2019年第4四半期の収益
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
【画像】レンジ・ローバー・イヴォーク、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ【比べる】 全27枚
ジャガー・ランドローバーは、2019年第4四半期の税引前利益、3億1800万ポンド(455億円)を計上した。
新しいレンジ・ローバー・イヴォークの人気、中国での販売の回復、および大幅なコスト削減によるものだ。
第4四半期の収益は、前年同期比2.8%増の64億ポンド(9159億円)。
総売上高は2.3%減少している。
新しいイヴォークは前年同期比30%の売り上げ増を記録し、中国での販売も前年同期比24.3%増加している。
最近アップデートされたランドローバー・ディスカバリー・スポーツも好調だ。
ここでは、2019年第4下半期の税引前利益、3億1800万ポンド(455億円)と、2018年の第4四半期の2億7300万ポンド(390億円)の営業損失を比較している。
プロジェクト・チャージ
ジャガー・ランドローバーは、第3四半期の利益計上の際に開始した、事業再編計画により、営業費用を1億5400万ポンド(220億円)、投資を2億ポンド(286億円)削減することに成功している。
プログラムの開始以来、29億ポンド(4148億円)の削減に成功し、予定より3か月早く、当初の目標である25億ポンド(3577億円)を上回る結果を出した。
また同社は、次のステップとしてプロジェクト・チャージを立ち上げた。
これにより、2021年3月までに、11億ポンド(1573億円)のコスト削減とキャッシュフローの改善を含む、合計40億ポンド(5724億円)の削減を目指している。
「プロジェクト・チャージにより、業績、コスト、キャッシュフローの改善を成功させることができれば、エキサイティングな新しいモデルや、パワートレインの技術開発などを費用の面でサポートすることができます」 と、今年9月に辞任するCEO、ラルフ・スペッツは述べている。
新型ランドローバー・ディフェンダーと、ジャガーFタイプのフェイスリフト・モデルの販売をひかえ、同社は2020年第1四半期のさらなる成長に自信をみせている。
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