蘇る本田宗一郎の“先見の明”……53年前の初代ダックスから新型「ダックス125」が受け継いだもの
いまや人気の新車は超品薄で、長期の納車待ちがあたりまえのバイク業界。発売前からこれだけ注目されているダックスも、やっぱりスグには買えないのだろうか? 人気の先輩原付二種の動向を見て、速やかに行動せよ!
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ホンダ
ビッグヒットしたら8000台でも余裕ナシ!? 最新バイク事情
待ちに待ったダックス125が、ついに今夏発売!…だけれど、コレってスグに買えるのだろうか? ホンダに限らず、このところ人気の新車はなかなか手に入らないのが実情。新型コロナや半導体不足が影響を及ぼしているのはわかるけれど、半年~1年待ちなんて言われるとちょっと残念…。そもそもホンダの原付二種の先輩であるモンキー125/スーパーカブC125/CT125ハンターカブはどうなんだろう? いまだ販売店在庫はほとんどないみたいだけれど、そんなに生産台数って少ないのか?
そこで調べてビックリ! なんと3機種とも、発売から1年間の出荷台数は年間販売計画のほぼ2倍! さらに各年毎の出荷台数を見れば、猛烈な人気に対応すべく、ホンダがいかに頑張ってモンキーやハンターカブを増産しているのかがわかる。
新車はなかなか納車されないけれど、生産台数が少な過ぎる…というワケではないようだ。ハンターカブに至っては、1月20日に新色のパールオーガニックグリーンが発売された関係もあり、’22年はまだ2カ月強(集計時)しか経っていないのに5200台も出荷している。これ、凄いぞ!
―― 【ホンダも増産でかなり頑張ってる】発売から1年の出荷数は全車ダブルスコアに近い。そしてモンキー/ハンターカブの各年毎の出荷台数も驚き! コロナ禍や半導体不足の状況下、この増産は凄い。※データは編集部調べ
そこでダックス125に話を戻そう。初年度の年間計画台数は8000台(本誌予測)。これはハンターカブと同じ台数なので「ホンダさん、ビッグヒットを予測してずいぶん強気だな~」と取れなくもない。とはいえモンキーの発売1年間の出荷実績7700台と比べたら少し多い程度だし(ちなみにモンキー発売の’18年は、コロナ禍で原2が爆売れする前)、ハンターカブの1万4000台には遠く及ばない。というコトは、ダックスがビッグヒットすれば、やっぱりスグに入手するは難しくなる可能性が高い。いずれにせよダックスが欲しいなら、速やかに注文(予約)するのが間違いない!
―― 【’22 HONDA DAX125】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 123cc 9.4ps/7000rpm 1.1kg-m/5000rpm 変速機4段リターン(停止時のみロータリー式) ■車重107kg(装備) シート高775mm 3.8L ■タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ●色:パールネビュラレッド パールカデットグレー ●価格:44万円 ●発売日:’22年7月21日
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みんなのコメント
増産出来るなら素直に嬉しい!
納車は来年2月頃って言われた