鈴鹿2分7秒を目指すストリートチューン+αのサーキットスペック
1000psオーバーの出力を確実にタイムに変えるセットアップ
「なんだこの輝きは!? 美しすぎるDR30型スカイラインRSターボ登場!」車両価格648万円の価値と意味
派手なモティーズカラーに彩られたR35GT-Rは、フェニックスパワーが手がけたオーナーカーだ。元々はストリート仕様としてチューニングされてきたが、パワーチューニングが進むにつれ、走行ステージはサーキットでのタイムアタックに一本化していったそう。
それならばレーシングカーのごとくサーキット映えするマシンに仕上げようと、モティーズの承諾を得てこのカラーリングを施したという。ちなみに、イベントに展示する際に「北の大王」と冠された車名が表示されるのは、オーナーが北海道民だからだ。
このR35GT-Rのターゲットは鈴鹿サーキットでのラジアル2分7秒台。現在のところ、エアコンやオーディオ、内装類もほぼ残されているし、市販ハイオクガソリンを使用するなど、内容的にはストリートチューンに極めて近い内容のハイチューンスペックと捕らえて良いだろう。
気になるエンジン仕様は、鍛造ピストンとI断面コンロッドを組み込んだ3.8L強化エンジンにTD06SH改27Zタービンをセット。オリジナルのアプリケーションCPUでマッピングすることで、1055ps&129kgmというとてつもないパワーを発揮させている。
排気効率の高さが求められるマフラーはRH9のフルチタン100φ。φ90×2のY字センターパイプも付属するコンプリート設計で、大型タービンを想定したキャパシティを誇る逸品。
GR6ミッションは、10枚プレートのドットソン製クラッチキットたNEKOコーポレーションの強化ギヤを組み込んで1000psに対応させている。
フロントバンパースポイラーは、大きな張り出しで強力なダウンフォースを生み出すタイムアタックスペックのオリジナル。冷却系は純正オイルクーラーを生かしたダブルコアシステムがポイントとなっている。
車高調は細かなセッティングが可能な3ウェイ調整機構付きのアラゴスタで、スプリングはフロント24kg/mm、リヤ20kg/mmを組み合わせる。バリス製のワイドフェンダーには前後285サイズのポテンザRE-71Rが収まる。ホイールはアドバンレーシングGT(11J×20)だ。
インテリアは内装などがすべて装着された軽量化なしの状態で、もちろんエアコンも機能する。バケットシートはサーキットでしっかりとドライバーの体をホールドしてくれるレカロRMSをチョイスしている。
現在のベストタイムは2分11秒。ここからアテーサ制御を含めた足回りの総合的なセットアップが進めば、まだまだタイムアップしていくはず。目標記録到達もそう遠くない未来の話かもしれない。
●取材協力:フェニックスパワー京都店 京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?