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メルセデス日本、新型GLSを発売。3列目シートは身長194cmまで対応

掲載 更新 26
メルセデス日本、新型GLSを発売。3列目シートは身長194cmまで対応

メルセデス・ベンツ日本は3月23日、フルモデルチェンジした7人乗りの高級SUV「GLS」の国内販売を開始すると発表した。

メルセデス・ベンツGLSは、ブランドのSUVラインナップの頂点に立つフルサイズモデル。2006年に「GL」としてデビューした初代から数えて3代目にあたる新型は、昨年7月にお披露目され、このたび国内導入が開始される運びとなった。

用意されるグレードは、「GLS 400 d 4MATIC」および「GLS 580 4MATIC スポーツ」の2タイプ。パワーユニットは、前者が最高出力330ps、最大トルク700Nmの3.0L直6ディーゼルターボ、後者が同489ps/700Nmの4.0L V8ガソリンターボに22ps/250NmのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)の組み合わせとなる。トランスミッションは全車9速ATだ。

ボディは、全長5,207mm×全幅1,956mm×全高1,823mmの堂々たるサイズ。先代より60mm延長されたホイールベースは居住性と積載性を大きく向上させており、3列目にも身長194cmの乗員まで対応するという本格的なシートが配置される。ラゲッジルームも最大で2,400Lまで拡大可能だ。12.3インチのパネルを2つ繋げたディスプレイを持つコクピットは、横方向に広がるラインをアクセントとした最新デザインで、長時間運転時の疲労を軽減する「エナジャイジング コンフォート」も装備する。

フラッグシップSUVらしく「Sクラス」と同等の安全運転支援システムを全車に搭載したことに加え、上位グレードのGLS 580 4MATIC スポーツに「E-アクティブ ボディ コントロール」を採用したのが技術的なハイライト。48Vの高電圧な電装システムとエアサスペンションの組み合わせにより実現したこのシステムは、コーナリング時に内側に車体を傾けることで乗員が感じる遠心力を低減するもので、重量級のGLSでは特に効果が期待できそうだ。

「BMW X7」あたりが直接のライバルとなりそうだが、本国では既にAMG版の「GLS 63」も公開済み。こちらも近々導入が期待されるから、ラグジュアリーSUVの熾烈な競争から目が離せそうにない。

GLSの車両価格(税込み)は以下の通りとなる。
・GLS 400 d 4MATIC:1263万円
・GLS 580 4MATIC スポーツ:1669万円
(※GLS 580 4MATIC スポーツの納車は本年6月以降の予定)

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