「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」の再来を目指して
photo:Kazuhisa Masuda
【画像】【画像大量】鈴鹿を駆け抜ける往年の名レーシングカーたち 写真でレポート 全300枚
7月5~7日の3日間に渡って、鈴鹿サーキットにて「鈴鹿クラシック2024チャレンジ」が、GTワールドチャレンジアジアと併催という形で初開催となった。
こちらは、かつて2015~2019年に同じく鈴鹿サーキットで開催され惜しまれつつ終了した、往年の名レーシングカーたちが実際に走行するイベント、「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」の再来を目指したもの。当時走行したクラシックレーシングカーたちのエンジンに、ふたたび火を入れる機会がやってきたのだ。
具体的にはヨーロッパの国際格式レースでかつて活躍したレーシングカーたちを対象とした模擬レース形式の走行会とし、欧州車を中心に、アメリカ車、日本車などが参加。レプリカ、キットカーは不可とし、極力、当時を再現することなどが参加条件となっている。
また、日常の整備が行き届き、サーキット走行に耐えうる状態の車両を対象としていることを明文化し、格式あるイベントにしていきたいという実行委員会の意志が伝わってくる。
エントリーはクラス1~3が各15台、クラス4が9台、計54台
クラス分けは以下のように設定された。
クラス1:GTツーリング65
1965年までに生産された量産車(その同型車)*FIAグループ2まで
想定車両:ポルシェ356、エラン、コルチナ、ジャガー、ヒーレー、ミニ系、BMC系などのツーリングカー、アルファ101、750系ほか
クラス2:GTツーリング75
1966~1975年までに生産された量産車(その同型車)*FIAグループ2、4まで
想定車両:ポルシェ911、アルピーヌA110、アルファ105系、エスコート、アバルト1000TC、BMW 2002、ミニほか
クラス3:スポーツプロト60s
1960年代のプロトタイプスポーツ *2座席プロトタイプ
想定車両:シェブロンB8、B16、ローラT70、ロータス23B、ポルシェ904、906、910、アルピーヌM63、アバルトOT1300、1000SP、2000SP、ジネッタG12
クラス4:レーシング70-80s & Cカー
1:70~80年代 FIAグループ6想定車両:マーチ75S、シェブロンB23、ローラT290ほか
2:82~91年までFIAグループC想定車両:ポルシェ962C、トヨタ85C、MCSほか
スケジュールは初日が搬入とドライバーズミーティング。2日目からが本番となり、午前中にクラス1、2の予選、午後にクラス3、4の予選を行ったのち、夜は懇親会パーティー。3日目に午前中にクラス1、2の決勝、午後にクラス3、4の決勝、という流れだ。
エントリーはクラス1~3が各15台、クラス4が9台、合計54台となった。
ル・マン・クラシックあたりを思わせるパドック
鈴鹿のパドックに設けられた専用スペースにテントが張られ、その中に入っている往年のレーシングカーたち。テントと聞くと、ピットじゃないの? と思う方もいるかもしれないが、その雰囲気はフランスのル・マン・クラシックやイギリスのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードあたりを思い出させて、見ているだけで気分が高まる。
天候には恵まれて2日とも快晴となったが、7月ということもあり、この日はまさに灼熱の気候。この中でクラシックレーシングカーをドライブするというのは、決して快適とは言えない状況だが、それでもコースインしていく様子は実に勇ましく見える。
残念ながら午後のクラス3&4の決勝が3周で赤旗中断となり、そのままレース終了となってしまったが、復活イベントの第1回としては成功だったように思える。来年の開催にも期待したい。なお各クラスの優勝者は以下のとおり。
GTツーリング65
#18/ロータス・エラン26Rシリーズ2/岡野晋介選手
GTツーリング75
#122/マツダ・サバンナRX-3/杉山栄一選手
レーシング70-80s & Cカー
#40スパイスSE91C/田中裕司選手
スポーツプロト60s
#16/シェブロンB16キヤノン/星野 茂選手
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?