1980～90年代 140台の「ヤングタイマー」出品 注目車は？ RMサザビーズ

140台以上の「ドリームガレージ」

30年以上に渡って収集されたクルマのコレクションがRMサザビーズ主催の4つのオークションに出品される。メルセデス・ベンツ、BMW、フェラーリ、ポルシェ、ホンダの人気モデルはもちろん、非常にレアなクルマも次のオーナーの手に渡ることになる。

オークションはRMサザビーズの4つのロケーション、パリ（フランス）、アメリア島（アメリカ）、フォート・ローダーデール（アメリカ）とエッセン（ドイツ）で2019年の開催が予定されている。

出品される全140台はまだ発表されていないが、欧州、日本、アメリカと、実に多国籍なラインナップとなっている。

ドイツ車ではメルセデス・ベンツが34台、BMWが27台、ポルシェが8台、アウディが1台となっている。イギリス車ではロールス・ロイスが12台、ベントレーが11台、ジャガーが8台、アストン マーティンが4台、ロータスとモーガンがそれぞれ1台ラインナップされており、その他欧州車はフェラーリが7台、ルノーが2台、そしてランボルギーニが1台となる。

日産やアキュラ、マツダ、トヨタ、三菱などの日本車もオークションに出品される。シボレーやキャデラックなどもアメリカ車もオークション会場に登場する予定だ。

RMサザビーズのグローバルトップを務めるゴード・ダフは、「あの有名なBMWアルピナや、メルセデス・ベンツ500SEC AMG 6.0 ワイドボディ、ポルシェ928 GTS、ルノーR5ターボなど、80~90年代にクルマ好きの若者たちが夢見たクルマが2019年に勢ぞろいします」と語っている。

「今のオーナーは次の熱意あるオーナーとこの素晴らしいモデルたちを共有するために出品を決意しました。そしてこうしたクルマたちにとっての新オーナー、そしてオーナーにとっての新たなクルマ、その双方の出会いの場を提供できるのが非常に楽しみです」と付け加えている。

これらのクルマを集め続け、「若い時の夢を実現した」とRMサザビーズが表現するオーナーは、一連のオークションで注目の的となるだろう。

出品車両をご紹介

最初のオークションは2019年2月6日にパリで開かれ、以下車両を含む20台以上が出品予定だ。

・1982年型BMWアルピナB7 ターボS
・1989年型メルセデス・ベンツ500SEC AMG 6.0 ワイドボディ
・43台限定で生産されたマニュアルトランスミッションモデルの2006年型フェラーリ・スーパーアメリカ
・1994年型BMW 850CSi
・1992年型ポルシェ928 GTS
・6速MTに換装されたアストン マーティン・ヴァンキッシュSやモーガン・エアロ・スーパースポーツなどの英国車数台

パリの次は3月9日にアメリア島で開かれるオークションであり、以下の車両を含む10台以上が出品される予定となっている。

・アキュラNSXやトヨタ・スープラ、日産300ZX・ツインターボなどを含む日本製スポーツカー数台
・6速MTの2004年型フェラーリ575M マラネッロ
・そのほか1980年代後半から1990年代前半にかけての欧州や日本のスポーツカー数台

3月29日～30日にフロリダのフォート・ローダーデールで開かれるオークションでは、以下の車両を含む20台が出品予定となっている。

・ベントレーやアストン マーティン、ジャガーなどからのレアな英国高級車
・数台の日産300ZX

ドイツのエッセンで毎年開催される恒例のテクノ・クラシカ・エッセンが、2019年は4月11日に行われ、一連のオークションの締めくくりとなる。以下車両を含む80台以上が出品され、その殆どがドイツ勢だ。

・2011年型ポルシェ911 GT3 RS
・1994年型ポルシェ911ターボ 3.6
・1970年代後半から1990年代にかけてのメルセデス・ベンツAMGモデルたち
・数台のロールス・ロイスやベントレー ・1985年型ルノーR5ターボ
・レアなヴィースマンGT