この記事をまとめると
■メーカー系ディーラーの一部では初売りが行われる
【逆効果になることも】新車ディーラーでのNGな値引き交渉5選!
■来年実施されるのはおもにスズキ系、ダイハツ系、ホンダ系、日産系だ
■初売りでのお買い得車種を紹介する
例年にない“奪い合い”が発生する可能性も!?
2020年に続き、新型コロナウイルスに振り回された2021年も間もなく終わりを迎えようとしている。そして2022年年明け早々には、メーカー系ディーラーの一部では“初売り”が積極的に行われる。ある地域では、3日は一部スズキ系ディーラー、そして4日はホンダ系、ダイハツ系、一部日産系、そして3日に初売りスタートしなかったスズキ系が初売りを開始する。
残りのメーカー系ディーラーは5日や6日に店を開けるが、これは初売りというよりは、すでに“仕事始め”といったほうがニュアンスとしては正しいかもしれない(それほど初売りも強調してこない)。
ここでは、“初売り”と銘打って、早めに店を開けるスズキ系、ダイハツ系、ホンダ系、日産系でのお買い得車種はどれかを見ていこう。
1)スズキ系
2022年は12月10日発表、同月22日発売で新型スズキ・アルトがデビューしているので、初売りはこの新型アルトのお披露目で集客を図るものと考えられる。“お年玉特価車”として、ワゴンR、スペーシア、ハスラーなどで台数を限定して設定されることが多い。
いまはサプライチェーンの混乱で、軽自動車とはいえ即納可能なケースはなかなかないので、現車販売となるお年玉特価車があれば、例年になく奪い合いになるかもしれない。
もちろん、お年玉特価車は“人寄せパンダ”の役割も果たしているので、お年玉特価車以外の一般的なカタロググレードの商談でも、「初売りなので」と、値引きが拡大しやすい。
登録車では、スイフトやソリオがねらい目となるだろう。
e-SMART搭載のロッキーにも注目!
2)ダイハツ系
そもそも、スズキとダイハツは3日から積極的に初売りを展開していたのだが、その理由が、「ライバル(スズキならダイハツ、ダイハツならスズキ)が初売りするから」と店頭でセールスマンから聞いたことがある。そのため、ダイハツ系ディーラーでも軽自動車のお買い得車が初売りでは目立っている。
新車だけではなく、届け出済み未使用軽自動車やディーラーで短期間社用車として使っていた中古車なども、買い得価格で用意されるかもしれない。
タントなど売れ筋がメインとなるが、在庫次第ではミラ トコットや、新型アルトを意識してミラ イースなどの買い得車もあるかもしれない。
ダイハツ系ディーラーの初売りの目玉は、一部改良でシリーズハイブリッド“e-SMART”搭載車を追加設定したロッキーとなるだろう。もちろん量販の期待できるトールなどもねらい目である。
3)日産系
看板車種のノートやノート オーラは、日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したので、これをメインにして、納期も早めで値引き拡大しているセレナや、フルモデルチェンジの近いエクストレイル、さらに意外によく売れている、軽自動車並みの予算で買えるマーチあたりが初売りでは注目車種となりそうだ。
とくにセレナは、ライバルのトヨタ・ノア&ヴォクシーの新型が2022年1月13日正式発売、新型ホンダ・ステップワゴンが2022年1月7日にジャパンプレミアされるので、それらが登場する前に大幅値引きで受注を取ろうとしてくるだろうから、狙い目である。
4)ホンダ系
新型ステップワゴンは1月7日にジャパンプレミアとなるが、正式発売は春ごろとされているので、実車展示はまだまだ先になりそうだ。N-BOXをメインに、ヴェゼルやフィットをメインに初売りは推してきそうである。
ただ、現行ステップワゴンの在庫や、2021年中に生産終了したオデッセイの在庫があれば、“お年玉特価”が提示されそうなのでねらい目である。新型ステップワゴンに興味のある人は、初売りで様子を探り、気に入れば早々に注文を入れて、納期遅延をできるだけ回避することも可能である。
国内販売トップのトヨタ系ディーラーでは、6日もしくは7日あたりから仕事始めとなるが、年明け早々は新型ノア&ヴォクシーの予約受注に奔走することになるだろう。とくに正式発売の1週間ほど前に新型ステップワゴンのお披露目(発売は2022年春予定)があるので、できるだけ早く受注に結び付けたいはすである。
セレナもモデル末期となり、値引きが拡大しているだけでなく、在庫に余裕があり短期間での納車が可能となっているので、ノンビリと構えていると、購入希望客をどんどんステップワゴンやセレナに取られてしまうことになるからである。
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みんなのコメント
例年在庫処分の理由により、お年玉特価で販売しているディーラーは困っていると思います。