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【オープンとハードトップ、どちらがお好み?】マツダMX-5 RF(2) 長期テスト

掲載 更新 4
【オープンとハードトップ、どちらがお好み?】マツダMX-5 RF(2) 長期テスト

積算1万557km 溢れ出たサイクリストの声

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)

【画像】マツダMX-5(ロードスター) 全62枚

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)


「なんて素敵なんだろう」

マツダMX-5(ロードスター)RFのカーラジオから聞こえてきたのではなかった。信号機で停車していた時、横に並んだサイクリストが漏らした言葉だと気付くのに、少し時間がかかった。

話を聞いてみると、彼はソフトトップ仕様のマツダMX-5(ロードスター)のオーナーだという。長期テストのマツダMX-5 RFが屋根を開けて走り去る姿を目にし、近くで観察しようと、一生懸命ペダルを漕いでクルマの後ろを走ってきたらしい。

このマツダMX-5 RFのスタイリングが、とても好きだと話していた。むしろ彼が所有する、ソフトトップのロードスターより好きだとさえ話していた。

今回のサイクリストだけでなく、いろいろな駐車場で声をかけられることがある。一方で、とある英国読者からもらったメールには、RFは魅力的ではない、と書かれていた。

ボディデザイン、見た目の好みは、個人的な意見に大きく左右されることを物語っている。誰もが自由に、好きになったり、嫌ったりしても良い。この手のスポーツカーの場合、例え表面的なことであっても、見た目の格好良さは重要な要素となる。

そこで筆者は、まったく科学的ではないけれど、少し調査をしてみることにした。ツイッターの投票機能を使って、ソフトトップのマツダMX-5と、リトラクタブル・ハードトップのMX-5 RFのどちらが好みか、英国でアンケートをしてみたのだ。

好みを二分するオープンとハードトップ

その結果は、ほぼ50:50で引き分け。正直、筆者は満足できる結果ではなかった。だが、マツダが狙ったとおり、RFがオープンモデルとは異なる魅力を備えていることを、示している結果だとはいえるだろう。

1つ残念な出来事があった。不注意なドライバーがバックでMX-5 RFに接触し、ボンネットに凹みを作って去っていったのだ。せっかくの美しいボディが、台無しになってしまった。詳しくは後日。

積算1万1426km 走り出せば爽快ドライブ

筆者はマツダMX-5(ロードスター)RFを代表するファンとまではいえないが、このシンプルなクルマの作りを称賛している。

BMW M3には3種類のステアリング設定モードがあり、メルセデスAMG GT Rには9種類ものトラクション・コントロールの設定がある。だが、マツダMX-5なら、座ってそのまま走り出すだけで、爽快なドライブが楽しめる。

ドライブモードに気を使わずに、運転に集中できる。理想的なクルマだといって良いだろう。

積算1万2132km 安くないボンネットの修理代

駐車場に停めていたマツダMX-5(ロードスター)RFに誰かがぶつかり、ボンネットを凹ませて去っていった。いわゆる当て逃げ。こちらは災難でしかない。

マツダのコールセンターへ電話すると、保険会社へ連絡を取り、クルマの修理を請け負ってくれる場所を手配してくれた。数時間の間に、見積もりの連絡が来た。

仕事の移動車でもあるから、予定が詰まっている。修理代金は2000ポンド(28万円)を超えていた。新しいボンネットに交換するようだ。マツダの「魂動デザイン」は、安くはないのだった。

テストデータ

テスト車について

モデル名:マツダMX-5(ロードスター)RF 1.5スポーツ・ナビ(英国仕様)
新車価格:2万4895ポンド(356万円)
テスト車の価格:2万5965ポンド(371万円)

テストの記録

燃費:15.7km/L
故障:なし
出費:なし

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みんなのコメント

4件
  • 私は基本的にオープンカーはオープンにして乗ってますが、ソフトトップはすぐ穴が開いて以前修理代がかかったので、ロードスターならRFかな。
  • プアマンズFRポルシェ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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