ロングホイールベース版
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】新型ディフェンダー130【110や90と写真で比較】 全96枚
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
ランドローバーの新型ディフェンダー130が、欧州の公道でテスト走行を行っているところを目撃された。同様のテスト車両は6月にも確認されている。
黒と白のカモフラージュが施され、黒のホイールを履いている。ホイールベースを延長したモデルで、来年欧州市場に導入される見込みだ。
正確な発売日は不明だが、2019年の「ディフェンダー90」と「ディフェンダー110」の発表直前に社内プレゼンテーション資料がリークされ、2022年に8人乗りのモデルが登場することが確認された。
130はディフェンダーシリーズの上級大型モデル、90はエントリーモデル、110は「ディフェンダーの決定版」という位置づけになる。そのため、価格もかなり高く設定されると見られる。
先代のディフェンダー130は、110よりホイールベースが延長されていたが、新型ではリアオーバーハングが目に見えて大きくなり、全長は5.1mとなった。これは110よりも342mm、メルセデスGクラスよりも227mm長い。
PHEVも導入見込み
今回目撃されたプロトタイプには、ランドローバーが新たに開発したマイルド・ハイブリッドの3.0L直6ガソリンエンジンが搭載されている。
このパワートレインは、ディスカバリーで最高出力360ps、0-100km/h加速は6.5秒をマークしているが、130にはPHEVのP300eや最高出力550psのスーパーチャージャー付きV8を含む、あらゆる種類のパワートレインが搭載されると予想される。
また、ディフェンダーのバリエーションとしては、フォード・レンジャーやフォルクスワーゲン・アマロックに対抗するピックアップトラックの登場も期待されている。
ビークルプログラムのエグゼクティブ・ディレクターであるニック・コリンズは、ディフェンダーのピックアップには「構造上の制限はない」と語り、ランドローバーがディフェンダーを完全な「ファミリー」として販売するという意図に言及して、そのようなモデルの可能性を示唆した。
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