この記事をまとめると
■2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーが発表された
2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤーの「10ベストカー」が決定!
■選考委員のひとりである西村直人氏が選んだ10台と選出の理由を解説
■2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤカーは12月7日に決定する
日本の今年の10台と西村氏の10台
2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーが決定しました。交通コメンテーターとして西村直人は2010年より日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員を拝命してきました。選考基準は次の3項目です。これまで一環して…… (1):「パーソナルモビリティとしての素養があるか」 (2):「70歳を迎えた時に安心して乗れるクルマ作りがなされているか」 上記2項目を変わらず定めてきました。さらに、時流に応じた1項目として今年度は…… (3) :「ワクワクする電動化技術が搭載されているか」 を加えています。
上記3項目の選考基準で西村直人が選出した2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーは次の10台です。
●スバル・レヴォーグ・レイバック/(2)の要素から選出
日本の道路環境に最適なボディサイズと、先進安全技術群「アイサイトX」。これに都市型SUVの要素を組み合わせた貴重な1台。
車両価格は399万3000円と安価ではありませんが、装備内容や走行性能からすれば十分納得できました。先進安全技術による「守られる安心感」に加えて、老若男女を問わない、国内トップクラスのおおらかな乗り味も大きな魅力です。
●トヨタ・プリウス/(1)(3)の要素から選出
振り返りたくなる斬新な外観と、プリウス観を一新させる走行性能を手に入れたことで選出しました。燃費数値だけでトップを狙うのではなく、ガマンせず楽しく走らせることができて、燃費数値も良いという新たな電動化車両のあり方を評価しました。
クルマの原点とは何か、改めて見つめ直すきっかけにもなりました。世界的に高い認知度を活かしたオープンモデルへの展開も期待します!
●日産セレナ/(2)(3)の要素から選出
1.4リッター専用エンジンを組み合わせた新しいe-POWERにより多人数乗車時の走行性能にゆとりが生まれました。
先代のProPILOTに続き、多人数乗車の機会が増えるミニバンに最新の先進安全技術群「ProPILOT2.0」を投入。グレード別装備であるため車両価格はアップしますが、得られる安心感や身体的な疲労度軽減は大きく、これらを評価しました。
●ホンダN-BOX/(1)(2)の要素から選出
N-BOXならでの提供価値は何かと真摯に考え続けてきた姿勢を評価しました。
標準/カスタムでユーザーの選択肢を増やしながら、歴代N-BOXが得意とする「スロープ仕様」を新型となる3代目にも導入。3ステップでスロープが使える利便性に加え、スライドドア用の電動モーターを2つ使った電動ウインチには偏り補正機能がついた巻き取り機構を採用しています。
●三菱デリカミニ/(1)(2)の要素から選出
一見するとこれまで市場にあった軽SUVのように思えますが随所に専用設計が施されました。
まず、ダンパー特性を変更して悪路での路面追従性を向上。次に4WDシステムの制御ロジックにも新しい機構を織り込み滑りやすい路面での発進性能を高めています。エアボリュームを増やした大径タイヤの恩恵でゆったりとした乗り味。舗装路での安定感も両立させています。
西村氏は今年の10台のなかに5台の輸入車を選出
●BMW X1/(2)の要素から選出(iX1は(3)も)
最新のBMWはクールなデザインに目を奪われてしまいがち。しかし、乗り込んでみると、単なるギミックではない新しいHMI(ヒューマンインターフェイス)が際立ちます。液晶パネル全盛のこの時期に物理スイッチを数多く残しています。これは運転中に操作する機会が多くなるスイッチに限ったもので、その配置や形状には感心させられます。
BEVであるiX1とほぼ共通のインテリアにも好印象を抱きました。
●ランドローバー・レンジローバースポーツ/(2)の要素から選出
5mに迫る全長に2mの全幅なので、さぞかし取りまわしに苦労するかと思えますが、後輪操舵機能であるオールホイールステアリングにより最小回転半径は5.3m(標準は6.1m)と常識的な数値。これにレンジローバーならではのコマンダーポジションが加わります。
さらに運転席からの視界が上下方向にもひらけ死角も少ないので、狭い駐車場以外はストレスを感じません。
●マセラティ・グレカーレ/(3)の要素から選出
最新世代のBiturboは電動ターボと通常のターボチャージャーを備えます。48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載していますが、目的は燃費数値の向上だけではありません。官能的な走行性能を実現する手段としての電動化技術です。もちろんエンジンの生音も現役。
液晶パネルのアナログ時計部分には各種データも表示可能。歴史を大切に、遊び心にもあふれています。
●メルセデス・ベンツEQS SUV/(3)の要素から選考
完全無欠のBEV。しかし、メルセデス・ベンツを愛車にしてきた筆者にとって、質実剛健とは真逆の世界であり、踏み込めばグンと蹴り出される走行性能は過剰に思えました。
もっとも、この過剰な部分は意図的なのかもしれません。この先、BEVがもっと一般化した際、過去の象徴としてEQS SUVがあった、そう知らしめるための通過点なのでは……。その観点から評価しました。
●フォルクスワーゲンID.4/(2)(3)の要素から選出
最先端技術がつまっているのに徹頭徹尾、地味を貫き通す。これは、ID.4のベースであるID.3にもいえることです。
フォルクスワーゲンは本格的な普及型BEVを世に送り出すべくMEBプラットフォームを開発しています。ビートルやゴルフがそうであったように、まずは実用車でユーザー評価を得てから、次に遊び心あるモデルを投入するのでは……、そんなストーリーに期待して選出しました。
西村直人が選出した10ベストカーと実際に選出された10ベストカーでは、一部車種が異なっていますが、いかがだったでしょうか?
2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤカーは今回発表された10台、スバル・クロストレック、トヨタ・アルファード/ヴェルファイア、トヨタ・プリウス、日産セレナ、ホンダZR-V、三菱デリカミニ、アバルト500e、BMW X1、マセラティ・グレカーレ、フォルクスワーゲンID.4のなかから選出されます。
2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーの発表は12月7日です。
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