2021年に復活して以降、F1オランダGPはオランダ人のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が3戦連続のポール・トゥ・ウィンで制してきた。復活から4回目となる2024年、フェルスタッペンは予選でポールポジションこそ逃したものの、ランド・ノリス(マクラーレン)に続くフロントロウを確保した。しかし、25日(日)に行われる決勝レースで母国グランプリ4連勝を果たすのは、かなり厳しそうだ。
ポールポジションを獲得したノリスとの差は、それほど大きかった。フェルスタッペンはQ3のタイムでノリスに0.356秒及ばなかった。1周約70秒というショートコースでの0.356秒差はかなりの大差と言える。なぜ、これだけの差がついてしまったのだろうか。
ノリス驚速。フェルスタッペンに0.356秒もの大差をつけて今季3回目のポール獲得【予選レポート/F1第15戦】
フェルスタッペンは予選後のインタビューで、「ペースがなかった。風にも手こずった。車のバランスも、完璧とはいえなかった」と語った。なかでも右左と鋭く切り返すターン11~12で、「ひどいオーバーステアに見舞われた」という。
ノリスとの区間タイムを比較すると、セクター2こそフェルスタッペンが僅差で最速だったが、セクター1で0.25秒差、セクター3も0.1秒差をつけられている。「クルマは素晴らしい仕上がりで、いい感触だった」と語るノリス。ポールラップ映像を見ても、絵に描いたようなオン・ザ・レールの安定した挙動で、風の影響はほとんど感じられない。
今回マクラーレンはフロントサスペンションやフロア、リアウイング、ビームウイングなどにアップデートを投入している。「(5月の)マイアミGPでのアップデートほど大規模なものではない」とマクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラは語っていたが、今回もしっかりとパフォーマンス向上に繋げ、より死角のないマシンになったようだ。
フリー走行2回目(FP2)でのソフトタイヤによるロングランのペースでは、フェルスタッペンも決して悪くなかった。しかしノリスは、それ以上に良かった。予選3番手に終わったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)も、レースペースに関してはフェルスタッペンを凌ぐ。2台のマクラーレンに挟まれたかたちのフェルスタッペンは、厳しい戦いを強いられそうだ。
唯一、ノリスに付け入る隙があるとすれば、スタートか。ノリスは今季これまでポールポジションを獲得したスペインGP、ハンガリーGPでいずれもスタートに失敗し、早々に順位を落としている。いずれもフェルスタッペンを意識しすぎたことで、ジョージ・ラッセル(メルセデス)やピアストリに(そして肝心のフェルスタッペンにも)先行され、勝てたはずのレースを落としてきた。
しかし「今シーズン前半はミスが多すぎた」と振り返るノリスは、今季3回目のポールスタートとなる今回こそ失敗を繰り返さないはずだ。死角のないマシンとともに、ノリスはフェルスタッペンの母国で磐石のレースを展開するのではないだろうか。
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