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クラクションを鳴らしてくるオヤジだって昔はビビッてた……ハズ! 「坂道が怖い」「深夜の秘密特訓」MT免許取り立てあるある7つ

掲載 更新 40
クラクションを鳴らしてくるオヤジだって昔はビビッてた……ハズ! 「坂道が怖い」「深夜の秘密特訓」MT免許取り立てあるある7つ

 この記事をまとめると

■MT車に憧れるクルマ好きは少なくないだろう

マイノリティの声を聞いてくれ! AT大国の日本でMT乗りが「勘弁して」と感じる行為5つ

■しかしMT車の運転は初心者にとって難易度が高い

■そこで今回は「MT免許取り立てあるある」をピックアップ

 手に汗握るMT車デビュー

 運転免許を取得後、はじめてMT車を運転するときの緊張感、いまだに覚えているという方、意外と多いのではないでしょうか。

 ようやく夢にまで見たクルマの運転、そしてMT車に乗れるという感動とはウラハラに、現実は残酷です。

 よほど生まれ持った天性の才能がない限り(やや大げさ?)、イメージどおりにクルマは動いてくれません。多かれ少なかれ、何かしらやらかすものです。

 おそらくはMT車経験者であれば1つは当てはまるであろう、あるあるなエピソードをまとめてみました。

 1)エンストする

 運転したクルマにもよりますが、おそらくはかなりのドライバーがエンストを経験しているのではないでしょうか。これが交通量少なめの道路でエンストしたのであればまだいいのですが、国道などの主要道だと、背後のクルマから盛大にクラクションを鳴らされます。たとえ初心者マークをつけていたとしても容赦なしです。こうして、世の不条理さを知ることになるのです。

 そして、緊張すればするほど、おそるおそるクラッチをミートすることになり、またエンスト。にっちもさっちもいかなくなり、ここでMT車を諦めてしまう人もいるくらいです。でも大丈夫です。背後でクラクションをビービー鳴らしているおっちゃんだって、かつて同じ被害に遭っているのですから。

 2)坂道発進が怖い

 多くの運転免許保有者が教習所でも習いましたよね、坂道発進。ゆっくりとサイドブレーキを解除しつつ、じわじわとクラッチをミートするあの技です。タイミングがずれたり、うっかり油断するとエンストするので意外と気が抜けません。クルマが下がりだしたらパニック状態。

 そんなわけで、最近のMT車には坂道発進をサポートしてくれる「ヒルスタートアシスト」といった親切な機構が装備されていたりします。その名のとおり「坂道発進をクルマが手助けしてくれる」のです。しかし、あくまでも「アシスト」であって、この機構が装備されているからといってエンストの心配がなくなる……というわけではないので注意が必要です。

 3)半クラッチが長い&回転上げすぎ

 MT車乗りにとって、半クラッチが長い&エンジンの回転を上げすぎは、エンストと同じくらい屈辱的なミスです。車内はもちろんのこと、外にもエンジンがうなりを上げている音が丸聞こえですから。

 かつてポルシェにまつわる都市伝説のひとつに「納車してから帰宅するまでにクラッチがなくなった」というエピソードがあります。実際にはかなり尾ひれがついたエピソードではありますが、空冷エンジン時代のポルシェ911であれば、オルガン式ペダルと独得のクラッチミート、さらに80年半ばまでのモデルであれば「蜂蜜をスプーンでかき回す」などと表現されるシフトチェンジなど、多くのドライバーの苦労がやがて都市伝説となり、広まっていったことが想像できます。

 教習所で学んだことが通用しない! 駐車場でバックできない!

 4)シフトアップ&ダウンのタイミングがつかめない

 シフトアップ&ダウンのタイミングは、教習所の教官によっても教え方が違いますし、さらにクルマごとの違いやドライバーのクセなど、運転する環境によっても変わります。取扱説明書にも、ならし運転時をのぞき「○○○回転でシフトアップ&ダウンしてください」とまでは記述されていないケースがほとんどです。非常に感覚的であり、頭で考え、理解したつもりでも、いざ実践となるとまったくうまくいかないものです。スムースにMT車を運転するようになるには「習うより、慣れろ」かもしれません。

 5)リバースの入れ方がわからない

 大半のMT車は、クラッチを切り、シフトノブを「R」めがけて操作すればリバースギヤに入ります。しかし、一部のクルマ(とくに6速/7速MT車)は「シフトノブを下に押し込んでリバースに入れる」あるいは「シフトノブにあるロックリングを引き上げてからリバースに入れる」など、独得の操作方法を習得する必要があります。いずれも誤操作を防ぐための機構なので、これも「習うより慣れ」の問題といえそうです。

 6)YouTubeの動画を観て練習(イメージトレーニング)する

 MT車の乗り方を文字にするとイメージがつきにくいけれど、YouTubeなどの動画(映像)であれば、教材として理想的です。プロ&アマを問わず、懇切丁寧に解説している動画も多く、自分の好みにあった動画を見つけられる確率も高いでしょう。また、基礎編や応用編など、1つのチャンネルでさまざまな動画を用意している場合もあるので、自宅でイメージトレーニングする際など、大いに活用したいところです。

 7)秘密の特訓をする

「習うより、慣れろ」とはいうけれど、日常の運転では交通量が多く、緊張する……。こうなったら人気のない大きな駐車場や深夜、早朝など、ほかのクルマに迷惑が掛からない時間帯や場所を選んで秘密の特訓です。

 慣れないMT車でデートが決まったとき、必死で秘密の特訓をしたという方もいるはず。漫然と過ごしているとあっという間に時間が経っているものですが、人間、追い込まれると必死になります。短期間に、かつ確実にレベルアップするには、こういった「大事なイベント」を自らに課すことをオススメします。

 まとめ:「エンスト」もいつか死語になるかも

 将来、電気自動車にもMT車が用意される……といったニュースを目にしたことがあるかもしれません。

 電気自動車のMT車……。果たしてどうなるのでしょうか。MT車の運転といってもあくまでも擬似的なもので、エンストしないようにクルマ側が最大限のアシスト機構満載でお迎えしてくれるはず。

 MT車が完全に絶滅してしまうのはまだまだ先のことかもしれませんが、この「ドライバーが主体となってクルマを操る」緊張感を味わえるうちに堪能してみてもいいかもしれません。

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みんなのコメント

40件
  • 原付一種→自動二輪→普通自動車と段階的に免許を取ったので「クラッチ」という感覚や理論を理解している分MT車に苦手感覚はありませんでした
    ゆるい下り坂を利用して3名乗車の軽バンを5速発進させてみたりしましたよ
    逆にATの「左足ブレーキ」は思い切り踏み込む癖が抜けず怖かった(笑)
    それこそ「深夜の秘密特訓」が必要でした
  • 免許取り立ての時に、農道の坂道でブレーキを使わずに停車、キープする練習をした。
    クラッチとアクセルの加減、エンジン声に耳を傾けた。最初はタコメーターを見ていたが、慣れてくると腰と尻でわかるようになった。今は意識はしないけど、そんなこともあったなと読んでいて懐かしくなった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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