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ピニンファリーナ EVスーパーSUV「PF1」を計画中 リビアンの技術を使用か

掲載 更新
ピニンファリーナ EVスーパーSUV「PF1」を計画中 リビアンの技術を使用か

もくじ

ー 新興メーカー「リビアン」と協力か
ー スケボー型プラットフォーム
ー 1000ps超え 実現なるか

ピニンファリーナのEVハイパーカー「PF0」、「75%完成」 LAショー

新興メーカー「リビアン」と協力か

アウトモビリ・ピニンファリーナが、ランボルギーニ・ウルスに対抗するスーパーSUVを計画している。EVスーパーカーのPF0に続くモデルとして、「PF1」というネーミングが与えられるようだ。

姉妹サイトのAUTOCAR INDIAが報じた情報によると、既に新SUVのPF1はミュンヘンにあるHQで開発が始まっているとのこと。「PF1の開発は始まっていて、現在はピニンファリーナによるデザインの最終段階に入っています」とブランドオーナーであるマヒンドラの執行役員パワン・ゴエンカは語った。

PF0には、リマックから提供を受けたパワートレインとバッテリー技術を使用することをピニンファリーナは以前に認めている。だが、SUVとなるPF1はリマックではなく、米国の新興EVメーカー、リビアンと提携する予定という情報が入った。

リビアンはつい先日終了したロサンゼルス・モーターショーでSUVの「R1S」とピックアップトラックの「R1T」の市販モデルを公開。リビアンの担当者はピニンファリーナとの提携に関する情報を公に認めなかったが、マヒンドラとは協議中だと明かした。

スケボー型プラットフォーム

この情報が明らかとなって以来、リビアンは複数の企業と協議しているが、まだどの会社とも正式な合意には至っていないとの情報も上がった。

リビアンR1S、さらにR1Tはオンロードとオフロード双方での性能を重視しており、760psを出力するモーターが前後に配置されている。また、部分自動運転機能も備えており、異なる航続距離を持った3種類のバッテリーパックが用意されているという。一番航続距離が長いグレードでは一回の満充電で640km走る設計だ。

リビアンのスケートボード型プラットフォームは電気自動車でありながら、オフロード性能に俊敏性と長い航続距離を加えた設計となっている。プラットフォームにはダイナミック・ロール・コントロールや、エアサスペンション、極限まで効率を高めたバッテリーなどが組み込まれているのだ。

さらにリビアンのモデルは双方とも0-97km/h加速で3秒を切る加速性能を持っている。

1000ps超え 実現なるか

ピニンファリーナのPF1がリビアンのSUVと同じ性能を持つかは不明だが、少なくともPF1の方はかなりスピードを重視して開発されている。

135kWhのバッテリー(PF0は120kWh)を搭載し、急速充電を実現するために充電規格は800Vのものを採用。4つの車輪で合計800kW(1089ps)を発生し、車両重量は2300kgから2400kgあたりになると予想される。

リビアンは2009年にロバート・RJ・スキャリンジによって設立された。近年ではスタンダード・チャータード銀行から2.2億円規模の融資を受け、総資金は5億円となった。サウジアラビアのアブドゥル・ラティフ・ジャミールや住友商事アメリカ法人などからの支援も今後予定されているという情報もある。

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