インディ500ウィナーで、マクラーレン・レーシングの元スポーティングディレクターのジル・ド・フェランが、チーム再建に向けて古巣へ復帰することとなった。
マクラーレンでは、昨年までチーム代表を務めたアンドレア・ザイドルがザウバーCEOとして陣営を離れて以降、後任のアンドレア・ステラ代表とザク・ブラウンCEOによる組織の見直しが行なわれてきた。
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その結果、技術部門が刷新。これまでテクニカルディレクターを務めてきたジェームス・キーが事実上の解雇となり、スクーデリア・フェラーリで車両コンセプトチーフを務めたデビッド・サンチェスを含む3名のテクニカルディレクターをチーム代表の下に配置する体制に変更することとなった。
そして今回、ド・フェランが組織改革の次なるステップとして陣営に加わった。ドライバーとしてだけでなく、ド・フェランは2005年から2007年まではBARやホンダでスポーティングディレクターを担当。ステラとは2018年から2020年に、マクラーレンで共に仕事をしている。
motorsport.comがド・フェランの役割についてステラに尋ねると、彼は次のように答えた。
「ジルは基本的にコンサルタントを務める。営業役でも執行役員的な存在でもなく、私とピアーズ(ティーン/マクラーレン・レーシングの新COO)のコンサルタントになる」
ド・フェランはマイアミGPの週末からチームに合流しており、ドライバーとしての視点だけでなくエンジニアやストラテジスト的視点でもアドバイスをもたらしてくれるとステラは評価している。
「この(組織改革の)プロセスやこの旅の間、ジルが一緒にいてくれれば、リーダーシップの観点から力も増すと考えたのだ」
そうステラは語る。
「ジルはレースについて非常に詳しいだけでなく、人々の才能を見極め、彼らをサポートすることに長けている」
「彼は偉大なコーチであり、優れた戦略的思考を持ち、ドライバーとしてよりもエンジニアのように話すことができる」
「正直言うと、どうして彼があれほどまでに技術的な知識を持っているのか、私にはよく分からない。彼は優秀な人物だし、我々と共にいて欲しいと思うひとりだ」
「例えば、2018年にマクラーレンの困難な状況を好転させることができたように、ジルが加入することでチームが成功することは、過去に証明されている」
「当時はマクラーレンの歴史の中で、最も低いポジションにいた。そして数ヶ月の間に、我々はその後の数年間でより成功するための方向性を打ち出していた」
マクラーレンはなお、若手ドライバー育成プログラムを見直し、ル・マン24時間レースで5度優勝しているエマニュエル・ピロが責任者として加入しすることになった。
この人事について、ステラは次のように説明している。
「マクラーレンで始めた革新と進化のプロセスでは、比較的早く優先事項が決められてきた。それらは技術的な領域に関するモノだった」
「しかしF1チームというのは非常に複雑な存在だ」
「我々が取り組みたいと考えていた要素のひとつに、みんなが持っている全てのチャンスに目を向けられるよう、リーダーレベルで充分な才能のある人物を置きたいということがあったのだ」
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