ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1サンパウロGP予選でのクラッシュの影響により、決勝出場を諦めると示唆した。
前日の激しい雨により日曜日早朝に延期となった予選セッションでも、雨がインテルラゴス・サーキットに降り注ぎ、赤旗中断が連続する荒れた展開となった。
Q1ではウイリアムズのフランコ・コラピントが、Q2でもフェラーリのカルロス・サインツJr.とアストンマーティンのランス・ストロールがクラッシュを喫した。9台での争いとなったQ3でも、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、そして暫定2番手につけていたアルボンがクラッシュを喫した。
「僕らには問題があったと思うし、僕はそう理解している。僕らは見直してみる必要がある」
ターン1でのアクシデントについてアルボンはそう語った。
「ブレーキペダルを踏んだ瞬間、通常は故障を知らせる耳元でビープ音がしたんだ。リヤがロックアップして、大きなクラッシュを喫した。僕らとしては、残念なことにこれでレースはおしまい……そんな感じだ」
現地時間12時30分に前倒しされた決勝スタートにマシン修復は間に合わないという意味か? と訊かれたアルボンはこう答えた。
「いや、直らないね」
しかしウイリアムズは、アルボンのマシン修復をレースまでに間に合わせるために諦めていないようだ。
アルボンはクラッシュがあったものの、予選順位では7番手。仮にアルボンが欠場となれば、アルピーヌと1ポイント差でコンストラクターズランキング8位争いを繰り広げるウイリアムズにとっては大きな痛手となる。
ウイリアムズは予選で2台揃ってクラッシュを喫した一方、アルピーヌはエステバン・オコンがRBの角田裕毅と並ぶ2列目から決勝をスタート予定。大量ポイント獲得の可能性もある。
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