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フォーミュラE、来シーズンの中国開催を断念。シリーズ最多16戦のカレンダーは維持

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フォーミュラE、来シーズンの中国開催を断念。シリーズ最多16戦のカレンダーは維持

 フォーミュラEは、12月15日のFIA世界モータースポーツ評議会での決定を受けて、2022年カレンダーの最新版を発表。これまで、開催予定とされていた中国でのレースが、カレンダーから消えることとなった。

 新型コロナウイルスをめぐり、複雑な状況が続いているにも関わらず、これまで発表されていたフォーミュラEの暫定カレンダーでは、第5戦として中国ラウンドの開催が予定されていた。

■第3世代のフォーミュラEマシン『Gen3』のティザー画像公開。”戦闘機”をイメージ

 ただ、その開催地は未定とされており、2019年までレースを開催していた三亜の他、上海や深セン、成都といった都市でのレース開催が検討されていた。

 しかし発表された最新のカレンダーでは、中国の名前はなくなっている。フォーミュラEは当初、3月5日に第4戦として南アフリカのケープタウンで、第5戦として3月19日に中国でレースを行なうことを予定としていたが、結果的に両レースがキャンセルとなり、3月中のレースはなくなった形だ。

 その代替として、元々レースを開催する予定となっていたベルリンとローマをダブルヘッダーのイベントとすることで、シリーズ史上最長となる計16レースのカレンダーが維持されている。

 2022年のその他の注目すべき変更点としては、5月にF1をほぼ同じレイアウトで行なわれたモナコePrixの大成功を受けて、モナコでのフォーミュラEが毎年開催されるようになったことが挙げられる。これまで、フォーミュラEはヒストリック・グランプリと隔年でレースを開催していたが、2021年はF1も含め5週間で3つのイベントすべてを開催した。

 フォーミュラEの共同創設者であり、チャンピオンシップ最高責任者のアルベルト・ロンゴは、次のように述べている。

「2022年のカレンダーは、これまでで最も大規模なもので、すべての開催都市と協力して、16のドラマチックなレースをお届けすることを楽しみにしている」

「ドライバーのラインアップは間違いなくこれまででもっとも強力であり、競技規則の改定によりプラットフォームが一新され、強化されることになる」

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