格安で買ったのに高そうに見える！ 見栄を張れるおっさんセダン レクサスLS/GS/ISの中古車が狙い目！

　クルマで見栄を張る！　もはやこの発想自体が昭和世代らしいというかオワコンとも言えるかもしれない。しかし新車、中古車問わずトヨタ アルファード/ヴェルファイアが人気なのは、室内の広さだけでなく、押し出し感の強いデザインや大きなボディサイズで見栄を張れるからだろう。

　そこでクルマで見栄を張りたいおじさん世代に、ド・ストライクなセダンを紹介したい。予算250万円で購入したとは、誰にも思われないフロントグリルに“L”のエンブレムが神々しく輝くレクサスLS、GS、ISの3モデルの最新中古車事情を紹介していこう。

文／萩原文博、写真／ベストカーweb、トヨタ

■初代レクサスLS（2006年9月～2017年9月）／スピンドルグリルを採用した2012年10月以降のマイナーチェンジモデルがおススメ

初代レクサスLS。古さを感じさせない2012年10月以降のスピンドルグリル採用モデルがおすすめだ

　まずは、レクサスのフラッグシップセダンのLSからだ。

　初代レクサスLSは2006年9月に登場。スタンダードボディに加えて、ホイールベースを＋120mm延長したロングボディも設定している。そのロングボディは5人乗りに加えて、リアシートを2座としオットマンやリラクゼーションシステムを装着した4人乗りのセパレートシートモデルを設定しているのが特徴だ。

　搭載されるパワートレインはLS460には4.6L、V型8気筒エンジン＋8速ATを採用。そしてLS600hには5L、V型8気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載している。

　LS460の最高出力はFR車が392ps、4WD車が370ps。一方のLS600hに搭載されるレクサスハイブリッドシステムはシステム最高出力455psを発生し、6L車並みのパワーを発生しながらも、燃費は2.5Lクラスの燃費性能を実現している。

　駆動方式はLS460がFRと4WD。そして、LS600hは4WDのみと。2012年にメジャーチェンジと呼ばれる大幅な変更を行い、レクサスの新アイコンであるスピンドルグリルを採用。同時にグレード構成も変更され、他のモデルで抜群の人気を誇るFスポーツという運動性能を高めたグレードを設定している。

　2006年～2017年まで販売された初代LSのガソリン車の中古車は約434台流通していて、価格帯は約39.8万～約445万円。そして、2007年から販売されたハイブリッド車のLS600hの中古車は約392台流通していて、価格帯は約57万～約899.9万円となっている。

　すでに100万円以下の中古車が豊富に流通している初代LSだが、やはり古さを感じさせないスピンドルグリルを採用した2012年10月のマイナーチェンジ後のモデルを狙いたい。

　スピンドルグリルを採用した2012年10月以降の中古車相場は、ガソリン車は119万円、ハイブリッド車が約165万円からとなっている。なかでもLS460バージョンC Iパッケージのパールボディがオススメだ。

レクサスLSのマイナーチェンジモデル（2012年10月以降）の中古車情報はこちら！

■2代目レクサスGS（2012年1月～2020年9月）／おススメはGS300h！

2代目レクサスGS。おすすめは写真のGS300hで、パワートレインは2.5Lエンジン＋モーターを装備

　2代目のレクサスGSは2012年1月に登場。GSとはグランドツーリングセダンの略称だ。GSはレクサスブランドの中ではLSの次ぎに大きなボディサイズを誇るミディアムレンジセダンとなる。

　2代目レクサスGSに搭載されているパワートレインは、3.5L・V型6気筒エンジンを搭載したGS350と2.5LV型6気筒エンジンを搭載したGS250。

　そして3.5Lエンジン＋モーターのハイブリッドシステムを搭載したGS450h、2.5Lエンジン＋モーターのハイブリッドシステムを搭載したGS300hの4グレードを用意。

　GS350は最高出力318psを発生。一方のGS250は最高出力215psを発生する。駆動方式はFRを中心にGS350に4WD車を用意する。

　2016年9月には2.5リッターV6エンジンの代わりに2リッター直列4気筒ターボを搭載したGS200t（その後GS300に名称変更）が登場。GSのグレードは豪華仕様のバージョンL、スポーティなFスポーツ、装備が充実したIパッケージとバリエーションが豊富だ。

　現在、2代目GSの中古車は約445台流通していて、中古車の価格帯は78万～595万円となっている。予算250万円以下に絞ると、ガソリンモデルが約164台、ハイブリッドモデルが約112台となる。

　オススメしたいのは、GS300h。使用燃料がレギュラーガソリンなうえ、燃費性能も優れたハイブリッドだから。グレードではIパッケージが多めだ。2012、2013年式で約120万円から流通しており、200万円以下でもタマ数は豊富なのでじっくり選びたい。

2代目レクサスGSの中古車情報はこちら！

■2代目レクサスIS（2013年5月～2020年11月）／おススメは100万円台前半から買えるIS300h！

2代目レクサスIS。IS300hは100万円台前半からとかなりのお値打ち価格となっている

　レクサスISは欧州Dセグメントに属するスポーティセダンで、2代目となる現行モデルは新世代レクサスのアイコンとなっているスピンドルグリルをフロントマスクに採用して2013年5月に登場した。

　現行型ISは新生産技術を採用しボディ剛性を向上させたのをはじめ、新型リアサスペンションそして8速スポーツダイレクトシフトを採用し、意のままに操ることができる操縦性・走行安定性を実現。ISのDNAとも言える「気持ちの良い走り」と「スポーティなデザイン」をさらに飛躍させている。

　搭載するエンジンは従来の3.5L/2.5L、V6DOHCに加えて、2.5L直列4気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルIS300hを設定。さらに、2015年7月には2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載したIS200t（その後IS300に名称変更）を追加している

　2016年10月にマイナーチェンジを行い、サスペンションのロアアームをアルミに変更したのをはじめ、ショックアブソーバーも変更し、乗り心地を向上させた。加えて、先進の安全装備であるレクサスセーフティシステム＋を全車標準装備とした。

　そして、2020年11月に2度目となるマイナーチェンジを行い、内外装をフルモデルチェンジに近い大がかりな変更が行われ、さらに走行性能を向上させている。

　各モデルに標準、バージョンL、Fスポーツという3つの仕様を設定し、スポーティバージョンのFスポーツは、専用デザインのエクステリアをはじめ、スポーツサス、専用スポーツシート、可動式メーターなどを装備し、高い人気を誇る。

　2013年5月に登場した2代目レクサスISの中古車は、現在536台流通していて価格帯は約119.8万～約780万円となっている。そのうち、予算250万円以下で狙えるのは約247台となっている。

　流通している中古車のグレードは2.5Lエンジンのハイブリッドを搭載したIS300hが圧倒的に多い。2013～2014年式で150万円以下からでも狙える。しかも使用燃料がレギュラーガソリンなので、このグレードを狙うのがベストだ。なかでも装備の充実したバージョンLのバリュー感が高くなっている。

2代目レクサスISの中古車情報はこちら！

Comments

中古のレクサスで見栄張れるわけねーだろ(笑)

見栄もなにも、セダンの型落ちは安っぽい。
しかも、十中八九乗ってる人も安っぽい。