日本自動車連盟(JAF、藤井一裕会長)は、2020年11、12月に実施したコロナ禍におけるユーザーの移動手段やドライブに関する意識調査の結果をまとめ、特設ウェブサイト「新しいドライブのカタチ」で公開した。そこでは回答者の3人に1人が「春までにドライブしたい」としたほか、9割超が「クルマでの移動は感染対策にメリットがある」と考えていることが分かり、コロナ禍を機にクルマの楽しさや利便性が改めて評価される様子が示された。JAFはアンケート結果を新しいカーライフの参考にしてほしいとした。
今年の春までに「ドライブに行きたいか」の質問では全体の回答率(33・6%)を、20歳代(45・6%)が上回り、若年層でドライブを楽しみにする人が多いことが分かった。
後席座席のシートベルト着用率、一般道の平均は40% 高速道は76%
またドライブに行く場所の「混雑具合を気にするか」と質問したところ「とても気にする」が72・7%、「まあ気にする」が23・8%となりこれらの合計は9割超え。ほとんどの人が“密”を気にしていることが分かった。
コロナ禍で公共交通機関の利用を取りやめ「車での移動が増えたか」の質問では、14・2%が「増えた」と回答。これを居住地別に見ると、東京を含む首都圏では「増えた」が43・4%で他地域の2倍以上の構成比になった。公共交通機関を主な移動手段とする人が多い首都圏では、密を避けるため車を利用する人が増えたのではと分析した。
車に乗る際の「感染対策を意識するか」では「意識する」が43・8%、「まあする」が37・5%。これらの合計は8割近くとなり意識する人が多数派であることが分かった。感染対策(複数回答)では「ハンドルなどを拭いて消毒」が74・4%、「車の中でもマスクをつける」が61・7%。このほか「他人を乗せない」「換気をこまめに行う」などの回答率が過半数を超えた。
同調査は20年11月13~12月31日にかけてアンケート形式で実施。5千人超の回答者を集めた。
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