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メーカーの心意気に感謝しかない! いま増加中の旧車の純正パーツ再販は「ほぼ利益度外視」の事業だった

掲載 更新 26
メーカーの心意気に感謝しかない! いま増加中の旧車の純正パーツ再販は「ほぼ利益度外視」の事業だった

 代表的な国産名車は一部の部品が再生産されラインアップも拡大

 古いクルマを維持していく上で、誰もがぶつかるのが部品供給の問題だ。メーカーもそのモデルが生産終了してから一定期間は部品の供給はしてくれるものの、徐々に供給される部品が減っていき、最終的には保安部品さえ供給されないという状況になってしまう。

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 そうなるまでの年月はメーカーや車種によってもさまざまだが、そうなってしまうと中古品や他車部品の流用、既存部品の加工などで凌がなくてはならなくなってしまい、どんなに愛着があっても乗り続けることが難しくなってしまうのである。

 しかし、最近ではマツダが初代ロードスター用を、日産(NISMO)が第2世代スカイラインGT-R用を、ホンダがビート用を、トヨタがスープラ用の部品を一部再生産するようになり、これらの車種を愛用するユーザーからは喜びの声が聞かれたが、果たして実際のところはどのくらい活用されているのだろうか?

 すべての部品を復活できない事情がメーカーにもある

 じつは現在再販されているパーツは、クルマを構成する部品のすべてというわけではなく、一部に過ぎない。メーカーとしても需要が高いものから再生産をしているというが、当時の生産工場が廃業していたり、素材が現在では使用できないものだったりとひと筋縄ではいかない部分もあり、多くのユーザーが求めているものが必ずしも再生産されているわけではないようだ。

 とはいえ、それまでは新品を手に入れることができず、時として中古品に新品以上の金額を払っていたユーザーによってはありがたいことには変わりはない。メーカーもユーザーの声に耳を傾けて、次に再販するパーツを検討してくれているようだ。

 しかし、メーカーとしてもあくまで業務の一環として再生産をしているため、あまりにマイナーな車種の部品が再生産されることはないだろう。とあるメーカー関係者も「ギリギリ利益が出るかどうかというレベル」だというから、今後も部品の再生産を望むのであれば“買って応援”するのがベストなのかもしれない。

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みんなのコメント

26件
  • 3Dプリンターや日産が開発してる金型無しでロボットでボディパネル整形する技術がもっと進歩すれば再販だけでなく当時より優れた製品も生まれていくだろうから期待したい。
  • 利益度外視の皺寄せは、部品メーカーにいってます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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