プラマック・ドゥカティのジャック・ミラーは、コンディションの悪化によりMotoGP最終戦バレンシアGPが13周を終えた時点で中断されたことについて、ジョークかと思うほど時間がかかりすぎたと批判している。
週末を通して天候が不安定だったバレンシアGP。最高峰クラスのレース前、天候は小康状態を保っていたが、各車がグリッドへの試走を始めると雨脚が強まり、路面状況が悪化していった。
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そんな中、27周のレースがスタートするが、前半の13周でミラーを含めて11人のライダーが転倒。結局14周目に赤旗が掲示され、レースが中断されることに。雨が降り止むのを待ち、13周が終わった時点で走行していたライダー16人により、14周の”ヒート2”が争われた。
ミラーは5周目にクラッシュしレースを早々にリタイア。その後、転倒するライダーが続出するのを見守り、ピットで怒りを募らせていたという。
「僕がジョークみたいだったと言ったのは、もっと前にレースを止めるべきだったという意味だ」
ミラーはレース後、そう語った。
「自分の転倒について言い訳をしているわけじゃない。でも例えば12周目に転倒したマーベリック(ビニャーレス/ヤマハ)は、ほとんどストレートの部分でクラッシュしていた……」
「それは普通じゃない。水の量が多すぎたせいだ」
実は、金曜日の段階でライダーの中に路面状況を懸念する声があったという。金曜日に行われた安全委員会で、ライダーたちは安全にレースが行われるよう要求をしていたが、ミラーはこれが無視されたと感じたようだ。
さらに彼は、レースディレクションはレース距離の4分の3を消化するまで走行を続けさせようとしていたと示唆した。レースが成立扱いとなる周回数をこなしてからなら、赤旗を掲示してレースを短縮終了することができる。
ミラーは決勝時の路面状況は”確実に”金曜日よりも悪化していたと語り、赤旗はあと5周は早く出されるべきだったと付け加えた。
「金曜日は2度赤旗が出ていたから、僕たちは安全委員会でかなり念押ししていたんだ。『もし状況が悪くなったら、赤旗を出せ』とね」
「僕からしてみたら、彼ら(レース運営)がレース距離の4分の3を走らせようとしているように見えた」
自分自身のクラッシュについて振り返ったミラーは、次のように話している。
「少し不運だった。通常のラインで、スロットルや何もかもが(前の周と)同じ状態で3コーナーに入っていった。水たまりにハマったか、アクアプレーニングが起こったかして、クラッシュしてしまった」
「僕たちライダーが喫したどのクラッシュも、フロントのグリップを失ったことが原因ではなかったと思う。みんなリヤのアクアプレーニングでバイクから放り出されてしまったんだ」
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