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15台が参加したスーパーGT GT500クラス鈴鹿メーカーテスト。新色に彩られた車両も登場

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15台が参加したスーパーGT GT500クラス鈴鹿メーカーテスト。新色に彩られた車両も登場

 3月3日より2日間にわたり、鈴鹿サーキットでスーパーGT GT500クラスに参戦する3メーカーの計15台の車両が参加するホンダ主催のメーカーテストが行われた。ホンダNSX-GT勢はHRD開発車両の99号車を含む6台が参加し、トヨタGRスープラ勢もシリーズを戦う6台が揃って登場。また、ニッサンZ GT500はニスモ開発車両の230号車を含む3台が参加した。

 2月6日に開催された『ホンダレーシングサンクスデー2021-2022』で『NSXタイプS』仕様の新ボディをお披露目したホンダ。今回のテストでは開発車両の99号車を含む6台のNSX-GTが集結した。なお、99号車は3月3日の午後のセッションにのみ出走。走行写真では山本尚貴がステアリングを握るシーンが確認できた。

TGR TEAM SARDが2022年のカラーリングを発表。常にアグレッシブな姿勢を表現

 また、2月14日に“オレンジの弾丸”をテーマにした新しいカラーリングイメージを発表したARTAの8号車にとっては、今回のメーカーテストが2022年カラーリングでの初走行となった。ただ、開発可能エリアのフリックボックス周辺の一部やラテラルダクトはカーボン地のままとなっている。

 一方、ニッサンZ GT500勢からはTEAM IMPULの12号車、KONDO RACINGの24号車に加え、ニスモ開発車両の230号車が参加。テスト初日となった3日はブリヂストンタイヤを装着し平峰一貴とベルトラン・バゲットが、そして4日はヨコハマタイヤを装着し、平手晃平と佐々木大樹がステアリングを握る姿が写真で確認できた。

 また、TEAM IMPULの12号車はテスト初日、走行を行わず一日を終えたが、2日目はカルソニックブルーを纏って登場。さらに、KONDO RACINGの24号車はフリックボックスとラテラルダクトにこそ、ダズル迷彩が施されているが、随所にスポンサーロゴも掲示され、より本戦仕様に近い姿での登場となった。

 そして、シーズンエントリーの全6台が参加したトヨタGRスープラ勢は、TGR TEAM ZENT CERUMOの38号車、TGR TEAM SARDの39号車の2台が2022年仕様のカラーリングで初走行を迎えた。両車両ともにフリックボックスとラテラルダクト周辺のみ、カーボン地の状態での走行となった。

 テスト2日目となった3月4日の午前のセッションでは、9時30分過ぎにTGR TEAM WedsSport BANDOHの19号車のみがコースイン。他の車両は10時よりコースインし、多いチームでは59周を走行。続いて行われた午後のセッションでも19号車の1台のみが13時30分にコースインした。

 14時にそのほかの車両がコースインすると、大きなアクシデントもなく、14台は精力的に周回数を重ねた。なお、HRD開発車両の99号車は、4日の午前&午後の両セッションを走行せず、2日間のテストを終えることとなった。

 薄い雲が鈴鹿サーキット全体を覆うも、ところどころで日差しが差し込む肌寒いドライコンディションのもと、午前のセッションではTEAM KUNIMITSUの100号車ホンダNSX-GTが1分44秒632をマークしてトップに。TGR TEAM KeePer TOM'Sの37号車GRスープラが1分44秒825を記録して2番手に、そしてTEAM Red Bull MUGENの16号車ホンダNSX-GTが1分44秒906を記録して3番手につけた。

 午後のセッション序盤は19号車のみがコースイン。14時ごろよりそのほかの車両も続々とコースインし、16時40分まで走行が行われた。午後のセッションではTGR TEAM WedsSport BANDOHの19号車トヨタGRスープラが1分45秒213をマークしてトップに。ARTAの8号車ホンダNSX-GTが1分45秒269を記録して2番手に、TEAM IMPULの12号車ニッサンZ GT500が1分45秒338を記録して3番手につけた。

 なお、午後のセッション開始から1時間20分を過ぎようかというところで、KONDO RACINGの24号車ニッサンZ GT500が200Rを飛び出しスポンジバリアに接触。このアクシデントで午後のセッションは一時中断となり、10分間延長して行われた。

 メーカーテストに参加した全15台のうち99号車を除く14台は、3月5~6日に開催される『鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー』にも登場予定だ。5日は14時5分から、6日は15時30分からGT500車両14台によるデモレース『スーパーGT プレシーズンマッチ』が行われる。2022年シーズンの行方を占う意味でも、開幕を前にして行われる前哨戦の走りにも注目したいところだ。

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