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アルボン8位「実力で入賞。かつてないほどの競争力を発揮できた」ウイリアムズ/F1第14戦

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アルボン8位「実力で入賞。かつてないほどの競争力を発揮できた」ウイリアムズ/F1第14戦

 2023年F1オランダGP決勝で、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは4番グリッドから8位入賞を果たした。ローガン・サージェントは予選で初めてQ3に進み、10番グリッドからスタートしたものの、クラッシュによりリタイア。初ポイントにつなげることはできなかった。

■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=8位(72周/72周)
4番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→インターミディエイト→インターミディエイト

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 レース序盤の早いうちにピットに入るべきだったという意見もあるだろう。だけど、僕らは自分たちの考えに従い、タイヤマネージメントに関して言えば、その判断は正しかった。ソフトで40周以上も走れたわけだからね。これはクルマが良くなければできないことで、実際に週末を通じてとてもいい感じだった。フロントとリヤのデグラデーションを簡単にコントロールできたんだ。ツールを使い、ドライビングを合わせ込むことで、必要に応じていつでもバランスをシフトさせることができた。その後、ピットに入ってミディアムに履き替え、5位、4位とポジションを上げていった。また雨が来るまでは、完璧なレース運びだと思っていた。

 2度目のピットストップの判断については、よく見直してみる必要がある。状況はとてもトリッキーだった。僕はピットに入らないと決めて、その周の前半では、前を行く2台をオーバーカットできると考えていた。ところが、その30秒後にはソフトよりもフルウェットを履くべきコンディションに変わり、アンダーカットのチャンスを逸してしまった。まあ、そういうこともあるさ。

 6位でフィニッシュできなかったのが、ちょっと残念ではあるものの、8位でも僕らにとっては素晴らしい成績だ。特にこの週末、運に頼らず実力でそこまで行けたことを考えればね。これほど競争力を発揮できた週末はかつてなかったし、クルマのフィーリングも僕がウイリアムズに来てから一番良かった。次へつながるポジティブなことがたくさんあったよ。


■ローガン・サージェント(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=リタイア(14周/72周)
10番グリッド/タイヤ:ソフト

 雨が降り始めたことで、レース序盤はトリッキーなものになった。インターの方が良い選択のように見えたかもしれないが、そこをスリックで何とか乗り切ろうと試みたんだ。僕としては、昨日のこと(注:予選でのクラッシュ)もあったので、とにかく慎重に行って徐々にペースを上げていこうとしていた。ただ、あのウェットコンディションでは、それがさらにタイヤの温度を失うことにつながった。そして、残念ながらレースは望んでいたのとは違うかたちで終わることになった。おそらく縁石をヒットした衝撃で、ハイドロ系とパワーステアリングに問題が起き、そのアシストがなくなってからは、もう僕にできることは何もなかった。

 まだリプレイを見ていないけど、何が起きたのかをきちんと調べる必要がある。今日のためにクルマを直してくれたチームに心から感謝したい。




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みんなのコメント

1件
  • アルボンのマシン開発能力は優れていると思う。これは、レッドブルでテストドライバーをやっていたとき、クリスチャン・ホーナーが認めていた。ホーナーは、その功績と、これほど能力があるドライバーを埋もれさせたくなかったんだろう、各所にあたりシートを確保した。なぜ、アルファタウリではなかったのか?少し疑問に思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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