■大泉側で2月に再開していたが…
NEXCO東日本関東支社と国土交通省関東地方整備局は2022年4月12日、建設中の外環道でトンネル掘削に使用していたシールドマシンが損傷し、停止していると発表しました。
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補修には半年程度かかるといいます。
建設の進む外環道の東名~関越間では、2022年2月25日から事業用地内で、大泉JCTから発進した本線トンネル(南行)のシールドマシンが掘進作業を再開していました。
しかし4月7日、このマシンが、大泉ランプと本線トンネルが合流する区間の工事であらかじめ設置していた硬質ウレタン製の地中壁部を切削していたところ、マシン前面のカッターが鋼材に接触し、カッタービットと、土を攪拌する部品が損傷したことが判明。
原因については確認中といいますが、地中壁の設置された位置が設計値よりも下に約90cm、水平方向に約10cmずれており、このためカッターが鋼材に接触したことが判明しています。
現在、マシンは停止中です。
今後、損傷の状況をカッターの前面から詳細に確認するため地上から新たに穴を掘るとともに、損傷部位の交換など、補修作業を進める必要があります。
補修には半年程度の期間が必要とのこと。原因や補修状況、工事再開については、今後告知するとしています。
※ ※ ※
外環道の工事を巡っては、2020年10月、東京都調布市のトンネル掘削現場の地表で陥没が発生して工事がストップしていました。
この場所では現在もマシンが停止している一方、大泉側では2022年2月から掘進を再開していましたが、今回、再度の停止となっています。
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