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アウディR8 17年間の集大成に日本向け8台限定車 ジャパン・ファイナル・エディション

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アウディR8 17年間の集大成に日本向け8台限定車 ジャパン・ファイナル・エディション

アウディR8 限定モデルのエクステリア詳細は?

アウディは、フラッグシップ・スポーツクーペのアウディR8の日本における最終限定モデル8台を「アウディR8クーペ・ジャパン・ファイナル・エディション」として発売を開始した。右ハンドルのみの設定で、メーカー希望小売価格(税込)は3508万円となる。

【画像】アウディR8クーペ・ジャパン・ファイナル・エディションと歴代アウディR8の写真を見る 全147枚

アウディR8の歴史を締めくくる8台の日本最終限定モデル

アウディR8は、アウディのレーシングモデルおよび究極のスポーツグレードRSモデルを開発/製造/販売するアウディ・スポーツにより、アウディのレーシングカーの遺伝子を受け継ぎ、ハイパフォーマンスと日常走行における優れた乗り心地を兼ね備えたフラッグシップ・スポーツクーペとして、過去17年間にわたって進化を続け、世界中のファンを魅了してきたと語られた。

今回の限定モデルは、アウディR8が歴史の最終章を迎えるにあたり、そのパフォーマンスと日本の美的センスを融合させた、8台の限定モデルとして日本の顧客向けに作られたという。

シンプルでエレガントな水平基調フォルムのボディは、随所にカーボンパーツを採用し、エクステリアをストイックに引き締めるブラックアウディリングス・パッケージとの組み合わせで、R8の比類なきパフォーマンスを象徴すると語る。

ボディカラーには、上質で柔らかなアイビスホワイト・マットを採用し、ハイパフォーマンスを暗示するセラミックブレーキのグロスレッドキャリパーとの組み合わせは、日本古来の紅白の華やかさを演出する。

足元にはもう一つのテーマカラーである金に見立てたマットブロンズポリッシュドのアウディ・スポーツ製20インチ5エヴォスポークデザインのアルミホイールを装備。

このように今回の限定モデルは、ハイパフォーマンスとエレガンスを兼ね備えたR8に、白/赤/金という日本の伝統に通じる3色をさりげなく組み合わせ、日本マーケット専用の特別感あふれる限定車となったとアナウンスされた。

アウディR8 限定モデルのインテリアとその他詳細は?

アウディ・エクスクルーシブによるインテリアは、ブラックを基調にアラバスターホワイトとの2トーンカラーで統一しており、アラバスターホワイトダイヤモンドステッチングがアクセントとなる。

スポーツシートはファインナッパレザー、ヘッドライニングとラゲッジコンパートメントライニングにはアルカンターラを採用し、上質な空間を作り出すとアウディは語る。

ステアリングホイールは、標準装備の3つのコントロールボタンに加え、エンジンサウンドをコントロールするボタンの追加により、4コントロールサテライトのマルチファンクションとなった。またドアシルトリムには、8台の限定を示す数字とともに「ジャパン・ファイナル・エディション」と刻まれる。

特別メモリアルプレート

アウディR8は、2006年欧州/2007年日本にて初代が発売されて以来、モータースポーツのテクノロジーの進化と共に、卓越したパフォーマンスを磨き上げ、世界中の多くのファンを魅了してきたという。

その日本最終限定モデルを発売するにあたり、アウディジャパンから成約の顧客に、特別メモリアルプレートを用意した。これは、シャシーナンバーの入力により、そのクルマ固有の画像を作成する、欧州オーナー向けのVINアートというプログラムによるもので、購入したアウディR8クーペ・ジャパン・ファイナル・エディションのシャシーナンバーを刻印したメタルポートレートフレームを作成、世界にひとつだけのメモリアルディスプレイプレートとしてこのモデルのオーナーに贈呈される。

アウディ・ジャパンが日本の顧客のためにこだわりぬいた、R8の歴史と日本の伝統を融合したプレゼントだと語られた。

限定車の性能は?

ベースモデルはアウディR8クーペV10パフォーマンス5.2FSIクワトロSトロニックとなる。搭載される自然吸気高回転型5.2L V型10気筒エンジンは、最高出力620ps/最大トルク59.14kg-mを発揮する。

7速Sトロニックトランスミッションはクワトロと組み合わされ、0-100km/h加速は3.1秒(メーカー測定値)で走り抜けるという。サスペンションには、走行状況に合わせてダンパーの減衰力を制御し、快適な乗り心地と優れたドライビングダイナミクスを実現するアウディ・マグネティックライドを搭載した。

アウディR8とモータースポーツでの功績を振り返る

アウディR8の変遷とモータースポーツでの功績

自然吸気V型10気筒エンジンは、2009年初頭に登場したアウディR8に設定され、直噴システムを備え排気量は5.2Lで最高出力は525psであった。

2010年発売のアウディR8GTエディションでは、この10気筒エンジンは560psを発生し、アウディR8 V10プラス(2012年以降)では550psを発生した。

2015年に登場した第2世代のR8では、FSIエンジンを徹底的に見直し、インテークマニホールドに燃料噴射システムを追加することにより排出ガス特性を改善し、シリンダー・オン・デマンド(COD)システムが部分負荷状態で片バンクの5気筒を休止させることで燃費を向上、5.2L FSIエンジンのポテンシャルが引き上げられ、さらにダイレクトに反応し鋭くなったという。

販売当初、540psおよび610psのバージョンを選択可能で、その後のアップデートで、出力が570psおよび620psに強化された。

モータースポーツのテクノロジーを反映したこのV10ユニットの大きな特徴は、最大8700rpmまで回る高回転型エンジンであること、そして搭載位置を低くすることができるドライサンプ潤滑システムを採用していることだとアウディは述べる。

V10エンジンのバンク角は90度で、クランクシャフトは左右のバンクで共通のクランクピンを使用し、点火タイミングは54°と90°の不等間隔となっている。1-6-5-10-2-7-3-8-4-9の点火順序により、独特な脈動とこのエンジン独自のサウンドが生み出されるとアウディは語る。

最高回転数の8700rpmでは、ピストン速度は平均26.9m/sに達し、当時のF1マシンのエンジンを凌ぐ数値であった。この速度ではピストンは反転ポイントで約2トンの荷重に相当する加速度を受けるという。

このエンジンは、サーキットでも大きな成功を収め、2009年にはアウディR8 LMSがGT3クラスにデビュー。2012年にはR8 LMSウルトラ、2015年には第2世代のR8 LMSが登場した。

第2世代のR8 LMSは、2018年の秋にアップデートが施され、2018年初頭には、アウディ・スポーツ・カスタマー・レーシング・プログラムにR8 LMS GT4が投入された。

GT3/GT4両カテゴリに搭載されているエンジンと、市販バージョンに搭載されている5.2 FSIエンジンとの違いはごくわずかで、デュアルインジェクションシステムの廃止/インテーク経路にエアリストリクターの設置/制御ユニットのマッピング変更/ベアリングシェルの改良だという。

5.2 FSIエンジンのサービスインターバルは1万km、初回オーバーホールまでのインターバルは2万kmに設定され、モータースポーツの世界において新たな基準を打ち立て、長いサービスインターバルは参戦チームに利点をもたらしたとアウディは述べた。

アウディR8 LMS GT3は15年間の歴史の中で、119回の総合優勝/180回のクラス優勝/24時間レースで16回の総合優勝/12時間レースで14回の優勝を獲得しその実績を締めくくった。アウディR8 LMS GT4は、14回のドライバーズタイトル獲得/他のカテゴリでの34回の優勝、アウディR8 LMS GT2も8回のドライバーズタイトルと4つのカテゴリタイトルを獲得した。

日本ではスーパーGT GT300クラスにアウディ・チーム・ヒトツヤマがアウディR8 LMS GT3で10年連続参戦、3回のクラス優勝を獲得した。

今年2023年にはチーム・ルマンが同じくGT300クラスにアウディR8 LMS GT3で参戦し、3回の表彰台を獲得している。アウディR8のレーシングバージョンR8 LMSは、スーパー耐久シリーズで活躍したアウディR8 LMS GT4とともに、日本のモータースポーツシーンで優れたパフォーマンスと高い耐久性を証明したとアウディは付け加えた。

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みんなのコメント

2件
  • cla********
    この車の内容に興味は無いけど、デビュー17年目のアウディを3500万出して買う人って、どんな人なのか興味はあるな。
  • ザ・ファイナル・タカヒロ
    完全にMR2のパクリ、、、
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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