モータリスト合同会社は、イギリスのバイクメーカー「Royal Alloy(ロイヤルアロイ)」の取り扱いを開始した。ロイヤルアロイは、1960~1970年代のクラシックスクーターの作りとデザインを現代によみがえらせることをテーマにしているメーカーとなっており、こだわりのフルスチールボディを採用。モータリストでは同社のラインナップから「GP」および「TG」シリーズから各2モデルを輸入する。
Royal Alloyの取り扱いを開始2022年5月6日Lambrettaをはじめ、世界のプレミアム・スクーターを日本に紹介し、スクーターを単なるピープル・ムーバー、すなわち「足」としてのみならず、文化として広げ、スクーターだからこそ味わえる「もう一つのモーターサイクル」を楽しみたい、またそういうカスタマーをサポートし続けている、モータリスト合同会社(東京都大田区)。
その取り扱いラインアップに、スクーター文化を主導するイギリス生まれのクラシックスタイル・スクーター「Royal Alloy(ロイヤル・アロイ)」が加わる。
Royal Alloyは、1960-70年代のクラシック・スクーターの作りとデザインを現代によみがえらせることをテーマに、イギリス中西部、マンチェスターとリバプールの中間に位置するウィガンに本社を置くメーカーだ。代表のスティーブ=オリバーは、イギリスのインポーターとしてランブレッタをはじめ、多くのブランドをイギリスに紹介し、販売してきた経験を持つ。
そうした中、かつてはモッズ文化を率いてきたスクーター大国のイギリスに、改めてクラシック・スクーターの美しさをよみがえらせたい、との強い思いからRoyal Alloyを作り上げてきた。
「リアル・クラシック」を標榜するRoyal Alloyは、当時をほうふつとさせるフル・スチール・ボディ(スペースフレーム+スチールカバー)が自慢。イタリア生まれでスクーター文化をけん引してきた2大ブランドが、片やスチールボディを完全に否定し戻ることはないと宣言しており、もう一方はスチール・モノコック・ボディを持ちながらもアウターパネルは樹脂を組み合わせている現在、ボディ全体をスチールで構成させる唯一の現代ブランドである。
そのスタイリングは、1960-70年代の先達を3Dスキャニングすることからスタートする精密さであり、当時さながらの美しいフェンダーラインや、レッグシールド、サイドカバーに至るまで、見事なプレスワークで再現されている。
一方で、液晶メーターの採用、現代のエンジンとオートマチック(CVT)トランスミッション、さらにはロードホールディングに優れた12インチの前後ホイールによるクラスを超えた走りの実現など、ただクラシックを模倣しただけのよくあるコピーモデルとは一線を画する作りの良さも自慢の一つ。
モータリストが扱うのは、Royal Alloy社が贈るスチールボディのモデル、GPシリーズとTGシリーズの2機種。GPシリーズはいわゆる「シリーズ3」モデルに、またTGシリーズは「シリーズ2」と呼ばれるクラシック・ランブレッタ・モデルに範をとったデザインが魅力的だ。
いずれも当時さながらのデザインに当時以上の美しさを誇るペイントを施し、毎日楽しんでいただける安心感とクオリティを、現代の環境規制であるEURO-5に適合させる技術力とともに実現させた。2トーンを含む極めて豊かなカラーバリエーションも(GPシリーズは単色が14色、2トーンが3色。TGは単色が4色、2トーンが5色)魅力の一つ。
高効率を求め量産のためにボディカラーが減少する傾向にある現代に、趣味のスクーターだからこそ、オンリーワンを求めるお客様のために作られるモデルとして、大切にこのブランドを育てていこうという意気込みの表れだ。販売当初から多くのアクセサリーを用意し、ただ車両を用意すればよいという考えとは一線を画しているところにも、このブランドの意気込みが感じられるといえよう。
エンジンは、空冷の125ccと水冷の125ccの複数のラインアップを抱えている。価格面で比較的お求めやすい空冷モデルが中心になるかと考えているが、より高性能な水冷モデルがイギリスなどでは販売台数が伸びているという。
今後は300ccモデルなど、欧州での販売の中心となっているモデルも、日本のお客さまの要望によっては導入を検討していく。
Royal Alloyは、さらにTVモデルなど、当時の人気モデルを現代によみがえらせ続け、改めてイギリスを中心にスクーター文化を築き上げる切っ掛けになれるよう、ラインアップを拡充し、イベントを作り続けていく予定。日本でも、ランブレッタをクラシックモデルから現代まで幅広く用意するモータリストだからこそ、Royal Alloyをサポートし、お客さまに安心をお届けできるものと確信している。
Royal Alloyの販売は、モータリストのランブレッタ販売網を中心に行う予定。ランブレッタならではの伝統に裏打ちされたブランドと安心のメカニズムはもちろん、ロイヤル・アロイが実現した「リアル・クラシック」のスチール・ボディだけが表現できる独特の美しさと世界観の二本立てで、ビンテージ・スクーターの世界に踏み込み切れなかった多くのお客さまに、現代の技術による安心安全のスクーターライフをお楽しみいただくことができればと願っている。
モータリスト取扱モデルの価格およびスペックは以下の通り。日本での希望小売価格は、イギリスでの希望小売価格に準じており、プレミアム・プライスではあるが、内容を見れば納得いただけるものと確信している。
特にスチール・ボディならではの重厚なペイント、クラシックに見せながらも現代の交通事情に十分以上にフィットさせたダブル・コイルスプリング式のフロント・エンド、スタイルはそのままに最新の機能を盛り込んだ液晶ディスプレイなど、クラシックとモダンとを見事に融合させた作りをぜひご堪能いただきたい。
なお、空冷125ccモデルについてはすでに在庫を用意しており、順次水冷モデルも在庫していく予定。人気が予想され、また近年のサプライヤーの生産能力に起因する供給不安定の傾向も否めないため、予約優先のお届けとなる。
カラーバリエーションが豊かなだけに、まずはぜひ、予約を入れていただきたい。お問い合わせは、モータリスト・ファクトリー、または全国のランブレッタ販売店まで。
なお、Royal Alloy専用のウェブサイトをただいま鋭意制作中。近日中には完成し告知させていく予定であり、お楽しみにお待ちいただきたい。専用サイトでは豊富なオプションやアクセサリーも併せて紹介する。
Royal Alloy GP1970年代のランブレッタ「シリーズ3」をほうふつとさせるモデル。もっともスポーティなランブレッタと言われたDL/GPシリーズのプレスラインを忠実に再現したフルメタル・ボディ、特にサイドカバーの矢羽根風プレスの再現度の高さや、アルミニウムでかたどられながら当時そのままのデザインを実現したヘッドライトセットに注目いただきたい。
■車名/GP125
■希望小売価格/57万2,000円(税10%込み)
■仕様/空冷4サイクル単気筒124.6cc/EFI/CBS
■車名/GP125S
■希望小売価格/74万8,000円(税10%込み)
■仕様/水冷4サイクルDOHC単気筒124.2cc/EFI/CBS
■共通仕様
・寸法/1870x620x1150mm
・軸距/1370mm
・タイヤ(F/R)/110/70-12、120/70-12)
■ボディカラー
[単色合計17色]
フレイム・レッド、ミッドナイト・グレー、オーシャン・ブルー、マット・ブロンズ、シャーウッド・グリーン(マット/シャイニー)、パール・ホワイト、アイボリー・ホワイト、マット・ブラック、ピューター・グレー、メタル・ブルー、ジェット・ブラック、マット・シルバー、サンダー・グレー、カリビアン・ブルー、モダン・オレンジ、エクストリーム・グレー
[2トーン合計5色]
ウルトラ・ブルー&アイボリー、オデッセイ・レッド&アイボリー、ミント・グリーン&アイボリー、レモン・イエロー&アイボリー、フレイム・レッド&アイボリー
Royal Alloy TG1960年代のランブレッタ「シリーズ2」をリバイバル。瞼のようなヘッドライトベゼル、美しいフレアラインを描くフロントフェンダーなど、コストがかかりすぎて誰もまねできなかった当時のアイコンをリバイバル。ローライダー・スタイルのダブル・シートが違和感なくフィットしている。
■車名/TG125
■希望小売価格/63万8,000円(税10%込み)
■仕様/空冷4サイクル単気筒/124.6cc/EFI/CBS
■車名/TG125 S
■希望小売価格/84万7,000円(税10%込み)
■仕様/水冷4サイクルDOHC単気筒/124.2cc
■共通仕様
・寸法/1845x670x1115mm
・軸距/1390mm
・タイヤ(F/R)/110/70-12、120/70-12
■ボディカラー
[単色合計5色]
オデッセイ・レッド、ジェット・ブラック、マット・ブラック、シルバー。
[2トーン合計5色]
ウルトラ・ブルー&アイボリー、オデッセイ・レッド&アイボリー、グレー&アイボリー、フレイム・レッド&アイボリー、オデッセイ・イエロー&アイボリ
お問い合わせモータリスト合同会社
TEL/03-3731-2388
リリース = モータリスト合同会社(2022年5月9日発行)
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