MotoGPクラスに参戦するアルマ・プラマック・レーシングが11月13日、2019年シーズンより新設される電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Cup』(MotoE)の参戦体制を発表した。アレックス・デ・アンジェリス、ジョシュ・フックの布陣でMotoEに挑む。
2019年シーズンより新しく始まる電動バイクによるチャンピオンシップ、MotoEが11月23~25日の第1回公式テストを前に参戦体制ラッシュを迎えている。この度発表されたのは、MotoGPにドゥカティのサテライトチームとして参戦するアルマ・プラマック・レーシングだ。
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起用されたのは元MotoGPライダーのデ・アンジェリスと、2017/2018シーズン世界耐久選手権(EWC)にF.C.C. TSR Honda France(TSRホンダ)から参戦し、EWCタイトルを獲得したフックのふたり。
デ・アンジェリスのロードレース世界選手権参戦歴は長く、初参戦は1999年。2008年にはMotoGPクラスでフル参戦を果たす。その後はMoto2クラス参戦やMotoGPクラスでの代役参戦などを続け、近年では2016年、2017年にスーパーバイク世界選手権(SBK)へエントリーしていた。また、2013年のMotoGP第9戦ラグナ・セカでは、プラマック・レーシングからアンドレア・イアンノーネの代役参戦した経験を持つ。
デ・アンジェリスのチームメイトとなるフックは、過去には全日本ロードレース選手権JSB1000クラスへの参戦経験を持ち、2016年からは主にEWCで戦ってきた。前述のとおり、今年の鈴鹿8耐では、TSRホンダのタイトル獲得に貢献。フックは2018/2019シーズンEWCにもTSRホンダから参戦中であり、MotoEとのダブルエントリーとなる。
「このチームでは2013年のラグナ・セカでのすばらしい思い出がある。戻ってこられてうれしいよ。僕は1年間、レースをしていなかったけれど、へレスでサーキットに戻れる。このチームはすごい闘争心を持っている。いい結果を出すために、最善を尽くすよ」とデ・アンジェリスはMotoEフル参戦に意気込む。
片やフックも「MotoEは全員にとって新しい。だから、バイクの開発はすばらしいものになるだろうし、僕たちはきっといいレースができると思うよ。来週、へレスで行われるテストが楽しみだ」と新しい挑戦に意欲を示した。
MotoEの参戦体制が相次ぎ、残るシートはマークVDSレーシング・チーム、アジョ・モータースポーツ、SIC58スクアドラ・コルセの3チーム各ひとつずつと、グレシーニレーシングが未発表のシートひとつとなっている。
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