2020年のF1第10戦ロシアGPを前に、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが、プレスリリースにコメントを寄せた。
特にここ2戦連続で、マックス・フェルスタッペンのパワーユニット(PU)にトラブルが発生しており、ホンダとしてはトスカーナGP以降、その調査に時間を費やしたという。
■相次ぐトラブルにフェルスタッペンも限界?「前を向くため話し合う」とレッドブル代表
「7月の開幕以降、異例となる3回におよぶ3連戦を終え、ここから12月の最終戦に向けて後半戦を戦っていきます」
田辺TDはそう語った。
「ムジェロでのレースを終えてからは、フェルスタッペン選手のPUに発生したトラブルの原因究明と対策を重点的に推進してきました。いろいろなことが複雑に絡んでトラブルが発生したことが分かりました。この先、再発しないように1つ1つに対策を打ってレースに臨みます」
この対策を講じたことで、PUが原因でリタイアすることがないようにしたいと、田辺TDは誓った。
「ロシアGPの舞台となるソチ・オートドロームは、ここまで3戦続いたスパ、モンツァ、ムジェロのような伝統的な高速サーキットとは大きく異なるタイプのトラックです」
「コースの一部に公道を使用してレイアウトされており、2本の長いストレートと90度コーナーが多く配されているのが特徴です」
「PUのパフォーマンスを最大限に引き出し、PU起因でリタイアすることが無きよう十分な準備をして臨みたいと思います」
「レッドブル、アルファタウリの両チームメンバーと4人のドライバーと一緒に最善を尽くします。(ダニール)クビアト選手にとっては母国グランプリになりますので、良いレースにしてもらいたいとも思っています」
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