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放置駐車違反は逃げるが勝ち!? 警察に出頭すると思わず被る、5つの被害!

掲載 更新 84
放置駐車違反は逃げるが勝ち!? 警察に出頭すると思わず被る、5つの被害!

以前、このコーナーで「放置駐車で出頭すると、こんなに損する5つのデメリット」という記事をアップし、おかげさまで大好評を博したが、「さぞかし出頭せずに放置違反金を払って済ませる人が増えたことだろう」、と思いきや、なんと、相変わらず20万人近くの人が素直に青切符を切られ、反則金を収めていることが、警察庁の発表資料で発覚した。もう1度言います。出頭すると、想像以上に大きな災難に見舞われますよ!

受けなくてもいい罰を受けることはありません!

えっ? たったそれだけ? 実はあんまり怖くない(?)移動オービスの、マイナスなプライマリーバランス、とは?

 2019年、全国の「放置駐車違反」取締り件数、つまり、主に駐車監視員によって黄色い「放置違反確認標章」を貼られた件数は、約115万件。内、19万人強のドライバーが警察署や交番に出頭し、青切符を切られている。もちろん、この場合、1万5,000円の反則金と2点の基礎点数を科せられることになる(駐車禁止場所。駐停車禁止場所だと反則金1万8,000円/基礎点数3点となる)。反則金は放置違反金と同額だが、免許に傷がつくという、まさに「余計な罰」を食らうことになるわけだ。

 ちなみに、記事をアップした2年前(統計は3年前)はどうだったか、というと、取り締まり件数、約140万件に対して、自ら警察に出頭し、青切符を切られたケースは22万件(約20%)。確かに、総数に対して3%弱ほど、件数では3万件の減少を見てはいるが、それでも当情報局の記事だけではなく、ネットでも同類の記事(中にはパクリ記事もあるが)をたくさん見かけるというのに、未だに知らない人がこんなにたくさんいるとは、ちょっとオドロキだ。

 とにかく、「出頭しないorする」は見た目以上に大違い(天国と地獄?)。確かに、罪を認めて素直に出頭し罰を受ける人の方が、交通社会人としてはまともなのかもしれないが、クルマは走っているばかりじゃ役目を果たせないもの。にもかかわらず駐車問題が未だに解決しないのは、この国の基幹産業である自動車製造業を超優遇するばかりで、クルマ社会のインフラ整備やドライバーのマナー向上策には無頓着な無能政府に、その責任の一端があるといえるのだ。もちろん、迷惑駐車は論外だが、必要に駆られて、それでも誰の迷惑にもならない場所を選んでの駐車まで違反に問う方が理不尽だとは言えないだろうか?

 というわけで、今、あらためて、出頭することにより被るデメリットを挙げておくので、ぜひ、参考にしてほしい。もちろん、裏技でもズルでもなく、「警察がそれで(も?)いい」と言っていることなので、ありがたく制度に従うことが賢明です!

☆出頭するとこんな目に遭います!
1. 青切符を切られた上に、放置違反金ではなく、反則金を支払わなければいけなくなる。金額は同じだが、反則行為で検挙されちゃう訳だから、当然、運転者としての責任を問われることになり、後日、行政処分(2~3点)を受けなければならない。

2. ゴールド免許だった場合は、次回更新時から通常免許となり、また一般運転者講習(800円)、あるいは違反者講習(1,350円)を受けることになる。(ゴールド免許なら優良運転者講習となり、手数料も500円程度で済む)

3.累積点数があった場合、下手すると免許停止、最悪、免許取り消しもありうる。

4.自動車保険料のゴールド免許割引きを受けられなくなる。

5.切符にサインすることを拒めば、99.5%不起訴になり反則金は免れるものの、行政処分からは逃れられない上に、結局、放置違反金の支払い命令が持ち主に届くことになる。つまり、やるだけ無駄。

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