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【新型シビック初公開】ホンダ、11代目のプロトタイプを米国発表 タイプRも デザイン刷新 シャシー強化

掲載 更新 2
【新型シビック初公開】ホンダ、11代目のプロトタイプを米国発表 タイプRも デザイン刷新 シャシー強化

まったく新しい11代目シビック

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

【画像】新型ホンダ・シビック・プロトタイプ【歴代モデルと写真で比較】 全211枚

ホンダは17日、ライブ・ストリーミング・サービスのTwitchで、新型シビックのプロトタイプを公開した。スタイリングの刷新、ボディとシャシーのアップグレード、新技術の採用により、全く新しい11代目へと生まれ変わった。

公開されたのは新色のソーラーフレアパールを施したプロトタイプだが、市販モデルでもこのスタイリングは維持されるはずだ。

ホンダによると、11代目シビックは、ロー&ワイドなスタンス、クリーンで洗練されたディテール、開放感のあるキャビンなど、時代を超えたホンダ・デザインからインスピレーションを得ているという。

バリエーションとして、セダン、ハッチバック、Si、そしてタイプRも設定される。

日本や米国で高い人気を得てきた先代モデルの魅力を高め、より幅広い世代に受け入れられるよう新要素を随所に盛り込んでいる。Twichでデビューさせたのも、若いユーザーにアピールする狙いがあるようだ。

ホンダの米国法人のデイブ・ガードナー上級副社長は、次のように述べている。

「シビックは常に期待を超えてきました。新型では、人間を中心としたデザイン、優れたダイナミクス、スタイル、安全性能、そして運転の楽しさを備え、コンパクトカーの基準を打ち立ててきたシビックの伝統を引き継いでいます」

時代を超えたエクステリアデザイン

ホンダは、テクノロジーとデザインは乗員のためにあるという「マン・マキシマム/メカ・ミニマム(M/M思想)」をベースにスタイリングを再構築。

全高やヒップポイントの低さなどは先代モデルを継承しつつ、シビックの伝統的なデザイン思想である「薄くて軽い」ボディデザインを採用。ボンネットやフロントフェンダー、ベルトラインを低くすることでスポーティな雰囲気を演出している。

また、Aピラーを後方にスライドさせたり、サイドミラーの位置をドア側に移動させたりするなど、視認性の確保に注力している点も特徴だ。

フロントマスクは、ヘッドライト下の直立グリルをオフセットさせるなど、水平基調のデザインを採用。

また、キャビンをボディ後方に移動させ、ボンネットを長くすることで、伸びやかなサイドビューを実現している。

ホンダによると、フロントフェンダーからテールランプに向かって緩やかな弧を描くシャープなショルダーラインは、全体のデザインに連続性を持たせ、リアフェンダーから上昇するRラインは、静止した状態でも「動き」を感じさせるものになっているという。

リアはワイド感と安定感を強調した新しいテールランプを採用し、トランクリッドのエッジにより遊び心を演出しながら空力性能を高めた。

インテリアと安全装備を向上

エクステリアと同様に、インテリアも先代モデルのすっきりとしたラインを継承しつつ、モダンなデザイン要素と最新テクノロジーを導入。人間工学と視認性に基づいて再設計された。

インパネは、ドアトリムとダッシュボードのラインを調和させ、カットラインや継ぎ目を最小限に抑えた、すっきりとしたデザインとなっている。ハニカムメッシュのアクセントは、デザイン性を高めるだけでなく、エアコンの吹き出し口を隠す役割も果たしている。

また、メーター類のデジタル化や、ダッシュボード中央に配置された9インチのフルHDディスプレイオーディオ・タッチスクリーンなど、新技術を複数導入している。

安全装備として運転支援システム「ホンダセンシング」を改良し、新しいエアバッグを採用するなど、複数のアクティブ/パッシブセーフティシステムを導入。さらに、乗員と歩行者の衝突保護性能を向上させたホンダのACEボディ構造の新バージョンを採用している。

また、ホンダによると、ボディ剛性を高めたことで乗り心地やハンドリングも向上しているという。

米国とゲーム空間に焦点

シビックの主戦場は米国だ。

先代モデルは2015年の発売以来、150万台以上を売り上げた。1973年に初代が登場して以降、約1200万台が販売され、過去47年間で米国で最も売れたクルマのトップ3に入るなど、大きな成功を収めている。

ミレニアル世代を中心に支持を集め、Z世代と呼ばれる若いユーザーからも高い人気を獲得。

11代目は、インディアナ州グリーンズバーグの工場で生産される。米国では国内生産へのこだわりが強く、ホンダも同国内で40年以上にわたって生産を続けてきた。

シビックは1986年にオハイオ州での生産を開始。現在はインディアナ州グリーンズバーグとカナダのオンタリオ州アリストンの2つの工場で生産されている。

また、ホンダはゲームとeスポーツにも積極的に取り組む姿勢を示しており、米国ではプロゲームチーム(Team Liquid)とリーグ(Riot Games League of Legends Championship Series)のスポンサーとなっている。

Twitchでは3年前からゲーム配信チャンネル「Honda Head2Head」を運営している。

Twitchの1日平均訪問者数は1750万人に達している。今回、Head2Headのチャンネル上で新型シビックのプロトタイプを公開することで、ホンダはゲーム空間での存在感をさらに高めようとしている。

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みんなのコメント

2件
  • 現行モデルに比べてシンプルな外観になったってことも言われてるけど、そんな車は他にもあるんだから、トンガッたのを出してほしい。ボディタイプはTYPER含めて何種類か出るんだろうけど、日本での取り扱いが気になる。
  • ホンダはいつも一個飛ばしなんやな…成功した後に出すもんは必ず残念な感じになる。現行型からのこれは無いやろ~
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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