現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【ランドローバー・ディスカバリー@JAIA輸入車試乗会】本格SUVの重厚な走りとモダンブリティッシュデザインの融合

ここから本文です

【ランドローバー・ディスカバリー@JAIA輸入車試乗会】本格SUVの重厚な走りとモダンブリティッシュデザインの融合

掲載 更新
【ランドローバー・ディスカバリー@JAIA輸入車試乗会】本格SUVの重厚な走りとモダンブリティッシュデザインの融合

毎年恒例となっているJAIA(日本自動車輸入組合)の「輸入車試乗会」が、今年も神奈川県西部にある大磯プリンスホテルで開催された。今回はイギリス、フランス、ドイツ、スウェーデン、アメリカのSUV計7台をはじめ、最新の輸入車総計10台を一挙に試乗。いずれもホテル敷地内での撮影と、近隣の一般道および自動車専用道路の西湘バイパスでの試乗を合わせて各45分間という短い時間ではあったものの、各車のお国柄とブランドの個性を明確に感じ取ることができた。

ランドローバーの中ではディフェンダー、レンジローバーに次ぐ歴史の長さを持つディスカバリーは、日本では2017年4月より新型5代目の販売がスタート。内外装は最新のイギリス車らしい極めてモダンかつ高級感溢れるものとなり、ボディは全体の85%にアルミが使用され最大360kgも軽量化された。

【アウディSQ5@JAIA輸入車試乗会】掛け値なしに乗用車感覚で運転できるメキシコ生まれ・アウトバーン育ちの高性能SUV

だが、ボディ同色Cピラーや、後端が盛り上がったステップドルーフ、後ろの席ほど着座位置が高いスタジアムシート、そして本格SUVとしての多彩かつ高機能な4WDシステムなど、歴代モデルの伝統は堅持されている。

今回試乗したのは、上級グレード「HSEラグジュアリー」に258ps・600Nmを発する3L V6ディーゼルターボエンジン+8速ATを搭載したモデル。360kgもの軽量化と275/45ZR21 110Wのグッドイヤー・イーグルF1 SUV 4×4を装着した効果は大きく、2410kgもの車重にしては軽快なハンドリングとなっているが、絶対的にはゆったりしており、本格SUVらしい重厚な走り味は新型でも健在だ。

一方でボディ剛性は極めて高く、悪路走破性と操縦安定性、乗り心地のバランスを取るのが最も困難なSUVでありながら、極低速域でもフラットライドに終始し乗り心地は抜群。また、3Lディーゼルのトルクがこの車重とボディ剛性、走り味に絶妙にマッチしており、2.4t超の巨体を過不足なく加速させることができた。

ただし、車両本体価格は9,417,000円、これにプレミアムメタリックペイント(193,000円)、21インチアルミホイール(210,000円)、5+2シート(288,000円)、シートヒーター&クーラー(273,000円)、アドバンスド・パークアシスト(169,000円)、テレインレスポンス2(148,000円)、リアシートエンターテイメントシステム(310,000円)など、総計2,013,000円ものオプションが装着され、税金・諸経費別で11,430,000円に達している。

そのうえ、先代より一回り大きくなったボディは全長×全幅×全高は4970×2000×1895mmと、日本の大半の駐車場で枠をはみ出しかねないサイズとなった。

ホンダ傘下時代の初代がCセグメントに属し、税別299万円で購入できるグレードも用意されていた時代を知る筆者としては、まさに隔世の感がある。その走りと質感は比較にならないほど進化したものの、一部の富裕層以外には完全に手の届かない存在となった現在のディスカバリーには、率直に言って一抹の寂しさを禁じ得ない。

【Specifications】
<ランドローバー・ディスカバリーHSEラグジュアリー ディーゼル(4WD・8AT)>
全長×全幅×全高:4970×2000×1895mm ホイールベース:2925mm 車両重量:2410kg エンジン形式:V型6気筒DOHC直噴ディーゼルターボ 排気量:2992cc ボア×ストローク:84.0×90.0mm 圧縮比:16.1±0.5 最高出力:190kW(258ps)/3750rpm 最大トルク:600Nm(61.2kgm)/1750rpm JC08モード燃費:11.6km/L 価格:9,217,000円

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
くるまのニュース
アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
Merkmal
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
ベストカーWeb
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
WEB CARTOP
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
AUTOSPORT web
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
レスポンス
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
乗りものニュース
あれぇぇ!? [ノートオーラNISMO]と[シビックRS]を比較してみると意外な結果
あれぇぇ!? [ノートオーラNISMO]と[シビックRS]を比較してみると意外な結果
ベストカーWeb
レゴ、F1全チームをテーマにした製品を2025年1月1日から販売開始。往年の名車ウイリアムズFW14Bなど“オトナ向け”製品も3月に発売
レゴ、F1全チームをテーマにした製品を2025年1月1日から販売開始。往年の名車ウイリアムズFW14Bなど“オトナ向け”製品も3月に発売
motorsport.com 日本版
ホンダが「凄い施設」を初公開! 夢の「全固体電池」実現に一歩前進!? パイロットラインを栃木で披露
ホンダが「凄い施設」を初公開! 夢の「全固体電池」実現に一歩前進!? パイロットラインを栃木で披露
くるまのニュース
ラリージャパン2024がついに走行開始。シェイクダウン1走目の最速はヌービル/WRC日本
ラリージャパン2024がついに走行開始。シェイクダウン1走目の最速はヌービル/WRC日本
AUTOSPORT web
ダイハツが新型「軽SUV」発表! 打倒「ジムニー!?」な“5ドア”モデル登場! タフすぎる「ゴツ顔×カクカクボディ」採用した“新型タフト”138万円から発売!
ダイハツが新型「軽SUV」発表! 打倒「ジムニー!?」な“5ドア”モデル登場! タフすぎる「ゴツ顔×カクカクボディ」採用した“新型タフト”138万円から発売!
くるまのニュース
MotoGPマシンデビューの小椋藍選手 初走行の印象は……【MotoGPバルセロナ公式テスト】
MotoGPマシンデビューの小椋藍選手 初走行の印象は……【MotoGPバルセロナ公式テスト】
バイクのニュース
ゼンリン、パナソニックのカーナビ「Strada」向け最新地図データ発売へ…12月2日
ゼンリン、パナソニックのカーナビ「Strada」向け最新地図データ発売へ…12月2日
レスポンス
下取り額爆上がり? アルヴェルのドアの速さまで変えられるトヨタの[KINTO FACTORY(キントファクトリー)]がすごい!
下取り額爆上がり? アルヴェルのドアの速さまで変えられるトヨタの[KINTO FACTORY(キントファクトリー)]がすごい!
ベストカーWeb
チャンピオン争いで明暗を分けた要因と変化がもたらす2025シーズンへの期待/MotoGPの御意見番に聞くソリダリティGP
チャンピオン争いで明暗を分けた要因と変化がもたらす2025シーズンへの期待/MotoGPの御意見番に聞くソリダリティGP
AUTOSPORT web
メルセデスが好発進、ハミルトンがトップタイム。RB勢は下位に沈み角田裕毅19番手|ラスベガスGP FP1
メルセデスが好発進、ハミルトンがトップタイム。RB勢は下位に沈み角田裕毅19番手|ラスベガスGP FP1
motorsport.com 日本版
ヤマハとホンダがコラボ展示! バイクSFアニメ『Tokyo Override』劇中車の『YZF-R1』&『CB1300』が渋谷に登場
ヤマハとホンダがコラボ展示! バイクSFアニメ『Tokyo Override』劇中車の『YZF-R1』&『CB1300』が渋谷に登場
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

982.01264.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.81188.0万円

中古車を検索
ディスカバリーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

982.01264.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.81188.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村