SR20ターボエンジン&リヤのマルチリンク化で進化したトレノ!
S13シルビアのリヤマルチリンクを移植!
「長くAE86ドリフトライフを楽しむための3Sエンジン換装」ミッション&デフもアルテッツァ化してトラブルフリーの性能をGET!
4A-Gでのパワーチューニングは耐久性や目標出力に限界があるという理由から、埼玉県のワイズオートでSR20DETの換装を実行したのがこのトレノだ。
換装したSR20は、S14タービン&東名パワードのポンカムをセットしてブースト1.2キロ時に300psを発揮するファインスペック。軽量ボディに300psは十分すぎる戦闘力を発揮し、ドリフトもグリップも4A-G時代とは比べ物にならないほどレベルアップした。
インタークーラーとラジエターは、チューンドロータリーでは定番のVマウントを採用。サーキットの連続周回でも根を上げないクーリング性能を構築しつつ、パイピング距離を最短にしてエンジンレスポンスの悪化も防いでいる。
一方、足回りも徹底チューンを敢行。とくにリヤは5リンク式リジッドのままでは走行性能に不安がつきまとうため、フロア加工を施してアッパーを新設、S13のリヤメンバーを加工移植することでマルチリンク化を実現しているのだ。プロペラシャフトはナプレックのワンオフ1本ものを装備する。
ちなみに、ホイールはフロントがR32純正でリヤがワタナベの16インチ。エクステリアは純正風に留めているのがオーナーの拘りだ。
クピットはスパルタンな仕上がりだ。メーターはオートメーターのシフトランプ付き大型タコメーターとブリッツのブーストメーターを軸に構築。その他、HKSのブーストコントローラーやデフィの追加メーターは自作のステーを設けてセンターコンソールに配置している。また、リヤのトノボードには走りを録画するためのビデオカメラを設置。ベストな位置になるよう自作のマウントを介してマウントする。
SRターボとシルビアのマルチリンクを移植して大幅に戦闘力が増したパンダトレノ。シルビア勢に負けない角度とスピードでサーキットを走る姿を見れば、異端ながら説得力のあるチューニングだということが分かるだろう。
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