MotoGP第22戦バレンシアGPのMoto2決勝はイザン・ゲバラ(BLU CRU Pramac Yamaha Moto2)が勝利した。
3クラスで唯一チャンピオン争いが最終戦までもつれ込んだMoto2。予選ではランキング首位のディオゴ・モレイラ(Italtrans Racing Team)が9番グリッドとなったのに対し、逆転王者を狙うマニュエル・ゴンザレス(LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP)が5番手に並んだ。
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なおふたりのポイント差は24点と大きく、ゴンザレス逆転の条件はかなり厳しかった。ゴンザレスの優勝は絶対条件。モレイラは14位以上でフィニッシュすれば、チャンピオンを確定できるためだ。
22周の決勝がスタートすると、ポールシッターのダニエル・オルガド(CFMOTO Inde Aspar Team)をイザン・ゲバラが早くもオーバーテイク。そのまま1周目をリードし、2番手以下にはオルガド、アルベルト・アレナス(ITALJET Gresini Moto2)が続いた。ゴンザレスはスタートから1周目は5番手で終え、モレイラは9番手と両者ポジションキープとなった。
レース序盤は各ライダーの差は小さかったもののオーバーテイクまでは至らず、動きの少ない状態が続いた。ゴンザレスも4番手でチームメイトのセナ・アジアスまで少しギャップがあり、追い抜きに動ける状況ではなかった。
さらにゴンザレスに対しては、イヴァン・オルトラ(QJMOTOR - FRINSA - MSI)が襲いかかった。そして5周目に追い抜きを許してしまい、ゴンザレスが6番手に後退した。
ゴンザレスはその後、ポジションを5番手まで落としてきたアレナスをオーバーテイクしてポジションを回復した。しかしトップ4に対して少し距離が空いている状況だった。
一方でトップ争いは、オルガド、アジアス、オルトラがバトルを繰り広げており、レース中盤の13周目にはオルトラがアジアスを抜いて3番手に浮上した。
タイトルを争うゴンザレスはレース中盤以降はペースが落ちてしまい、ライバルにオーバーテイクを次々と許してしまった。それにより8番手までポジションを落とし、逆転王者は絶望的な状況に陥った。
さらに18周目、ゴンザレスは直接のライバルであるモレイラにも抜かれてしまった。さらにゴンザレスはマシンのリヤに問題があったのか、振り返って気にする素振りを見せると、その後ピットイン。この時点でモレイラの戴冠はほぼ確実となった。
先頭争いはレース終盤になってオルガドが猛チャージ。一時は0.7秒あった差を削っていき、残り3周でゲバラの真後ろまで迫り、プレッシャーをかけた。
ゲバラは迫るオルガドをなんとか抑えてラストラップを走りきりトップチェッカー。Moto2クラスで初優勝を果たした。2位はオルガド、3位はオルトラだ。
そしてランキング首位のモレイラは11位でフィニッシュ。2025年のMoto2チャンピオンに輝いた。来季はブラジル人初の世界チャンピオンとして、LCRから堂々MotoGPクラスへ昇格することとなった。
終盤にピットインしたゴンザレスは、その後レースに復帰。22位で完走し、ランキング2位でシーズンを終えた。
日本人ライダーの國井勇輝(Idemitsu Honda Team Asia)は20位フィニッシュ。國井はこれで一旦Moto2を離れるが、ラストレースでポイント獲得とはならなかった。
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