ロータスは、新型モデルの電気自動車(BEV)グランドツアラー「エメヤ」を日本初公開した。日本でも2024年末からデリバリーされる予定だ。
LOTUS Emeya|ロータス エメヤ
世界最速のエレクトリックGTの1台
ロータスは、新型モデルの電気自動車(BEV)グランドツアラー「エメヤ」を日本初公開した。日本でも2024年末からデリバリーされる予定だ。
Text by YANAKA Tomomi
日常使いできるGTカーであり、スポーツカー
2028年までにオールエレクトリックのブランドへと変貌しようとしているロータスが、初のエレトリックGT(グランドツアラー)、日常使いできるスポーツカーとしてエメヤを投入した。
エメヤは4ドアGTカーで、ボディサイズは全長5,139×全幅2,005×全高1,464mm(21ンチホイール装着車)。エントリーグレードの「エメヤ」、装備を充実させた「エメヤS」、フラッグシップグレードの「エメヤ R」の3グレードで構成される。
デュアルモーターが搭載され、エメヤRでは最高出力675kW(918ps)、最大トルク985Nmを発生し、0-100km/h加速は2.78秒を記録する。エントリーグレードのエメヤでも最高出力450kW(612ps)、最大トルク710Nmとなり、0-100km/h加速は4.15秒だ。
最高速度はエメヤRが時速256km、エメヤも時速250kmに達する。
ロータスの強みともいえるエアロダイナミクス性能はBEVになっても健在。空気抵抗係数(Cd値)は0.21となり、150kgを超えるダウンフォースも実現した。
走行モードはレンジやツアー、スポーツ、トラック、インディビジュアルの5種類から選択可能。サーキットなど過酷な走行を可能にする冷却特性を備え、標準的なモジュールよりも20%多くのセルを備えられる102kWhの高性能ツインレイヤーのリチウムイオンバッテリーを搭載した。
充電は400kWのDC急速充充電器を使った場合、14分で10%から80%まで充電することも可能であり、WLTPモードによるの最大走行距離はエメヤとエメヤSで500-610km、エメヤRでは435-485kmになるという。
また高度なオンボードセンサーを備えた電子制御エアサスペンションシステムは、路面状況の変化に反応して車両のセットアップを自動的に調整。スムーズな乗り心地につながるという。
GTカーにふさわしく、トランクは最大509リットルの容量を確保。フロントトランクも34リットル用意され、充電機器などを収納できる。
エクステリアデザインは、ロータスの象徴的なミッドエンジンデザインの美学を踏襲しながらも、先進的なパフォーマンスを感じさせるよう演出。インテリアも同様で、ロータスの哲学「フォルムと素材による軽さへの追求」が求められた。
室内には15.1インチのインフォテインメントシステムが設けられたほか、ドライバーには55インチのヘッドアップディスプレイを装備。視線を道路から外すことなく、重要な車両データを確認することができる。
エメヤの価格は、フラッグシップモデルのエメヤRが2268万2000円、エメヤSが1793万円、エントリーグレードのエメヤが1634万6000円となり、日本でのデリバリーは2024年末からが予定されている。
LOTUS Emeya|ロータス エメヤ
ボディサイズ|全長5,139×全幅2,005×全高1,464mm(21ンチホイール装着車)
ホイールベース|3,069mm
トレッド|1,712/1,694mm
車両重量|<エメヤ>2,480kg <エメヤS>2,455kg <エメヤR>2,575kg
※いずれもドライバー75kg含む
モーター|<エメヤ><エメヤS> デュアルモーターエメヤ450
<エメヤR>デュアルモーターエメヤ675
最高出力|<エメヤ><エメヤS> 450kW(612ps)
<エメヤR> 675kW(918ps)
最大トルク|<エメヤ><エメヤS> 710Nm
駆動方式|AWD
<エメヤR> 985Nm
最高速度|<エメヤ><エメヤS> 時速250km
<エメヤR> 時速256km
0-100km/h加速|<エメヤ><エメヤS> 4.15秒
<エメヤR> 2.78秒
価格|<エメヤ> 1634万6000円 <エメヤS> 1793万円 <エメヤR> 2268万2000円
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