レッドブルは、FIAがリヤウイングのスロットギャップ(フラップの隙間)に対して懸念を示したことが、F1のトップ争いにも影響を与えていると考えている。
アメリカGPに先立ち、FIAは全チームに対し、直線のスピードアップを狙ってスロットギャップを開けるためにリヤウイングを曲げることを快く思っていないとの通達を出した。
■マクラーレン、”ミニDRS”への対処状況を明らかに。全スペックのリヤウイングに変更加える
これは、マクラーレンの”ミニDRS”の存在がアゼルバイジャンGPで明るみに出たことから浮上した問題であり、マクラーレンはライバルチームやFIAから批判を浴びた。
ミニDRSは空力的な負荷でリヤウイングの上部エレメントが回転するようにたわむことで、スロットギャップが拡大。空気抵抗が削減されるという仕掛けだ。
このリヤウイングは静止荷重テストには合格したものの、FIAとの協議を経て、マクラーレンは変更することに同意した。
さらにマクラーレンはアメリカGPからリヤウイングのたわみを抑えるための変更を、アゼルバイジャンGPで使用していた以外の仕様のリヤウイングにも加えたことを認めている。
他にも複数のチームがリヤウイングに変更を加えたようだが、マクラーレンとタイトルを争うレッドブルは変更を加えていないという。そして彼らは、これが上位争いに影響を及ぼすと確信している。
リヤウイングに関するFIAの動きが勢力図に影響を与えたと思うかとの質問に、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは次のように答えた。
「小さなディティールが違いを生む。特にクルマ(のパフォーマンス)が収束してしまった今はなおさらだ」
「F1とはそういうものだ。(FIAの明確化によって)必然的に違いが出てくる。それがどの程度のものかはサーキットによって異なるだろう」
しかし、コンストラクターズ選手権で首位を走るマクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラは、今回の変更によって顕著な違いが生まれるとは考えていない。
「リヤウイングに変更を加えたチームが2、3チームしかないのは驚きだ」
「話し合いを経て、我々のウイングはバクーの後に調整された。FIAは、彼らが何を望むかについて、いくつかの参考情報を我々に提供している」
「しかし、これはマシンのパフォーマンスという点では本当に些細な要素だ。イベントごとのパフォーマンス変動とは関係ない」
「我々が目にするパフォーマンスは、良くなったり悪くなったりするが、これとは関係ないはずだ。それはマクラーレンだけではなく、どのチームにとっても同じことだと思う」
マクラーレンは「ミニDRS 」ウイングを変更するよう勧告を受けた当初、FIAに他チームにも調査を拡大するよう促した。他にもスロットギャップを悪用しているチームがあると考えていたからだ。
ステラは、FIAの直近の通達が他のライバルたちに設計の見直しを促すことになったと考えているが、それがペースダウンに影響するとは考えていない。
「確かに、スロットギャップを広げているチームは他にもあった。私の予想では、そういったチームも我々と同じような要求を受けたはずだ」
「エンジニアリングの観点からは、彼らがスロットギャップを少し開けていて、それを縮めるように要求されたかもしれないと思ったとしても、パフォーマンスが変わるかという点では効果はかなりゼロに近いと考えている」
「これはF1マシンの性能を決めるものではない。少なくともイベントごとに顕著に、測定可能なレベル、数値化できるレベルで違いを生むことはないだろう」
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