新型C4が英国で発売
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
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translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
新型シトロエンC4とその電動モデルe-C4が英国で発売された。車両価格は標準モデルが2万990ポンド(283万円)から、電動モデルが2万9180ポンド(394万円)からとなっている。
内燃機関搭載車にはセンス、センス・プラス、シャイン、シャイン・プラスの4つのグレードが用意された。エントリーモデルにはLEDヘッドライト、18インチアルミホイール、スマートフォン対応の10インチタッチスクリーン、運転支援システムが標準装備されている。
最上位のシャイン・プラスには、リアのプライバシーガラス、キーレスエントリー、オートヘッドライト、フロント&リアパーキングセンサーなどが加わる。
e-C4の装備も、基本的にはガソリン車やディーゼル車と同等だ(シャインは未設定)。
シトロエンによると、ガソリン、ディーゼル、EVの各パワートレインを揃えた新型C4は、SUVにインスパイアされたデザインと快適性を重視することで、「コンパクトハッチバックの復活」を目指している。
フォード・フォーカスやフォルクスワーゲン・ゴルフのライバル車となるが、先代のC4カクタスよりシートポジションが若干高くなっている。また、PSAグループのファミリー向けハッチバックの中では、ゼロエミッションを実現する初のモデルとなる。
シトロエンのヴィンセント・コビー最高経営責任者(CEO)はAUTOCARに対し、このモデルの導入は欧州におけるシトロエンの販売成長にとって「巨大な」重要性を持っていると語った。2019年、同ブランドは前年比1%増の83万台を販売している。
コビーは次のように述べている。
「このクルマは、デザイン、革新性、快適性において、シトロエンのコアとなるでしょう。つまり、わたし達にとっては、シトロエンの全体的な成長における3~4つの弾丸のうちの1つなのです。シトロエンは、このセグメントにおいて大きな正統性を持っています。最もポピュラーな顧客基盤を持っている企業なのです」
全く新しいスタイリング
新型C4のフロントグリルは、新型C3に初めて採用されたデザインをベースに、V字型のシグネチャーライトと車幅いっぱいに伸びるクロームシェブロンを採用している。
ボンネットはC5エアクロスのデザインを反映した凹型の形状となっており、フロントバンパーはマットブラックで仕上げられた。シトロエンによると、このバンパーは小さな衝撃から保護する効果があるという。
エアインテークグリルは、コンセプトカー「アミ・ワン」や「19_19」に見られるシェブロンパターンを採用している。
ホイールアーチは、フロントバンパーと同じマットブラック仕上げで、SUVスタイルをさらに引き立てている。
シトロエンによると、ルーフは空力特性を向上させるために大きく傾斜しており、リアオーバーハングのデザインはシトロエンGSを反映したものになっているという。
シトロエンによると、156mmのグランドクリアランス(最低地上高)とショートオーバーハングの組み合わせにより、同クラスのライバル車よりも高い視認性が確保されているという。
C4カクタスよりもオーソドックスではあるが、31種類のカラーコンビネーションをはじめとするカスタマイズオプションが複数用意されている。
コビーCEOは「C4カクタスでは、革新的な能力に少し夢中になりすぎたのかもしれません」とし、この新しいC4は「より包括的で魅力的な提案」と述べている
ホイールサイズは16インチから18インチまであり、e-C4には18インチのクロスライト・アロイホイールが採用されている。
e-C4の航続距離は350km
新型C4は、PSAグループのCMPモジュラー・プラットフォームを採用しており、電動パワートレインと従来の内燃機関のどちらも搭載することができる。
e-C4は、135ps、26.5kg-mの電気モーターを搭載し、50kWhのバッテリーから電力を供給する。シトロエンによると、航続距離は350km、0-100km/h加速は9.7秒、最高速度150km/hに達するという。
また、減速時やブレーキング時にエネルギーを回収するエコ、ノーマル、スポーツの3つのドライブモードを用意。エンジン出力とエアコンの消費電力を調整して航続距離を向上させることができる。
32Aの家庭用ウォールボックスで約5時間で充電できる11kWの充電器と、公共の急速充電器で30分で80%の充電が可能な100kWの急速充電器が搭載されている。充電はスマートフォンで制御でき、電気料金の安い時間帯を利用するなどスケジュールを立てることが可能だ。
ガソリンエンジンのC4には、ピュアテック100からピュアテック155まで3種類の1.2L 3気筒ターボエンジンが用意されている。最もパワフルなエンジンには8速ATが搭載される。また、4気筒ディーゼルエンジンには、ブルーHDi 110とブルーHDi 130の2種類が用意されている。
ガソリンとディーゼルの性能詳細はまだ発表されていない。また、ハイブリッドやプラグイン・ハイブリッドが追加されるかどうかについても明らかではないが、可能性は十分にあるだろう。
快適性重視のセッティング
新型C4は快適性を重視しており、プログレッシブ・ハイドロリック・クッション・サスペンションが標準装備されている。2つの油圧ストップを使用してバウンドを抑え、乗り心地を滑らかにするものだ。
一部のグレードには、ヒーター・マッサージシステムを含むアドバンスド・コンフォート・シートがオプションで設定されている。
インテリアは「まるでリビングルームにいるかのように」感じられよう、6種類のカラーを用意。また、クラストップレベルのレッグスペース(後席)と多彩な収納を確保している。
ダッシュボードには、新設計の10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを搭載。大型のカラーヘッドアップディスプレイがデジタルメーターを補完する。
最近のモデルとは異なり、エアコンの操作には物理的なコントローラーを採用している。
インフォテインメントには、最新バージョンのナビゲーションシステムが搭載され、Android AutoとApple CarPlayに対応している。
バックミラーには16GBのメモリーカードに写真や動画を保存できるフルHDカメラを内蔵。また、アダプティブ・クルーズコントロールやレーンキーピングを組み込んだレベル2の半自動運転システムなど、20種類の運転支援システムが搭載されている。
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