6月4日、フランスのサルト・サーキットで2023年WEC世界耐久選手権第4戦ル・マン24時間レースを前にしたテストデーのセッションが行われた。午後3時30分から3時間の走行枠となったセッション2では、フェラーリAFコルセの51号車フェラーリ499P(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ)がトップタイムをマークし、レースウイーク前の6時間のテストを締めくくっている。
午前に続き、晴天に恵まれたサルト・サーキット。気温28度/路面温度45度というコンディションのもと、オンタイムでセッションは開始された。
午前のセッション1終盤にマイク・コンウェイがテルトル・ルージュでコースオフし、マシンにダメージを負ったトヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッドだが、チーム広報によればダメージはボディワークのみだったという。幸い、修復はセッション2開始までに完了し、ホセ・マリア・ロペスの手によりセッション開始時間から走行を開始した。
セッション序盤のアタックでは、51号車フェラーリ499Pのカラドがまずは3分31秒713をマークし首位に。しかし、直後に2号車キャデラックVシリーズ.Rのアレックス・リンが上回り、3分30秒874と30秒台へと入れていく。
さらにポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ6号車ポルシェ963のローレンス・ファントールが3分30秒358と全体ベストを更新。ファントールはこの後さらにタイムを詰め、3分29秒648を7周回目に記録。50号車フェラーリ499Pのアントニオ・フォコも3分30秒1へと自己ベストを縮めてくる。
45分が経過する頃、51号車フェラーリ499Pのアントニオ・ジョビナッツィが3分29秒504を記録し、再びフェラーリが首位に返り咲く。
セッション折り返しを過ぎた17時05分、森のエスでダブルイエローが提示された後、セーフティカー(SC)が導入される。IDECスポールの48号車とニールセン・レーシングの14号車の2台が接触したようで、タイミングモニター上ではすぐに2台が審議対象になったとの文字情報が表示された。
午前のセッションと同じく、今年のル・マンから改訂されたSC手順のとおりのパスアラウンド等が行われた後、17時37分にグリーンフラッグが振られた。
その後も各車が精力的に周回を重ねて行ったが、終盤にハイパーカー勢で目立ったタイムアップはなく、51号車フェラーリが最速のままセッション終了。2番手には6号車ポルシェ、3番手には15周目に自己ベストを更新していた7号車トヨタが入っている。
4番手以下は50号車フェラーリ、75号車ポルシェ、5号車ポルシェと続くトップ6に。8号車トヨタは9番手で午後のセッションを終えている。
LMP2クラスのトップはJOTAの28号車オレカ07・ギブソン。チームWRTの31号車が2番手、3番手にはアルピーヌ・エルフ・チームの35号車が入った。
LMGTEアマクラスは午前中のセッション1と同じく、JMWモータースポーツの66号車フェラーリ488 GTE Evoがトップ。2番手にはAFコルセの54号車フェラーリ、3番手には木村武史も乗り込むケッセル・レーシング57号車が入り、トップ3をフェラーリ勢が独占した。
星野敏と藤井誠暢がドライブするDステーション・レーシングの777号車アストンマーティン・バンテージAMRがクラス7番手、ケッセル・レーシングの74号車フェラーリ(ケイ・コッツォリーノ/辻子依旦/横溝直輝)がクラス8番手で続いている。
これでテストデーのセッションは終了。レースウイークの走行は、7日水曜日から開始される予定だ。
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みんなのコメント
あまり耐久レースのイメージがない