フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、チームが予選Q3開始時にタイヤ選択をミスしたことについて、誰かを責めたりするようなことはしないと語った。
Q2終了直前に雨が強まったのをみて、フェラーリのベッテルとキミ・ライコネンはインターミディエイトタイヤを装着しピットレーンの先頭でQ3開始を待った。
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しかし雨が路面をしっかりと濡らすまでには至らず。フェラーリ勢の後からコースインした他のマシンは全てスリックのスーパーソフトタイヤを装着していた。
結局ベッテルとライコネンは、タイムを計測せずにピットへ直行、走行時間をロスしてしまう。その間に他のチームはスリックタイヤでタイムを計測した。
遅れてアタックに入ったベッテルとライコネンはアタックをまとめられず。ライコネンはなんとか4番手になったが、ベッテルはコースオフもあり9番手止まり。結局その後さらにコンディションは悪化し、タイム更新が絶望的になってしまった。
予選8位のエステバン・オコン(フォースインディア)に赤旗無視のペナルティがあったため、ベッテルは8番グリッドから決勝に臨むことになった。
「僕たちがあの決断を下したのは、5~6分後に雨が強く振り始めると判断したからだと思う。そんな雰囲気があったんだ」と、ベッテルは説明した。
「もっと強く雨が降ると僕たちは期待していたんだと思うが、言うまでもなくそうはならなかったので、間違った判断だった、今回のようなコンディションなら、適切なことができるか、間違った判断をするかの賭けになる」
「だから僕は、誰かを非難するつもりはない」と彼は付け加えた。
誰がタイヤ選択を決めたのかと訊かれると、ベッテルは「なんでそれが重要なの? 僕たちの決定なんだ」と返した。
ベッテルの予選Q3でタイム計測した唯一のラップではスプーンでオーバーラン。しかし路面は十分乾いており、もっと良いタイムを残せる状態だったという。
「トラックはOKだった。僕は14コーナーでコースオフしてしまった。僕がタイムを計測した唯一のラップだったから、言うまでもなく助けにはならなかった」
「僕たちがセッション序盤にアタックをするタイミングを失ってしまったのは間違いないけど、僕が言ったように、もし5~7分早く雨が降り始めていたら、僕たちが奇跡を起こしていただろう。僕たちだけが賢いチームに見えたはずだ」
「そしてそうはならなかったから、僕たちだけが愚か者に見えているんだ」
「だから僕は今回の判断を擁護している。それはチームとして下した決断だ。雨が来なくて、路面が十分濡れなかった。その後で降り始めたけどね」
ライコネンは、アタック途中で挙動を乱す場面もあったものの4番手。ライコネンは、フェラーリのタイヤギャンブルのミスは”軽傷で済んだ”と考えているようだ。
「2つの選択肢があって片方が正しく、もう片方は間違っているんだ。僕たちは間違った方を選んだ。でも最低でも、完全な災難ってわけじゃない。なんとか1ラップはできた。ミスもあったが、まあOKだ。軽傷で済んだと思う」
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