6月15日に決勝レースがスタートする第87回ル・マン24時間レースの前夜、FIA国際自動車連盟はLM-GTE Pro、GTE AmクラスのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)を再調整し、これを交付した。
14日付けで発表された最新の調整では、GTE Proクラスのポールポジションを奪ったアストンマーティン・バンテージAMRとGTE Amでクラストップからスタートするポルシェ911 RSRに対してスピードを抑制する調整が行われている。
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マルコ・ソーレンセンによって1周13.626kmのサルト・サーキットを3分48秒000というタイムで駆け抜けた第2世代のバンテージは、決勝レースに向けてターボブーストの最大過給圧が抑制され、エンジンの出力が制限されることとなった。
その一方でアストンマーティン・レーシングが走らせる2台のバンテージは1251kgとなっている最低重量が5kg減らされているが、同様の処置はライバルのポルシェ911 RSR、フェラーリ488 GTE Evo、フォードGT、BMW M8 GTEにも適用される。
なお、GTE Proクラス6車種のなかで、もっとも軽い1242kgのミニマムウエイトとなっているシボレー・コルベットC7.Rはこのなかに含まれていない。
■トップ3独占のGTE Amポルシェが重量増
4人の日本人ドライバーが参戦しているGTE Amクラスではポルシェ911 RSRに追加ウエイトが課されたほか、シングルエントリーとなっているフォードGTには救済措置がとられた。
星野敏のチームメイト、マッテオ・カイローリの好アタックでクラスポールを獲得した88号車ポルシェをはじめ、同じデンプシー・プロトン・レーシングの77号車が2番手、さらに86号車を走らせるガルフ・レーシングが続き、予選ワン・ツー・スリーを占めたポルシェ勢。
この結果を受けてFIAはBoPの再調整を行い、ミッドシップスタイルの911に10kg分のウエイト追加を決めた。これによりAmクラスの911 RSRは1289kgで決勝を迎えることになる。
反対に北米IMSAから参戦するキーティング・モータースポーツのフォードGTは、クラス最重量の1295kgで予選を戦いクラス9番手となっていたが、今回の調整で車重が1285kgに改められ、厳しい枷がひとつ取り除かれかたちとなった。
一方、石川資章のMRレーシングや木村武史&ケイ・コッツォリーオが乗り込むカーガイ・レーシングなどが使用するフェラーリ488 GTEについては、前回の調整からいずれの数値も据え置かれている。
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