10月25日、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は11月16日~17日に開催されるENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第7戦『S耐ファイナル富士』にて、日本初となる『屋外対応移動式イマーシブドームテント』をイベント広場に出展すると発表した。
イマーシブとは、全方位からの音響と映像体験の相互作用によって、立体的な没入感を得るコミュニケーション技法のこと。今回の“イマーシブドームテント”はその技法と、幅14m、高さ8.2mの大型テントを用いて、モータースポーツのスリルやスピード感、臨場感をリアルに体感できる取り組みになる。
スーパー耐久第6戦岡山のST-Xクラスに登場した『Team Handwork Challenge』の参戦の狙いは
今回のコンテンツでは、約1年間かけてスーパー耐久シリーズのレース現場で集めた音や映像を駆使し、レースに参加するドライバーやメカニックなど、さまざまな人の視点や、水素エンジンやカーボンニュートラル燃料などクルマやパーツに着目した共感覚的な体験を楽しむこともできるという。
TGRによると、今回の取り組みはスーパー耐久ST-Qクラスに参戦する自動車メーカーたちによる“S耐ワイガヤクラブ”としてモータースポーツ業界やスーパー耐久シリーズを盛り上げていきたいという思いのもと『シリーズやレースの魅力をどのように訴求していけるのか』を議論をするなかで企画が進んできた。
製作にあたっては、S耐ワイガヤクラブの仲間であるスバル、ニッサン、ホンダ・レーシング(HRC)、マツダのほか、シリーズを運営するスーパー耐久未来機構やレース主催者の富士スピードウェイにも臨場感あふれる新規映像の撮影および提供で協力を行っている。
TGRは「この取り組みによって、単なるエンターテインメントの提供だけではなく、モータースポーツの魅力を広く伝え、業界の発展に寄与したいと考えております。今後は、第7戦富士での展示を皮切りに、モータースポーツ現場に限らないさまざまなイベントや会場への出展を検討しており、多くの方々にこの新しい体験を提供していきたいと考えております」としている。
屋外対応移動式イマーシブドームテントの詳細については、テントおよび映像コンテンツを共同製作したティーアンドエスの公式サイト(https://pr.t8s.co.jp/news_toyota_20241025/)をチェックしてほしい。
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