTOSPORT web
【衝撃価格】240万円切り!? 人気すぎ[ジムニー]生産追い付かず”5ドア”はいつ来る? 日本導入が厳しいワケ
【衝撃価格】240万円切り!? 人気すぎ[ジムニー]生産追い付かず”5ドア”はいつ来る? 日本導入が厳しいワケ
ベストカーWeb
ロールス・ロイスの「ロールズ」と「ロイス」の才能を結びつけた男…スピリット・オブ・エクスタシーを発案した「クロード・ジョンソン」とは
ロールス・ロイスの「ロールズ」と「ロイス」の才能を結びつけた男…スピリット・オブ・エクスタシーを発案した「クロード・ジョンソン」とは
Auto Messe Web
シューマッハー残留か、マコウィッキ加入もあるか。アルピーヌの2025年ラインアップはまもなく確定へ
シューマッハー残留か、マコウィッキ加入もあるか。アルピーヌの2025年ラインアップはまもなく確定へ
AUTOSPORT web
SPKのeスポーツチームが2024年もトップリーグで激闘! 強力なドライバー陣で頂点目指す
SPKのeスポーツチームが2024年もトップリーグで激闘! 強力なドライバー陣で頂点目指す
くるまのニュース
361psの「RWD」がベスト? 最新 ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 精緻な操舵感へ惹かれる
361psの「RWD」がベスト? 最新 ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 精緻な操舵感へ惹かれる
AUTOCAR JAPAN
高級セダン乗りに吉報! 人気の「ウェッズスポーツSA-27R」に19&20インチが追加で大口径車にベストマッチです
高級セダン乗りに吉報! 人気の「ウェッズスポーツSA-27R」に19&20インチが追加で大口径車にベストマッチです
Auto Messe Web
もうひとりのキーマン。ホンダ好結果の要因。小椋藍への期待/MotoGPの御意見番に聞くタイGP
もうひとりのキーマン。ホンダ好結果の要因。小椋藍への期待/MotoGPの御意見番に聞くタイGP
AUTOSPORT web
アストンマーティン、F1サンパウロGPで“鈴鹿仕様”のフロア再投入へ。最新版は期待されたパフォーマンスを発揮せず
アストンマーティン、F1サンパウロGPで“鈴鹿仕様”のフロア再投入へ。最新版は期待されたパフォーマンスを発揮せず
motorsport.com 日本版
【実際に購入 オーナーのレポート】日産リーフを3台乗り継ぎ13年、ZE1型3度目の車検
【実際に購入 オーナーのレポート】日産リーフを3台乗り継ぎ13年、ZE1型3度目の車検
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

6件
  • このバイク、低速で切れ込む癖が結構強いな
    それを抑え込むのに多少腕力を要する
    ステップもフォワードタイプで小柄な人には
    ギアチェンジしにくいと思う
    後から出たナイトスターの方がむしろ日本人向きかも
  • 女の子に丁度良いバイクだ♪
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村