英国ジャガー・ランドローバーは2024年12月2日(現地時間)、ブランドの再構築を象徴する新生ジャガーのDESIGN VISION CONCEPT(デザイン ビジョン コンセプト)「TYPE 00(タイプ00)」を米国のマイアミ・アートウィークにおいて発表した。
創業から90周年を迎えるジャガーは、2030年までに全車両にピュア電気自動車のBEVを設定し、“ラグジュアリーBEVブランド”を目指すと予告。また、新生ジャガーの各モデルは専用の「JEA(Jaguar Electric Architecture)」を採用し、WLTPモードで770km(478マイル)、EPAモードで692km(430マイル)の最大航続距離と、約15分で321km(200マイル)分を急速充電できることをターゲットに開発を進めている。
ジャガーのブランドロゴが刷新。“リーパー”キャットもデザイン変更
ジャガーの創業の信念である“Copy Nothing(何もののコピーでもない)”に回帰して製作し、車名にジャガーのシンボリックなモデル「E タイプ(E-TYPE)」等にちなんだ車名を冠したコンセプトカーのTYPE 00は、将来のジャガー車にインスピレーションを与える力強いステートメント、憧れ、大胆なフォルムと豊かなプロポーションを備えたことがトピック。長いボンネット、流れるようなルーフライン、ファストバックのプロファイル、ボートテールなどでドラマチックなシルエットに仕立て、これまでの電気自動車(EV)の常識を覆すスタイリングを創出する。今回の発表では、マイアミの街の象徴的な建築物に敬意を表し、時間の経過とともに色が変化していく真鍮の独特なローズカラーからインスピレーションを得たサテンロードンローズの「マイアミピンク」と、英国の創造性に敬意を表し、1960年代のジャガーE-TYPEのオパレスセントシルバーブルーからインスピレーションを得たインセプションシルバーブルーの「ロンドンブルー」という2色のボディカラーを纏ったTYPE 00をひな壇に上げた。
各部のデザインにもこだわり、フロント部は垂直なフラッシュサーフェスと水平のストライクスルー(Strikethrough)グラフィック、新しいジャガーのシグネチャーロゴを組み合わせたマスクを採用。また、精緻なヘッドライトシグネチャーが車両のコーナーを強調し、幅広さと安定感を強調する。一方でサイドビューは、流麗かつ大胆なプロポーションに、ジャガーの“J”と“r”を組み合わせた新しいモノグラムをセンターに配する23インチの大径アロイホイールを組み込んで、個性豊かで力感あふれるスタイリングを演出。また、車体の両側には手仕上げの真鍮インゴットにレーザーエッチングしたジャガーのシンボル“リーパー(leaper)”を装着した。インゴット自体は格納式で、必要に応じてリアビューカメラが出現。充電ポートやフロントエアインテークなども、必要時に現れる格納式とする。インテリア素材の繊細な模様を映し出し、テクスチャに命を吹き込む、ボディと調和したパノラミックガラスルーフを組み込んだ点も見逃せないポイントだ。そしてリアセクションは、ガラスのないテールゲートやボディと調和したガラスルーフ、独特な水平のストライクスルーグラフィックで仕立てたリアエレベーションなどによって、彫刻のような造形を形成する。ドラマチックなフルワイドテールライトを隠すことで、パワフルさとスケールを強調したことも特徴である。
前ヒンジ式のバタフライドア(シザーズドア)とパンタグラフのテールゲートを開けると、エクステリアと同様の豊かなプロポーションで構成するモダンなインテリアが現れる。荘厳な室内には、手仕上げの3本の真鍮のラインがフロントからリアに沿って配置され、また中央には長さ3.2mの真鍮の支柱を設けて、フローティングインストルメントパネルを分割する。さらに、落ち着きのあるトラバーチンストーンはフローティングシートと中央の支柱を支える台座としての役割を担い、合わせてインテリアの豊かなレイヤード色調のインスピレーションともなる。そして、織り込まれたテキスタイルがクラフトマンシップを強調。手織りの糸からインスピレーションを得た、触り心地の良いウール混紡素材が、2つのシート、サウンドバー、床材を包み込む。ダッシュボードからデジタルスクリーンが静かに、かつドラマチックに現れ、また収納スペースは必要に応じて電動で静かにスライドして開き、隠れていた鮮やかな色彩のアクセントが見えるという可動式のテクノロジーを採用したことも注目ポイントだ。真正かつ予想外の素材と魅惑的な色彩を取り入れるというマテリアル理念に基づいて、素材に真鍮、トラバーチンストーン、テキスタイルという3つの主要な素材を使用して、より大胆なアート作品のような、独自の雰囲気を生成した点も、キャビン空間の特徴である。
TYPE 00は乗員に魅惑的なエクスペリエンスを提供する装備も鋭意組み込む。まず、ボディサイドにある精巧な電動ドアを備えたボックスのなかに収納されたプリズムケース。真鍮、トラバーチン、アラバスターという3つの天然素材のトーテムを使って、気分に合わせて室内をカスタマイズできる。センターコンソール内にトーテムのひとつを配置すると、アンビエントライトや独自のサウンドスケープ、カスタマイズされたスクリーングラフィックまで、すべてが選択したトーテム素材の特性を反映したものに変化する仕組みだ。さらに、ディスプレイスクリーンにも感覚を刺激する豊かでアーティスティックなアプローチを採用。光と影を使って立体的なオブジェクトを表現する“キアロスクーロ”と称する独創的な技法を使って、独特のアニメーションを作成している。
なお、ジャガーはTYPE 00のコンセプトを受け継ぐ最初のプロダクションモデルは4ドアGTとなり、2025年後半に発表予定と予告している。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ新「“超凄い”クラウン」発表に反響多数! 斬新「黒すぎデザイン」×「ブラックラスター」内装採用で「超カッコイイ!」の声! 300馬力超えの「LIMITED-MATTE METAL」が話題に
日産「新型エルグランド!?」がスゴイ! まさか“エクストレイル顔”の「SUVミニバン」! 斬新デザインが超カッコイイ「グラシア」とは
クルマに貼られた「謎のちょうちょマーク」知らない人が多い!? 見かけたら“配慮”が必要! 覚えておきたいマークの意味とは?
トヨタの「凄いアルファード」東京に出現! 「見れたら超ラッキー!」な「日本1台のみ」の専用車があった! 夜な夜な走る「首都高の番人」どんなクルマ?
街中に溢れているレクサスの高級SUV「“新”NX」 「みんなどうやって買ってる?」 月々大体いくら?
全長2.7m! 49万円のスズキ「めちゃ小さいクルマ」に反響殺到! 軽量ボディに「5速MT」搭載で“超楽しい”! 一番スズキらしい「挑戦的モデル」に熱視線!
世界的なEVシフトが進むのに、日独の自動車メーカーが「大規模リストラ」を行う根本理由
「MT免許を取る人って、余程のクルマ好きか峠ばかり走っている人だけ」投稿に回答殺到!?「会社で必要です」「軽トラ」の声も…クラッチ操作難しすぎ説は本当か? アドバイス集まる
【苦戦中】販売ランキングで軒並み30位以下に沈むマツダ…装備充実の4グレード追加でテコ入れなるか?
「追越車線に遅いクルマがいたので詰めたら、急ブレーキをかけられました。左車線から追い抜くと、抜かし返して幅寄せ。私が悪いのですか?」投稿に回答殺到!?「違反だろ」「迷惑」危険な思考回路に「国がとった行動」とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?