素うどんは安い。そりゃそうだ。具材やトッピングがいっさいない“だしとうどん”だけなのだから。だからといって素うどんがまずいのかといえば、答えはノー。
逆に具材やトッピングがないからこそ、いっさいのごまかしが利かない……ということは、その素性の良し悪しがはっきりわかるとも言える。
お財布に優しいのに大満足!! 「素うどん」でも楽しめるクルマ5選
それは何もうどんだけではない。クルマだって同じこと。内外装の加飾・装飾やパワートレーンが上位グレードに比べて劣ってたって楽しめるクルマは存在する。そんな“素うどん的なクルマ”をあなたも食してみない?
文/FK、写真/スバル、ダイハツ、トヨタ、日産、ホンダ
第2世代e-POWERの恩恵を受けたいなら、日産・ノートのXグレードでマンマン満足!
“コンパクトカーの常識を超える運転の快適さと楽しさが詰まった先進コンパクトカー”のコンセプトのもと、2020年12月にデビューしたノート
2022年度はノート オーラと合わせて11万3390台を販売し、いまや日産の顔と言うべき存在となったノート。
駆動形式は2WDと4WDの2種類、グレードはAUTECH CROSSOVER +Active、AUTECH CROSSOVER、AUTECH、Xの4種類を設定するが、第2世代のe-POWERを搭載するノートならではの加速性能、燃費の良さ、静粛性を求めるのであれば224万円9500円で購入できる最廉価グレードのXグレードを選んでも満足できるはず。
専用の足回りと大径タイヤで車高を高めたAUTECH CROSSOVER +ActiveとAUTECH CROSSOVERはSUVライクなモデルであるがゆえに趣味性が高いため、一般的なユーザーのメインターゲットとなるのはAUTECHグレードかXグレードかの二択になる。
AUTECHは日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手がけるファクトリーカスタム車両なだけにXグレードとはあきらかに異なるスポーティ&上質な仕上がりの内外装は大きな魅力。
しかし、Xグレードも外装色が14種類(AUTECHは8種類)から選べたり、グラデーションストライプのジャージーシート・合皮レザーアームレスト・カーボン調加飾を配したインパネ・水平に広がる長いマットクロームのフィニッシャーなど、インテリアもモダンなカラーコーデが施されていて不足ナシ。
ちなみに、AUTECHとXの差額は約35万円。これが安いのか高いのかは人それぞれで捉え方は異なるが、原材料費や物流費などの高騰で2023年2月に価格が改定されたとはいうものの、224万円9500円で手に入る新車のノートがお買い得であることに異論はないハズ!?
6MTもあるホンダ・N-VANのGグレードはアウトドアライフのお供にも最適!
N-VANは質感の高いインテリアや便利な装備、充実したカラー展開が魅力の+STYLE(右)を頂点に、軽バンとしての機能性を追求したL(中)とG(左)の3グレード構成
軽バンの新基準となることを目指して開発されたN-VAN。
そのグレード構成は質感の高いインテリアや便利な装備と充実したカラーラインナップで個性を際立たせた+STYLE FUNターボと+STYLE FUN、軽商用車としての機能性を追求したLとGの4タイプを設定するが、ここで注目するグレードは最廉価版となる車両本体価格127万6000円のG。
荷物を積んでもへこたれない力強い加速と約20km/Lの低燃費を両立した水冷3気筒DOHCエンジンは+STYLE FUN、Lと同じだし、トランスミッションも静かでスムーズに走れるCVTとともにダイレクトな操作感をはじめ、荷物積載時の高い駆動力や高速走行時の静粛性を実現した6MTも採用するこだわりよう。
いまやスポーツカーでもMT車が減少傾向にあるが、最廉価グレードに6MTが設定されているのはクルマ好きにとっては見逃せないポイントといえる。
そんな走りの良さに加えて高水準の衝突安全設計ボディ、助手席側ピラーレスによるダブルビッグ大開口、長時間の運転などに配慮したドライバーズシートを採用するなど装備と機能は充実。
安全面においても衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、路外逸脱抑制機能、オートハイビームなどのHonda SENSINGが標準装備となっている。
上位グレードに比べればGグレードの快適装備は圧倒的に少ないものの、普段使いからアウトドシーンまで使える高いポテンシャルは十分に秘めている。
ダイハツ・ムーヴ キャンバスの可愛さを手に入れたいならXグレードで十分!?
2022年7月に約6年ぶりのフルモデルチェンジが行われたムーヴ キャンバス。写真は初代の可愛らしさを継承しながらも、すっきりと洗練さを兼ね備えた“ストライプス”
2016年に発売された初代モデルの可愛らしさは継承しながらも、DNGAの展開やターボの新設定などで走りの良さを向上させつつ使い勝手の良さも進化した2代目のムーヴ キャンバス。
その大きな特徴となるのが、等身大志向の若年層をターゲットにした“ストライプス”と大人の価値観・持論を表現することがテーマとなっている“セオリー”というふたつのデザインが用意されていること。
ストライプス、セオリーともGターボを頂点にGとXという3つのグレードが設定されている。軽快な走りも求めるのであればGターボ一択となるが、奥サマやカノジョからのウケが良そう……という理由で、このクルマを選ぶ人も少なからずいるハズだ。
そんな見た目から入る人にお薦めなのが、車両本体価格が146万3000円とリーズナブルなXグレードとなる。
このグレードはエントリーモデルとはいえ、両側パワースライドドア、オートエアコン、キーフリーシステム、フロントコンフォートベンチシートなどが標準装備となるので、日常の足として使う分には不便さを感じることは少ないハズ。
しかし、他のグレードに標準装備される軽自動車初のホッとカップホルダーや国産車初の置きラクボックスをはじめ、電動パーキングブレーキ、LEDヘッドライト、TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイなどは未設定となる。
それだけに、より快適でより便利なカーライフを送りたいという人はGグレードを選ぶのが一般的だろうが、装備・機能は二の次という人はXグレードを選んでみてはいかがだろうか?
最廉価グレードでも走りの良さと上質な乗り心地が十分に味わえるトヨタ・カローラ スポーツ
カローラ スポーツのスタイリッシュでスポーティなエクステリアデザインと上質感を追求したインテリアは最廉価グレードのG“X”(写真)でも健在
“新世代ベーシック”のコンセプトに相応しいスポーティなデザインをまとったカローラ スポーツ。その真骨頂は車名が示すように5大陸、のべ100万キロの走行試験で磨き上げた走りの良さにある。
ボディ開口部に環状骨格構造を採用した高剛性ボディが安定感の高い走りを実現し、新開発のアブソーバーも上質な乗り心地と操舵応答性を両立。ECO・NORMAL・SPORTという3つから選べる走行モードもドライビングの歓びを広げてくれる。
そんなカローラ スポーツのグレードは最上位のG“Z”、中間グレードのG、スタンダードなG“X”の3種類。
エンジンは34.2km/Lの低燃費を実現した1.8リッターエンジン+ハイブリッドシステムと力強い加速感を味わえる1.2リッター直噴ターボエンジンの2種類を設定するが、G“X”+1.2リッター直噴ターボエンジンの組み合わせを選べば車両本体価格は220万円とリーズナブル。
しかも、G“X”でもコネクティッドサービスを体感できる車載通信機DCMや2世代型の予防安全パッケージであるToyota Safety Senseを標準装備。ドライバーズシートもGグレードと共通のスポーティシートが採用されている。
ちなみに、最上位のG“Z”+1.8リッターエンジン+ハイブリッドシステムは289万円で差額は69万円。
内外装の加飾、ホイール、ディスプレイオーディオ、メーター、エアコン、シートなどで違いはあるものの、カローラ スポーツの走りを味わうことを優先するのであればG“X”でも過不足はないだろう。
スバル・レックスのGグレードは200万円以下のリーズナブルさが最大の魅力
コンパクトなサイズでありながらも大きく張り出したフェンダーによって、SUVらしいアクティブさと頼もしさを強調する力強さを表現したレックス
2022年11月に突如復活したレックスは、スバル初の小型SUVとしてデビュー。
最小回転半径が5.0mという取り回しの良さを実現しながらも、人や荷物がしっかり載るパッケージに最新の安全装備を充実させることで普段の街乗りからちょっとした遠出まで、シーンを選ばず安心してドライブできる使い勝手の良さが光る一台だ。
グレード構成は内外装に洗練さと上質さを高めた装備を充実させた上位モデルのZ、先進の安全テクノロジーと充実の装備が採用されたスタンダートのGのふたつ。
車両本体価格がZグレードの217万1100円に対して、Gグレードは200万円を切る182万円で差額は約35万円。
ハイテン材を活用した軽量・高剛性ボディにしなやかなにストロークさせることで操安性と乗り心地を両立したサスペンション、優れた燃焼効率と力強くてスムーズな出足の加速を実現した1.2リッター直列3気筒の自然吸気エンジン、マニュアル感覚のシフトチェンジが運転する楽しさを提供するCVT制御7速シーケンシャルシフトなどを搭載。
約35万円という差額にもかかわらず、走りに関わるスペックがGグレードとZグレードで共通なのは魅力のひとつだろう。
加えて、Zグレードからは1インチダウンにはなるもののホイールはアルミ製。
さらに、マニュアルでのレベリング機能となるもののヘッドランプとクリアランスランプはLED、ドライバーの好みに合わせて4つのデザインが選択可能なアクティブマルチインフォメーションメーター、Zと同じフルファブリックシート表皮などが採用されており、Gグレードでも充実の装備を誇っている。
あなたのお財布に余裕があるのなら上位グレードを購入すればよいが、廉価グレードだって十分楽しめるし役割だってきっちり果たしてくれるのは間違いない。
イマドキのクルマは昔と違ってグレードを示すエンブレムが貼られていることもないんだし、廉価グレードだからといって引け目を感じることもないんだから、財布に優しい素うどん的なクルマを選ぶのも悪くないんじゃない?
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