クルマから離れずに検査も
新型コロナウイルス感染症の影響が深刻なイタリアで、フェラーリが従業員とその家族を守る活動をはじめる。
【画像】フェラーリが実施する従業員・家族向けの検査【新型コロナウイルス】 全8枚
スタッフの健康を守るために導入されたプログラム「バック・オン・トラック」が、従業員の家族、社内で活動するサプライヤーにも重点をおいた第2段階へ入るのだ。
フェラーリは6月9日から、約4000人の従業員、さらに彼らと同居する数千人の家族を対象に、血清学的検査を行うことを明らかにした。
フィオラノ・サーキットに約1000平方メートルの特設テントが設けられ、任意に行う検査を実施。これが、健康状態を把握していくための第1ステップとなる。
さらなる調査が必要な場合には、咽頭をぬぐう検体採取も用意されている。数分で終わるという検査の素晴らしいところは、施設内の専用エリアで行われ、受診者がクルマを離れる必要がないこと。
検査は、医療企業のライフブレイン、PGMによって実施され、結果はおよそ3日以内に知ることができ、その後も定期的に検査を受けることが可能。診断情報はもちろん秘密厳守で取り扱われる。
こうした検査の対象は、“フェラーリ・コミュニティ”の約1万8000人にまで拡大されている。
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