ジェントルマンドライバーとして近年輝かしい実績を残してきたベン・キーティング。彼は今年のデイトナ24時間レースでLMDhプロトタイプマシンを初ドライブしたが、将来的に再び走らせることについては興味がないという。
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕ラウンドとして毎年1月に開催されるデイトナ24時間だが、キーティングはJDCミラー・モータースポーツから最高峰クラスのGTPクラスにエントリー。LMDh車両のポルシェ963を走らせ、総合6位に入った。
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GTマシンやプロトタイプなど、キャリアを通じて様々なマシンをドライブしてきたキーティング。特にこれまで10回参加したル・マン24時間では毎年のように異なる車種に乗り、アストンマーティンとコルベットではクラス優勝を成し遂げている。そして彼がデイトナで乗ったポルシェLMDhは、その中でも最も最新鋭かつハイパフォーマンスなマシンと言える。
現在52歳のキーティングは、LMDh車両はプロのドライバーに任せるべきだと感じたようで、今後再挑戦する可能性について否定。LMP2クラスからル・マン24時間に参戦した際、彼は次のように語った。
「1月にデイトナでポルシェLMDhに乗った。やりたいことのひとつができて嬉しかったが、楽しめたとは言えない」
「限界まで攻めるのは楽しいし、マシンが自分の能力を大きく超えたものだと感じられるのも楽しい。レースカーに乗れば自分の限界に挑戦できるんだ」
「LMDhは……フフッ、怖かったよ(笑)。あらゆるコーナー、あらゆるブレーキングゾーンでね」
「LMP2よりも重いし、タイヤもLMP2ほどグリップしない。それにブレーキ・バイ・ワイヤだからブレーキの感触もよく分からないんだ」
「LMDhを走らせるブロンズドライバーとしてできる唯一の仕事は、クルマを大破させないことだ。私が他のドライバーたちと同じ速さで走れると思っている人は誰もいないしね」
「LMDhでそれをするのはかなり大変なことだ。あのマシンを壊さずに走るのは難しい」
「(ル・マンでは)ハイパーカーのドライバーたちが予選で数多くスピンしているのを見た。あれほどのドライバーたちでも、あのマシンを走らせるのは相当難しいんだ」
「1回体験できたので、もう1回乗る必要はない」
今年のデイトナでは、GTPクラスとLMP2クラスにダブルエントリーしたキーティング。過去のデイトナでも何度か、同日にGTマシンとプロトタイプマシンの両方に乗ってきた。
再びGTPクラスを走ることには興味がないと語ったキーティングだが、彼は再びふたつのクラスに同時参加する可能性については否定していない。曰く、「“二刀流”の可能性はあるが、ハイパーカーには乗らないだろう」とのことだ。
そうなると、LMP2クラスとGTDクラスを兼任することになるだろう。キーティングが最後にGT3でデイトナを走ったのは2021年で、この時はWEC(世界耐久選手権)のプログラムと並行してアストンマーティンのヴァンテージを走らせた。
「私は2021年にそれ(2クラスエントリー)をやった。問題なのは、それをすると10時間くらい走らないといけなくなることだね」
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