もくじ
ー 最高速度400km/h超
ー EV史上最長の航続距離
ー 高度な自動運転装備も
ー テスラ・ロードスターのライバルたち
最高速度400km/h超
テスラはグランド・バーゼル・モーターショーにおいてロードスターの欧州初公開を果たした。
昨年発表された完全電動4シーターのロードスターの最高速度は402km/hを超えるといわれている。今回スイスのイベントで初めて一般公開された。ただし展示された車両はデザインシェルと見られている。
イーロン・マスクCEOはこのクルマの公開後、新型ロードスターは「ベースモデル」であり、より高性能な仕様が追って発売されると語った。このローンチ版は3基のモーターにより1020kg-mのトルクを発揮し、0-97km/hの加速はわずか1.9秒とモデルS P100Dよりも0.5秒速い。
マスクはこのクルマがテスラ初の市販車であったロードスターの後継車だという。0-161km/h加速は4.2秒、ゼロヨンは8.9秒だ。彼によれば、高性能版の開発には安全性への懸念もつきまとうという。
EV史上最長の航続距離
「(さらなる高性能化は)安全性だけが問題です。ロケットの技術をクルマに適用することにより、飛躍的に可能性が広がりました」
さらに、マツダMX-5 RFのような着脱式ガラスルーフを装着しながら400km/h超での走行が可能だという。
マスクは200kWhのバッテリーを搭載したことによりおよそ1000kmの航続距離を実現したと語る。これはEVとして世界記録だ。今までのテスラ車に搭載されたバッテリーとして最大のものは100kWhであり、モデルS P100DのアメリカEPAテストにおける航続距離は549kmであった。
「このクルマの目標はガソリン車に打ち勝つことにあります。ガソリンスポーツカーを運転することは、蒸気機関車のように過去のものとなります」とマスクは続けた。
テスラ・ロードスターは2020年に発売が予定され、ファウンダーズ・エディションと呼ばれる初期限定車は25万ドル(2790万円)で1000台のみが販売される。予約受付はすでに開始されているが、代金は前払いだ。その後の車両は20万ドル(2232万円)での販売が予定されている。
高度な自動運転装備も
他のテスラ車と同様、最新の自動運転装備が搭載されている。2016年第4四半期以降に生産されたテスラ車は8つのカメラで全方位を250m先まで監視することが可能だ。さらに12の超音波センサーにより障害物を検出するほか、是方レーダーにより豪雨、霧、粉塵の中でも安全性を確保できる。
ロードスターはワイヤレスでのアップデートが可能であり、納車後にもパフォーマンスや自動運転装備などがアップデートされる可能性がある。最近でも、テスラは加速性能やオートパイロット機能のアップデートを提供した。
テスラはモデル3の生産遅延問題の解消に取り組んでいる。40台以上の注文を受けたが、パーツ供給の問題により生産が遅延していた。マスクはこれを「生産地獄」と表現しており、2017年第3四半期には予定の1500台に対してわずか220台のみが生産された。
この問題と、新たなギガファクトリーへの投資が重なったことから、テスラは2017年第3四半期の決算において6億1900万ドル(691億円)の赤字を記録した。当時テスラは「モデル3の生産ボトルネックの解消に努めていますが、生産上の挑戦が多数あることから解消にかかる時間や、新たな問題の出現の可能性などは予測不能です」と語った。
テスラ・ロードスターのライバルたち
2008年に発売された初代テスラ・ロードスターは電動スポーツカーの革新的存在であった。しかし、現在では多くのライバルが出現している。2代目ロードスターが直面するであろうライバル3車種を紹介する。
マクラーレン電動スーパーカー
マクラーレンは完全電動スーパーカーを開発中だ。同社はまずハイブリッド車を発売した後、ゼロエミッションモデルを投入する。そのパフォーマンスは675LTと同等といわれている。
ランボルギーニ・テルゾ・ミレニオ・コンセプト
ランボルギーニがハイパフォーマンスEVに興味を持っていることを示すコンセプトカー。エアロダイナミクスを重視するためのインホイールモーターが特徴。
リマックC_Two
リマック2番目の電動ハイパーカーが今年のジュネーブ・モーターショーで公開された。すでに完売済みだが、その価格は150万ポンド(2億1500万円)に達する。0-97km/hの加速は1.85秒、最高速度は415km/hと発表されている。
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