本来であれば、2020年10月11日(日)の13時10分は、F1日本GPの決勝が三重県の鈴鹿サーキットでスタートする時間だった。ご存知の通り、今シーズンのF1日本GPは中止となりファンとしては寂しい限り。しかしそんなファンのために、東京・日本橋にある三重県のアンテナショップ「三重テラス」が、日本GPが開催されたであろう同日同時刻に粋なイベントを開催した。
今回開かれたイベントは、トークライブ「小倉茂徳×松田次生 2021年の鈴鹿を楽しむ!」。F1中継の解説でおなじみのモータースポーツジャーナリスト小倉さんと、スーパーフォーミュラ(SF)とGTで4度の全日本チャンピオンを獲得した三重県出身のレーシングドライバー松田選手が、F1・鈴鹿サーキット・三重県について思う存分に語ってもらう、トークイベントだ。ソーシャルディスタンスに配慮し、この日会場へ招待されたファンは15人のみ。会場に来れなかったファンのために、ZoomとYoutubeでのライブ配信も行われた。
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鈴鹿でF1を見るはずだったファンに、違った形でF1と鈴鹿を楽しんでもらいたい。そんな三重テラススタッフたちの思いから始まったこのトークイベント。小倉さんが司会進行と質問を、松田選手が質問に応えるスタイルで進んだ。時間が90分とたっぷり用意されていたおかげもあり、その内容はライトなものからマニアックなものまで、おもしろく聞き応えのある話ばかり。松田選手が普段トークショー等で話すGTやSFの話は意外と少なく、F1の話や鈴鹿での思い出話がほとんどを占めたところも、このイベントならでは。小倉さんとの掛け合いも絶妙で、終始笑いが絶えなかったトークだった。
三重テラスのオフィシャルYouTubeチャンネルでは、当日配信したトークイベントをノーカットで視聴できます。
トークの内容は大きく分けると、以下の順番で進んだ。
・今シーズンのF1について
・タイヤの話
・メルセデスのクルマの話
・ピット作業、スタッフの話
・レッドブルホンダの話
・F1ってホイールベースが長いんです
・F2の話、角田選手の話、松田選手の過去の話
・松田選手のライコネンとの思い出
・SRS-F、スカラシップの話
・佐藤琢磨選手の話
・2022年からの新規定について
・F1のテクノロジーについて
・現役F1ドライバー、ストーブリーグの話
・ドライバー同士のライバル関係
・幼い頃から通った鈴鹿の思い出
・2人が振り返る鈴鹿F1の名場面
・本田宗一郎氏のエピソード
・ドライバーが支持する鈴鹿サーキットの良さ
・鈴鹿のオススメ観戦ポイント
・オンボードカメラの話
・鈴鹿サーキットを走れる電動カート
・質疑応答のコーナー
・鈴鹿市役所から中継
・鈴鹿F1のあとにぜひ立ち寄りたいスポット
・セントレアから津に泊まるのがベスト?
三重県と鈴鹿市は、全国でも珍しい「モータースポーツ推し」の地方自治体。鈴鹿市には「鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会」という部署まであるくらい、モータースポーツの普及に力を入れている。特産品を販売する県のアンテナショップ「三重テラス」も例には漏れず、これまでもレースのパブリックビューイング(PV)などを積極的に行い、モータースポーツ普及に真剣だ。まだ未定ではあるものの、これからもPVは行っていく方針のようなので、モータースポーツファンは三重テラスの情報発信も見逃さないようにしよう。
なお「三重テラス」では、三重の特産品販売だけでなく、三重県の観光案内や期間限定イベントも開催。2020年10月5日~11月3日までは、モータースポーツ応援イベントとして2FイベントスペースでF1カメラマン熱田 護さんの「F1写真展」が開かれている。本誌や本サイトでもおなじみの熱田カメラマンの写真は、F1ファンなら鳥肌が立つほど感動する作品ばかり。こちらも見逃せない!
三重テラス オフィシャルサイト
https://www.mieterrace.jp/
<写真=ドライバーWeb編集部>
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