現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 【F1第19戦予選の要点】1アタックでポールを射止めたノリス。決勝最大の見どころはスタートにあり

ここから本文です

【F1第19戦予選の要点】1アタックでポールを射止めたノリス。決勝最大の見どころはスタートにあり

掲載
【F1第19戦予選の要点】1アタックでポールを射止めたノリス。決勝最大の見どころはスタートにあり

 現地時間10月19日に行われた2024年F1第19戦アメリカGPの予選。Q3最初のアタックを終えた時点でランド・ノリス(マクラーレン)が暫定ポールにつけた。

 同じくQ3最初のアタックにて、ノリスから0.031秒遅れの暫定2番手につけたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、「でもあのアタックでは、ターン19で少しミスをしていたんだ」と、予選後のインタビューで語っている。

2024年MotoGP第17戦オーストラリアGP TV放送&タイムスケジュール

 ミスした上での0.031秒差。つまり、セッション終盤の2アタック目をミスなく終えることができていれば、フェルスタッペンが逆転する可能性は十分にあっただろう。

 世界が注目した2アタック目。先にコースに出たフェルスタッペンが、セクター1を24秒820という全体最速タイムで通過した。対するノリスは、この区間だけで0.2秒以上遅れを取った。ただし高速コーナーの連続するセクター1が速いレッドブルに対し、低中速コーナーの多いセクター2、3はマクラーレンが優れる。

 ただ、前日のスプリント予選でのノリスは、セクター2、3での利点を活かせず4番手に終わっていた。逆にフェルスタッペンは3セクターすべてをノーミスでまとめて、スプリントのポールポジションを獲得。19周のスプリントもそのまま逃げ切り、6月末に行われたオーストリアGPでのスプリント以来、ほぼ4カ月ぶりの勝利を挙げた。

 だがふたりがセクター2を攻め始めた直後、セクター3でダブルイエローが出た。最終コーナーのひとつ手前、ターン19でジョージ・ラッセル(メルセデス)がクラッシュしたのだ。そのまま予選は終了し、フェルスタッペンは前日に続くポールポジション獲得はならなかった。

 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた過去5戦のアメリカGPは、ポールシッターがすべて違う顔ぶれだった(2018年ルイス・ハミルトン、2019年バルテリ・ボッタス、2021年フェルスタッペン、2022年カルロス・サインツ、2023年シャルル・ルクレール)。

 そして今年もノリスがここで初めてポールを獲得したことで、この珍しい記録は継続されることとなった。

 低速から中高速コーナー、長いストレートが満遍なく配置され、しかもコーナーの多くがミスを犯しやすいトリッキーなレイアウト。区間タイムをすべてまとめることが非常に難しいことが、同じポールシッターが続かない主な理由であろう。

 一方で過去の5人のポールシッターで、そのまま勝利を遂げたのは2019年のボッタス、2021年のフェルスタッペンのみ。残りの3人はいずれもスタート直後に順位を落としている。言い換えれば1周目で首位を死守できれば、そのまま逃げ切れる可能性が高いことになる。

 前戦シンガポールGPではポールポジションから首位を最後まで守り切り、「ポールから勝てない男」という悪評を払拭することに成功したノリス。アメリカGPの決勝もまた、まずはスタートが最大の見どころとなることは間違いない。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

リンス、予選9番手もスプリントで苦戦し入賞逃す「予想外の問題に直面した」/第17戦オーストラリアGP
リンス、予選9番手もスプリントで苦戦し入賞逃す「予想外の問題に直面した」/第17戦オーストラリアGP
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、ベルギー以来の予選最速「久しぶりだからとても嬉しい」ペレスはSQ2敗退/F1第19戦スプリント予選
フェルスタッペン、ベルギー以来の予選最速「久しぶりだからとても嬉しい」ペレスはSQ2敗退/F1第19戦スプリント予選
AUTOSPORT web
スプリントで勝利したフェルスタッペン、予選は黄旗に阻まれ2番手「PP争いできたのは良いこと。競争力が戻ってきた」
スプリントで勝利したフェルスタッペン、予選は黄旗に阻まれ2番手「PP争いできたのは良いこと。競争力が戻ってきた」
AUTOSPORT web
ラッセル、0.012秒差の2番手「速さに驚いた。アップデートが機能している」メルセデス/F1第19戦スプリント予選
ラッセル、0.012秒差の2番手「速さに驚いた。アップデートが機能している」メルセデス/F1第19戦スプリント予選
AUTOSPORT web
タイトル狙うマクラーレン、アップデート投入も苦戦。ノリスは“ショッキングなラップ”でスプリント予選4番手
タイトル狙うマクラーレン、アップデート投入も苦戦。ノリスは“ショッキングなラップ”でスプリント予選4番手
AUTOSPORT web
ノリスが今季6度目のPP。フェルスタッペンは復調を証明も0.031秒届かず【予選レポート/F1第19戦】
ノリスが今季6度目のPP。フェルスタッペンは復調を証明も0.031秒届かず【予選レポート/F1第19戦】
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがスプリントを制す。ハースがRBを上回りランキング6位に【レポート/F1第19戦】
フェルスタッペンがスプリントを制す。ハースがRBを上回りランキング6位に【レポート/F1第19戦】
AUTOSPORT web
ローソン、タイム抹消で15番手「マシンは速かったから残念」チームは「初日としては上出来」/F1第19戦スプリント予選
ローソン、タイム抹消で15番手「マシンは速かったから残念」チームは「初日としては上出来」/F1第19戦スプリント予選
AUTOSPORT web
ホンダ、予選Q2まであと一歩。転倒ザルコも「マシンに速さを感じた」/第17戦オーストラリアGP スプリント
ホンダ、予選Q2まであと一歩。転倒ザルコも「マシンに速さを感じた」/第17戦オーストラリアGP スプリント
AUTOSPORT web
【追記あり】ポールスタートのマルティンが圧倒的速さでスプリント勝利/MotoGP第17戦オーストラリアGP
【追記あり】ポールスタートのマルティンが圧倒的速さでスプリント勝利/MotoGP第17戦オーストラリアGP
AUTOSPORT web
降格決定のローソン、Q1で3番手「強力なマシンがありながら最後尾スタートは残念」予選は角田のサポートに専念
降格決定のローソン、Q1で3番手「強力なマシンがありながら最後尾スタートは残念」予選は角田のサポートに専念
AUTOSPORT web
レッドブル&HRC密着:アップデートした『なで肩』カウルを採用。フェルスタッペンは「クルマは1周目から快適」と好感触
レッドブル&HRC密着:アップデートした『なで肩』カウルを採用。フェルスタッペンは「クルマは1周目から快適」と好感触
AUTOSPORT web
霧と雨に濡れたターマック。走順で不利なトヨタは確実な走りを優先「土日の上位進出を狙う位置が重要」
霧と雨に濡れたターマック。走順で不利なトヨタは確実な走りを優先「土日の上位進出を狙う位置が重要」
AUTOSPORT web
F1第19戦、2強対決の予想を覆し、フェラーリが1-2フィニッシュ達成【アメリカGP 決勝】
F1第19戦、2強対決の予想を覆し、フェラーリが1-2フィニッシュ達成【アメリカGP 決勝】
Webモーターマガジン
角田裕毅、Q3まで0.032秒の予選11番手「トウで協力してくれたリアムに感謝」RBはスプリントで選手権7位に後退
角田裕毅、Q3まで0.032秒の予選11番手「トウで協力してくれたリアムに感謝」RBはスプリントで選手権7位に後退
AUTOSPORT web
僕のパーツ使う……? Q3でクラッシュのラッセル、Q1敗退のハミルトンが新パーツを譲ると申し出たと明かす|F1アメリカGP
僕のパーツ使う……? Q3でクラッシュのラッセル、Q1敗退のハミルトンが新パーツを譲ると申し出たと明かす|F1アメリカGP
motorsport.com 日本版
中上貴晶、FP2でマシンから白煙「計画が変わってしまった」/第17戦オーストラリアGP スプリント
中上貴晶、FP2でマシンから白煙「計画が変わってしまった」/第17戦オーストラリアGP スプリント
AUTOSPORT web
好調ハースF1、ヒュルケンベルグがスプリント予選6番手「実は波乱万丈だった。アップデートに関する判断はこれから」
好調ハースF1、ヒュルケンベルグがスプリント予選6番手「実は波乱万丈だった。アップデートに関する判断はこれから」
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村