現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 荷物がたくさん積めて美しい!? スタイリッシュなステーションワゴン3選

ここから本文です

荷物がたくさん積めて美しい!? スタイリッシュなステーションワゴン3選

掲載 更新 14
荷物がたくさん積めて美しい!? スタイリッシュなステーションワゴン3選

■往年のステーションワゴンは魅力的なモデルがたくさんあった

 現在、日本のみならず海外でも人気な車種といえば、SUVがあります。その人気に押されてしまい、ステーションワゴンの人気が低迷してしまいました。

見かけたら思わずうっとりしちゃう!? 美しすぎるステーションワゴン5選

 この傾向は北米市場も同様で、日本もアメリカもメーカーのラインナップからステーションワゴンが激減してしまいました。

 一方で、現在販売中のステーションワゴンは、どれも流麗なデザインで、昔のようなライトバンのイメージはまったくありません。

 そこで、現代のモデルに迫るほどスタイリッシュな往年のステーションワゴンを、3車種ピックアップして紹介します。

●日産「スカイラインワゴン」

 1957年に発売されたプリンス「スカイライン」は、当時のミドルクラスセダンとして誕生しましたが、生産が日産に移った3代目からは、ステーションワゴンやバンをラインナップしていました。

 当時は1車種でセダン、クーペ、ステーションワゴン、バンをラインナップすることは珍しくなく、トヨタ「クラウン」や日産「セドリック」なども同様です。

 スカイラインのステーションワゴンは、1985年に発売された7代目(通称「セブンス」)までラインナップされており、なかでも4代目(通称「ケンメリ」)のステーションワゴンはスタイリッシュなデザインで、注目されました。

 1974年に発売された4代目スカイラインは、2ドアクーペ、4ドアセダン,ステーションワゴン、ライトバンが設定され、ステーションワゴンは4気筒エンジンを搭載したショートノーズです。

 スタイルはフロントからリアにかけて上がっている「クラウチングスタイル」で、傾斜したリアゲートは現在でも通じるようなスポーティなフォルムを実現。

 また、ボディサイドの「サーフィンライン」もセダン、クーペと同じくプレスされていて、スピード感のあるサイドビューを演出しています。

 また、グレードによってはリアゲートには木目調のパネルが使われるなど、当時の流行も取り入れていました。

●トヨタ「セプターワゴン」

 トヨタ「セプター」は、1991年から北米市場で「カムリ」として販売されていたモデルです。1992年に日本でも発売しましたが、すでに日本では国内専用のカムリを販売していたため、混乱を招くことを避け、車名をセプターへ変更されたということです。

 ボディバリエーションはセダン、クーペ、ステーションワゴンで、このうちセダンは日本で生産され、クーペとステーションワゴンはアメリカで生産された輸入車として販売。

 セプターワゴンのボディサイズは全長4820mm×全幅1770mm×全高1480mmと、当時の国産ステーションワゴンとくらべ、かなり大柄でした。

 搭載されたエンジンは2.2リッター直列4気筒と、3リッターV型6気筒の2種類で、トランスミッションは4速ATのみのFFです。

 外観はアメリカのステーションワゴンを彷彿とさせるロー&ワイドなスタイルで、室内はFFの恩恵もあって広大な空間を誇りました。そのため乗車定員は3列シートの7名となっていましたが、3列目シートは荷室に格納されており、乗員は後ろ向きに座るスタイルでした。

 セプターワゴンはセダンやクーペにくらべて好調な販売を記録していましたが、1996年に販売を終了。

 現在のステーションワゴンの多くが流麗なフォルムとなっているなか、ステーションワゴンの王道のようなフォルムのセプターワゴンは、いまでは新鮮に映るかもしれません。 

■ちょっとしたブームとなった北欧ワゴンとは!?

●ボルボ「850エステート」

 1980年代から1990年代の日本では、ステーションワゴン人気が高まり、国内外のモデルが多数販売されました。

 なかでも1991年に発売されたボルボ「850エステート」は、一見すると直線基調なフォルムながら、角を丸くして各面がわずかにラウンドした洗練されたデザインで、日本で大ヒットします。

 搭載されたエンジンは2.3リッターから2.5リッターの直列5気筒で、これを横置きに搭載したFFを基本とし、4WDもラインナップされました。

 また、ターボモデルをチューニングした240馬力のハイパワーな限定車「850 T-5R」や「850R」が発売され、どちらも人気となります。

 ステーションワゴンとしてのユーティリティも優れ、広大な荷室にスチール製のガードネットを取り付けて、大型犬を乗せるのがステータスでした。

 なお、850エステートは、1994年度に「グッドデザイン大賞」を受賞。これまでクルマがグッドデザイン大賞を受賞した例は5車種しかなく、850エステートは輸入車で唯一の受賞です。

 現在も850エステートの美しいスタイルに魅了されたファンは多く、ボルボはこれに応えるように「ボルボ・クラシック・ガレージ」というレストアサービスを展開。850シリーズもサポートの対象となっています。

※ ※ ※

 かつて、ステーションワゴンはライトバンのイメージを払拭できずにいました。そのイメージを変えたのが1989年に発売されたスバル「レガシィ ツーリングワゴン」といわれています。

 レガシィ ツーリングワゴンはスタイリッシュなデザインのボディに高性能なエンジンを搭載することで、商用車のイメージは無く、大ヒットしました。

 その後、ステーションワゴンの人気が一気に高まり、各メーカーが追従。

 いまはだいぶ数が減ってしまいましたが、2019年にトヨタ新型「カローラ ツーリング」が発売されるなど、まだまだステーションワゴンの火は消えていません。

こんな記事も読まれています

トヨタが「大逆転ワールドチャンピオン」に! 最後の最後でドラマがあった!? トヨタ会長「感動という共感が生まれる」 WRCで「マニュファクチャラーズ」獲得、ラリージャパンもトヨタ優勝
トヨタが「大逆転ワールドチャンピオン」に! 最後の最後でドラマがあった!? トヨタ会長「感動という共感が生まれる」 WRCで「マニュファクチャラーズ」獲得、ラリージャパンもトヨタ優勝
くるまのニュース
市川團十郎×佐藤琢磨、同い年のふたりが歌舞伎とレースに共通点見出す。白熱するトークの裏で11歳の新之助が大物ぶりを発揮!?
市川團十郎×佐藤琢磨、同い年のふたりが歌舞伎とレースに共通点見出す。白熱するトークの裏で11歳の新之助が大物ぶりを発揮!?
motorsport.com 日本版
日産が新型「車中泊ミニバン」発売! 巨大ベッド&高性能四駆を搭載した「4人乗りセレナ」がスゴい! 車高アップで走破性高めた新モデルとは?
日産が新型「車中泊ミニバン」発売! 巨大ベッド&高性能四駆を搭載した「4人乗りセレナ」がスゴい! 車高アップで走破性高めた新モデルとは?
くるまのニュース
ポルシェの超レアな限定車「911ダカール」がついに生産終了!最後の1台は斬新なカラーリングで驚愕
ポルシェの超レアな限定車「911ダカール」がついに生産終了!最後の1台は斬新なカラーリングで驚愕
VAGUE
バッグ・コンテナ・テーブルの3WAY! ロゴスの「LOGOS キャンプツールリュック(テーブル付き)」がクラファンにて先行販売を開始
バッグ・コンテナ・テーブルの3WAY! ロゴスの「LOGOS キャンプツールリュック(テーブル付き)」がクラファンにて先行販売を開始
バイクブロス
総長のビュイックで練習し、運転免許を取得!?|長山先生の「危険予知」よもやま話 第30回
総長のビュイックで練習し、運転免許を取得!?|長山先生の「危険予知」よもやま話 第30回
くるくら
コンパクトバッテリーで小型軽量化!「18V XR ブラシレス・インパクトドライバー」がデウォルトから12月上旬発売
コンパクトバッテリーで小型軽量化!「18V XR ブラシレス・インパクトドライバー」がデウォルトから12月上旬発売
バイクブロス
2024年新型イプシロン登場で高らかに復活したランチア!! 10年前は消滅の噂が絶えない大ピンチだった[復刻・2013年の話題]
2024年新型イプシロン登場で高らかに復活したランチア!! 10年前は消滅の噂が絶えない大ピンチだった[復刻・2013年の話題]
ベストカーWeb
ポルシェがサーキットで最高のパフォーマンスを発揮する、モータースポーツテクノロジー
ポルシェがサーキットで最高のパフォーマンスを発揮する、モータースポーツテクノロジー
LE VOLANT CARSMEET WEB
ドゥカティ スクランブラー・アイコン試乗「初めての大型車にもアリ!? 軽い車体に元気なエンジン、日常的な速度域が楽しい」
ドゥカティ スクランブラー・アイコン試乗「初めての大型車にもアリ!? 軽い車体に元気なエンジン、日常的な速度域が楽しい」
モーサイ
トリッキーなステージに苦戦の声「どれも本当に過酷」「ハードでもオーバーヒート」/ラリージャパン デイ3コメント
トリッキーなステージに苦戦の声「どれも本当に過酷」「ハードでもオーバーヒート」/ラリージャパン デイ3コメント
AUTOSPORT web
斬新なのは顔だけじゃない! キアの3列シートSUV最強『EV9 GT』発表…ロサンゼルスモーターショー2024
斬新なのは顔だけじゃない! キアの3列シートSUV最強『EV9 GT』発表…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
EUROCARBODY 欧州のエンジニアが選んだ1位はホンダN-VANe
EUROCARBODY 欧州のエンジニアが選んだ1位はホンダN-VANe
Auto Prove
「個人的な想いは捨ててきた」と勝田。ラリージャパン最終日で、タイトル防衛のための葛藤を明かす
「個人的な想いは捨ててきた」と勝田。ラリージャパン最終日で、タイトル防衛のための葛藤を明かす
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツ CLEカブリオレにボディを拡大したAMG53 4MATIC を追加
メルセデス・ベンツ CLEカブリオレにボディを拡大したAMG53 4MATIC を追加
Auto Prove
「永遠に有料…?」 とっくに無料化されている“はず”の道路たち なぜまだお金とるの?
「永遠に有料…?」 とっくに無料化されている“はず”の道路たち なぜまだお金とるの?
乗りものニュース
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
くるまのニュース
結局さぁ……日産[GT-R] とヒョンデ[IONIQ5 N]って結局どっちが良いの??
結局さぁ……日産[GT-R] とヒョンデ[IONIQ5 N]って結局どっちが良いの??
ベストカーWeb

みんなのコメント

14件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村